学校の授業のスピードに合わせることの是非
こんにちは! 今日は「学校の授業のスピードに合わせることの是非」について、ちょっとゆるく、でも真面目に考えてみたいと思います。 お子さんの勉強について、「学校の授業が早すぎる」「うちの子、ついていけているか心配…」とか、逆に「授業がゆっくりすぎて退屈そう」と感じたこと、ありませんか? 実はこれ、日本中のどのご家庭でも一度は出てくる悩みなんです。 まず、よくある一般論として「学校のペースに合わせて勉強するのが一番安全」という考え方があります。 これをざっくり言うと、「みんなと同じスピードでやれば、遅れる心配もないし、余計な不安も感じなくて済む」という安心感です。 たしかに、学校の先生も「進度表」に沿って、クラスみんなが理解できるように工夫して授業をしています。 だから「まずは学校の流れにしっかりついていこう!」というアドバイスは、間違いではありません。 ですが、一方で「本当にそれがベストなの?」と疑問に思う瞬間もありますよね。 例えば、「得意な教科はもっと先まで進みたい!」という子や、「苦手な単元は何度も復習したい!」という子には、必ずしも“みんな一緒”が正解とは限りません。 学校の授業のスピードは、30人以上のいろんなタイプの生徒に合わせて設計されています。 だから、どうしても「速すぎる」「遅すぎる」と感じる瞬間が出てくるのは、ある意味当たり前なんです。 これは、カレーを一人分ずつ作るのではなく、大きなお鍋でみんな分まとめて作るようなもの。 味も濃すぎたり薄すぎたり、ちょうど良い子が一番多くなるように調整されています。 この「みんな一緒」が時にプレッシャーやストレスの原因になることも。 「もっと進みたいけど、授業では我慢しなきゃいけない」 「まだ分からないのに、どんどん進んでいって焦ってしまう」 どちらも、本人にとってはけっこう大きな葛藤です。 じゃあ、どうしたらいいのか。 個人的には「学校のスピードを“軸”にはするけれど、そこに縛られすぎない」のが一番現実的だと思っています。 たとえば、 ・得意な単元は、どんどん自分で先取りしてOK ・苦手なところは、家でゆっくり復習したり、塾や家庭学習で補強 ・授業で分からないところがあれば、その日のうちに家でサッと見直す こんな感じで“学校+自分のペース”の両方をバランスよく使うイメージです。 とはいえ、「自分だけ違うことをやっていいの?」と不安になるお子さんもいます。 でも、みんなが同じカレーを食べていても、ちょっとだけ自分好みのトッピングを足すのは全然アリだと思うんです。 自分の得意・不得意や、その日の気分に合わせて、勉強のスタイルを柔軟に変えていくこと。 これが、長い目で見れば学びを楽しめるコツかもしれません。 というわけで、学校の授業のスピードに合わせること自体は悪いことではありませんが、「それだけが正解」でもありません。 お子さんの個性やペースを大切にしながら、「学校+自分流」をうまくミックスできると、勉強もぐんと楽になると思います。 今日も、ちょっとだけ“自分らしいトッピング”を加えて、学びを楽しんでいきましょう!
