子どもを褒めるときは結果じゃなくプロセスを褒めましょう
こんにちは!
今日は「子どもを褒めるときは結果じゃなくプロセスを褒めましょう」というテーマで、お話ししてみたいと思います。
子育てをしていると、「どうやって褒めたらいいの?」という悩み、誰しも一度は感じるのではないでしょうか。
テストで良い点を取ったり、部活で勝ったりしたときは「すごいね!」「よく頑張ったね!」と声をかけたくなりますよね。
それ自体は素敵なことですし、子どものやる気を引き出すためにも、とても大切なことだと思います。
でも最近、教育の世界では「結果」ではなく「プロセス(=頑張った過程や工夫)」を褒めるほうが、子どもの成長につながりやすいという考え方が広まっています。
これ、なんとなく耳にしたことがある方も多いかもしれませんが、なぜプロセスを褒めることが良いのか、少し掘り下げてみたいと思います。
まず、よくある「結果を褒めるパターン」ですが、これはどうしても「点数が良ければ褒める」「勝ったら褒める」という形になりがちです。
これ、ざっくり言うと「結果が全て」というメッセージを子どもに送ってしまうことがあるんですね。
たとえば、「80点取れたから偉いね!」と言われると、「じゃあ、60点だったらダメなのかな…」と子どもが感じてしまうことがあります。
逆に、「この問題を解くために毎日コツコツやっていたんだね」とか、「分からないところをちゃんと先生に質問できたんだね」といったプロセスを褒めると、子どもは「努力すること」や「工夫すること」に価値を感じられるようになります。
失敗しても、「ここまで頑張った」という自信が残るので、次への挑戦につながりやすいんです。
たとえば、マラソン大会で一番になれなくても、「毎日、朝早くから練習を続けていたのを知ってるよ」と伝えることで、「自分の努力が認められた」と子どもは感じることができます。
点数や順位に関係なく、自分の成長を実感しやすくなります。
また、プロセスを褒めることのメリットとして、「結果が出ないときにも自信を持ちやすくなる」という点があります。
たとえば、模試で思うような点が取れなくても、「間違えた問題をノートにまとめ直していたね」といった声かけは、次への行動に前向きになれるきっかけを与えます。
とはいえ、つい「すごい!」「えらい!」と結果だけで褒めてしまうことも、あるあるです。
親だって人間ですし、喜びをダイレクトに伝えたくなるのは自然なことです。
でも、そこに「どんな工夫をしたの?」とか「どこが一番大変だった?」とプロセスに目を向ける質問を一つ添えてみるだけで、子どもの感じ方が大きく変わってきます。
「結果がすべて」ではなく、「頑張りや工夫に意味があるんだよ」というメッセージを伝えることで、子どももチャレンジを楽しめるようになります。
失敗したときも、「じゃあ、次はどうすればいいかな?」と自然に前向きな気持ちを持てるようになるのです。
というわけで、子どもを褒めるときは、ぜひ「どんな努力をしたか」「どんな工夫があったか」に目を向けてみてください。
点数や順位だけじゃない、その過程にたくさんの“成長のヒント”が詰まっています。
今日から少しずつ、「結果+プロセス褒め」、試してみてはいかがでしょうか?
お子さんの新しい一面に気づけるかもしれませんよ