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◇今回の記事を取り上げたのは、私が40年以上前から思っていることが、 ある意味、やっと記事になったからだ。 私は、学生時代、非行少年の指導について学んでいた。 その中で、なぜ子どもたちは問題行動を起こすのか、 そこを考えないとダメなのではないか。そういう疑問を持った。 子どもたちは、親に対して愛情確認のために 問題行動を起こすことが多いということを色々な事例から知った。 しかし、それだけでは、問題行動の質(程度)が、規定出来ない。 なぜ、そんなことをしたのか、の「そんな」が説明できない。 「愛情確認のために」やったとしかわからない。 ◇あれこれ考えているうちに、一つだけ学生時代に腑に落ちたことがある。 少なからず子どもたちは、問題行動を起こすが、 その問題行動の質と親子関係のこじれ方には、 何かつながりがあるのではないかということだ。 そして、私の関心は、問題行動を起こして、それを解決する方向ではなく、 問題行動を起こさない親子関係を創ることに向いていった。 ◇私が考えたことは、子どもたちが、親から重要だと思われている実感を持つことが、 非常に大切なのではないか。つまり、子どもたちのセルフ・エスティーム(自己重要感)を 高めることが非常に重要なのではないかということだ。 他人から重要だと思われない限り、特に、自分にとって重要な他人 (親や教師や親友や尊敬している人など)から、 自分は認められていると思うことがない限り、 自尊感情も自己肯定感も生まれない。 そして、心のエネルギーも高まらない。 ◇他人と相互承認関係があるからこそ、 自分を高める方向へと人間は生きていけるのだ。 なぜならば、他人が認めた自分を、更により良くなって 多くの他人から認めてもらおうとするからだ。 自信が与えられるからだ。 自信とは、自分の可能性を信じることだから、 自分の可能性にかけて、私たちは、自分を高めようと努力をしようとするのだ。 ◇そして、私は、教育とは、子どもたちのセルフ・エスティームを高めること。 子どもたちの心にエネルギーを与えることだと理解したのだ。   自己肯定感が高いほど正答率も高く  学力テスト、鹿児島県教委が分析 (朝日新聞12月25日) 〇鹿児島県教育委員会が2024年度の全国学力・ 学習状況調査(全国学力テスト)の県内の結果を分析したところ、 自己肯定感が高い児童生徒ほど平均正答率が高い傾向が読み取れた。 ただ、自己肯定感の高い児童生徒の割合は全国平均を下回った。 〇全国学力テストは4月に小学6年生と中学3年生を対象に実施。 結果分析は11月に公表された。 〇自己肯定感の高さは、「自分にはよいところがあると思う」という設問に対し、 1.当てはまる 2.どちらかといえば当てはまる 3.どちらかといえば当てはまらない 4.当てはまらない のどれを選ぶかで判別した。 〇自己肯定感と教科ごとの結果との関係を調べると、 小学国語の場合、1を選んだ児童の平均正答率は71.0%、 2は68.7%、3は65.6%、4は62.4%と、 自己肯定感が高いほど平均正答率が高くなる傾向がはっきり現れた。 小学算数と中学国語、同数学でも同様の傾向を示した。 〇一方、自己肯定感について1を選んだ県内の児童生徒の割合は、 小学生36.8%、中学生36.0%にとどまった。 前年度より小学生で1.3ポイント、中学生で5.1ポイント増えたものの、 全国平均と比べると小学生で6.6ポイント、 中学生で4.4ポイント下回っている。 〇自己肯定感を高めるには「教師が児童生徒のよさを認めたり、 活動や取り組みを価値づけたりすることが求められる」とした。 結果分析は県教委のホームページに掲載されている。

