親子の会話が多いと子供の成績が良い理由
こんにちは!
今日は「親子の会話が多いと子供の成績が良い理由」というテーマで、ちょっと肩の力を抜きつつお話ししてみたいと思います。
お子さんの成績や学習について、保護者の方なら一度は「どうすれば成績が伸びるのか?」と悩んだことがあるのではないでしょうか。
塾に通わせたり、参考書を買ったり、スマホの使いすぎを心配したり…、やれることはやっている。でもなかなか結果が出ない。
そんな時に「家で親子の会話を増やすといいらしいですよ」という話を聞くと、「本当にそれだけで成績が良くなるの?」と、ちょっと半信半疑になる方も多いと思います。
私も、正直「それって本当?」と疑っていた一人です。
でも、実はこれ、いろいろな調査や研究で“かなり信ぴょう性が高い”ことが分かってきているんです。
まず、よくある一般論として「親子でたくさん話をすると子供の語彙力が伸びる」と言われます。
これをものすごくざっくり言うと、「言葉のシャワーを浴びることで、言葉を使う力や理解する力が鍛えられる」ということです。
語彙力は、国語の成績だけじゃなく、算数や理科、社会など、あらゆる教科の基礎になります。
なぜなら、どんな教科も「問題文を読む」「先生の話を聞いて理解する」ことがスタートだからです。
例えば、「今日学校でどんなことがあった?」と聞くだけでも、そのやりとりの中で「説明する」「相手の反応を聞いてまた説明し直す」なんてやりとりが生まれます。
これは、まるで“毎日ちょっとしたプレゼン練習”をしているようなものです。
たとえば国語の記述問題や、数学の文章題など、説明する力が求められる問題が最近は増えています。
親子の会話は、自然とこうした力を伸ばしてくれるんです。
でも、「うちの子、家ではあんまりしゃべらないんです」と悩む方もいるかもしれません。
これ、実はすごくよくあるパターンです。
特に思春期の中学生は、「話しかけても返事がそっけない」なんてこともしょっちゅうです。
だからといって、無理に毎日“有意義な会話”をしなくていいと思っています。
「今日の晩ご飯どうだった?」
「最近好きなアニメは何?」
そんな他愛もない会話でも、十分効果があります。
「成績に関係あるのは勉強時間でしょ?」という声もありますが、実は「会話=勉強の土台作り」なんです。
ここがよく誤解されがちですが、「机に向かう時間を増やす」だけが全てじゃないんですね。
また、会話を通じて「親が自分に関心を持ってくれている」と感じることも、子供のやる気や自己肯定感を高めます。
自信がつくと、新しいことにもチャレンジしやすくなり、成績アップにもつながりやすくなります。
とはいえ、「毎日会話するのが大変」と感じる日もあるでしょう。
仕事で忙しかったり、思春期特有の反抗があったり。
無理して話題を探す必要はありません。
でも、ちょっとしたことでも「声をかけてみる」「相手の話を否定せずに聞いてみる」
それだけでも、子供の安心感や自己表現の力が育っていくはずです。
というわけで、親子の会話が多いと成績が良くなる理由は、
・語彙力や説明する力が育つから
・自己肯定感が高まり、やる気が出るから
・「理解する力」や「考える力」の土台になるから
この3つが大きいと思います。
親子で一緒にテレビを見ながら「これ面白いね」と言い合うだけでも、立派な“学習時間”です。
会話は思ったよりも、学びの近道。
気楽に、ちょっとだけ意識して、今日もひとこと声をかけてみませんか?