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◇教育の世界に、コーチングのスキルが入ってどのくらいになるでしょうか。 私は、今から40年前に、アドラー心理学系の親子のコミュニケーションスキルを学んで、 生徒とコミュニケーションを取っていました。 また、保護者面談の時は、その子育て理論を保護者の方々にアドバイスをし、 保護者との信頼関係を結んでいました。 ◇私が塾に勤め出した1980年代の中ごろには、おそらくコーチングスキルは、 子育ての分野で、そして、スポーツの分野で、そして最後に、教育の分野で入っていたように思います。 そして、私が教育コンサルタントとして独立して、 皆さんにコーチングマインドとコーチングスキルを紹介し出したのは、 2001年の7月のセミナーからです。ですから、随分と長い間、 私もコーチング的なものに触れてきたわけです。 ◇この間、ビジネス界では、コーチ21やCTIのコーチングが、 学習塾界では、日青協の教育コーチングが随分と普及してきました。 コーチングマインドが、どんどんと広がっていくことはいいことですが、 コーチングで全てを解決することはできません。 コーチングは、万能ではないのです。 今回は、そのあたりのことを簡単に書いてみます。 ◇コーチングは、最終的には潜在能力を引き出すスキルですが、 それは、そんなに簡単に出来ることではありません。 相手の潜在意識にアクセスする質問は、実はそんなに簡単にはできないのです。 ですから、コーチングに精通していない先生方は、 試行錯誤をしながら、自分なりのコーチング観をしっかり持つことが大切なのです。 そして、コーチングの最終目標が「潜在意識へのアプローチ」にあるとすれば、 そこまでの段階を一歩ずつ踏む必要があるということです。 ですから、焦らずに進んでいくようにすることです。 ◇そして、次に考えることは、コーチングが有効な対象とは どういう生徒なのかということです。 コーチングは、相手が全く白紙の状態であるならば、 つまり、全く知識がない状態ならば、手も足も出ないスキルだということを理解しておくことです。 つまり、相手の中に知識があってこそのスキルなのです。 相手の中にある知識をどう使って、どういう目標を達成したいかを、コーチングスキルを使って明確にし、 相手がその明確になったことをきっかけに動き出すということが、コーチングの効果なのです。 ◇ですから、そのために何かを達成できるスキルをある程度獲得していることが、前提になっているスキルなのです。 何かのスキルが全くない人間をコーチングしても実効性はあまりないのです。 それよりは、ティーチングをして、スキルを与え、 そのプロセスの中でコーチング的なスキルを使って、 ティーチングがスムーズに行なわれるようにしなければならないのです。 ここにティーチングの重要性が出てきます。 ◇ですから、学習塾の場合は、コーチングスキルの獲得以前に、 ティーチングスキルの獲得が、重要なのです。 ここを間違うと、とんでもないことになります。 生徒を指導することが出来なくなる可能性があるからです。 ◇ティーチングには、ある種の強制力が伴いますが、 コーチングには、その強制力が前提にはないのです。 生徒を指導する発想が薄いのです。 生徒にやる気を起こさせるためには、スキルの伝授が必要なはずですから、 この辺を誤解して、コーチングにすべてを任せてしまってはいけないのです。 コーチングが、有効に機能するためには、ティーチングが必要だということです。 ◇まずは、ティーチングスキルでしっかり生徒を指導し、生徒に武器を与えること。 そして、生徒に目標設定をしてもらう時や学習計画を立ててもらう時に、 コーチングスキルを活用して、自主的に生徒が何かを決めたという状況を成立させること。 次に、その目標や計画遂行のために、コーチングスキルを活用して、 生徒の潜在能力を引き出し、意欲を引き出して、目標達成をさせる。 そんな流れの中で、コーチングを活用することです。 そうすれば、コーチングの効果は大きなものになるように思います。 そして、その繰り返しが、生徒の自律的態度を育んでいくことになります。 ◇そういうステップで、コーチングを使うことです。 コーチングだけでは、学習塾の目的は達成されないと思います。 ティーチングあってのコーチングだと思っておいたほうが良いと思います。 世の中がコーチングだけで良いと騒いでも、その騒動に乗らないことです。 ◇学習塾にとってコーチングは、非常に重要なスキルです。 コーチングスキルの前提が共感のコミュニケーションだからです。 学習塾全体にコーチングマインドが広がっていくことは、非常に重要なことです。 そのために、ティーチングを磨いて、コーチングが、効果的になるようにすることなのです。 ◇生徒・保護者と信頼関係を築くためにも、 コーチングマインドを持ったコミュニケーションを実践していきたいものです。

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2025.04.25

道楽…か…

部活ばっかの子とゲームばっかの子や漫画ばっかの子、言っとくけど、一緒やからね。 なにかに夢中になれることこそが尊く素晴らしいのだから。 ただね、夢中になれる何かは素晴らしいんだけど、 部活が忙しくて○○できません と ゲームするのに忙しいから○○できません もまた まったく一緒だよ。そこだけ分かっとこう。 ま、なにかに夢中になれる子を、勉強に夢中にさせれないのは授業が下手だから指導者が無力だから。価値や魅力を感じないから。信用されてないから。です。 うちに来てくれたら勉強に夢中になるよ。指導者の器が違うから。 ではなぜ部活に夢中になるか、ゲームに夢中になるか。 いろいろあるだろうけど、 成長の実感 だよ。練習したシュートを試合で決めれた、レベルがあがって新しい呪文を覚えてボスに勝てた、 上手くなった強くなったことがやみつきになるんだよ。 だから自身では気づきにくいほどの変化さえを、~ ~できるようになったね! と気づかせ実感させ、いっしょに楽しめる誰かのことを指導者というのだよ。 指導者の器というのは、成長に気づける器、それをわがことのように喜びを共有できる器です。 シュート決まったときの歓声は気持ちええやんか。それも練習からずっと見てた人からならなおさらね。

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突然ですが、みなさん“魔方陣”ってご存じでしょうか? こないだ生徒たちが初めて見た~と異口同音していたので、おやまあ…と思いました。 魔法陣ではございませんよ。グルグルもいいけど、パズルもね! とくに中1はさいしょのテストで絶対と言い切っていいくらいでますよ。 それももちろん負の数も用いてね。 でもまずは、自然数だけのもので、ルールそのものを練習しましょう。 まずはルールを知らないことにはなにも解けませんからね。   ということでこちら!           この枠内に1桁の自然数を一回づつはめて、縦横斜めどの列も その和が等しくなるようにしましょう。   こういうのを魔方陣といいます。 使うのは1桁の自然数のみでかつ計算は足し算だけですから、小学1年生からトライできますよ。 保護者のみなさまも頭の体操にぜひどうぞ。     ヒントその1 真ん中は5です。   ヒントその2 和は15です。   ヒントその3 もうほぼ答えですがね。   ということで解答例はコチラ! 実は解答はほかのパターンもあります。見つけた人はぜひ教えてくださいね!!

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◇大阪維新が唱える、公立高校と私立高校の自由競争とは何か? 私立高校の無償化は、本当に日本の教育界に良い影響を与えるのか? ◇まず、公立高校と私立高校の競争による、教育の質の向上について考えたい。 今回取り上げた大阪府の公立高校の定員割れの記事だが、 私立高校がなぜ選ばれたのかを考えてみると、 受験生意識として、入試の早期決着を潜在的に望んだということが考えられる。 大阪府のように、私立高校と公立高校の受験の日程差が、大きな要因ではないかと思われる。 約一か月、私立高校の方が、早い入試なのだ。 高校の費用が掛からないなら、早く決まる私立高校で良いという選択があったはずだ。 ◇そして、施設の充実の差が考えられる。 公立高校には、高校単体で施設を充実させる力がない。 片や、私立高校は、その資金があるということだ。 教育内容の良さで高校選択をするという次元に達していないのだ。 そして、もし、この愚策(高校の無償化)が続いてしまうなら、 公立高校は、どんどん見捨てられることになるはずだ。 行政として予算がかけられないからだ。 施設の充実も、教育内容の充実もお金がかかるものだ。 公立高校には、その予算についてはどうにもならない側面がある。 手かせ足かせが公立高校にはあるのだ。 これは、自由競争だといえるだろうか。 こんなことも考えられない政府だとすれば、困ったものだ。 ◇高校の無償化は、日本の教育にとって、意味があるとは思えない。 教育内容による競争を阻害することになってしまう可能性が非常に大きいからだ。 再考を強く望む。   無償化も影響か 大阪の公立高の半数超が定員割れ  寝屋川、八尾も(朝日新聞3月27日) 〇大阪府教育委員会は27日、全日制などの府内の公立高142校のうち 79校が今春入試で定員割れしたと発表した。 145校中70校が定員割れした昨春入試より増加。 少子化の他、大阪府独自で今年度から始めた 高校授業料の「完全無償化」の影響もあるとみられる。 〇府教委によると、少子化などを踏まえて 今春入試は昨春より約1500人募集を減らしたが、 2月の特別選抜の平均倍率は0.89倍、3月の一般選抜の平均倍率は1.02倍と、 いずれも現行の入試制度になった2016年度以降、最低になった。 難関大への進学実績がある寝屋川や八尾も定員割れした。 一方、今春入試では、府内の私立高を第1志望とする専願率が直近20年で最高の35%を超えた。 〇大阪府内の全日制などの公立高142校のうち79校が今春入試で定員割れした。 145校中70校が定員割れした昨春入試より増加。 人気校とされてきた寝屋川や八尾も1倍を切り、両校は危機感を隠さない。 〇4月で創立130周年を迎える府立八尾高校の山上浩一校長は定員割れについて 「私の知る限りでは初めてのことでショック。重く受け止めている」と話した。 一般選抜の募集人員320人に対し志願者は317人で、倍率は0・99倍だった。 2次選抜で追加募集した3人の枠にも志願者は集まらなかった。(中略) 〇府の条例は、3年連続で定員を満たせず、 その後も改善が見込めない学校を再編整備の対象としており、 今春入試で条例に基づく3年連続定員割れとなった学校が新たに5校増えて22校になった。

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◇随分前の話になりますが、小6と中2の兄弟のお母さんから相談がありました。 そのお母さんがいうことには、子ども達はお母さんの言うことも聞かないし、 叱ってもぶつぶつ生意気なことを言って反撃するらしいのです。 「どうしたら、私の注意を聞いてくれるようになるのですか?」という相談でした。 ◇そのお母さんの話を聴いて一番感じたことは、 お母さんが、子どもの言動に何でも反応してしまって、 そのたびにストレスになってしまうということです。 悪循環になっているのです。    私 :お子さんに対して、何が一番腹が立ちますか。  お母さん:そうですね。言うことを聞かないことです。    私 :言うことを聞かないというのは、どういうことですか。       叱っても効果がないということなのか、ルールを守らないということなのか。    私 :両方です。ルールを守らない時は、しっかりと注意をするのですが、       全く聞く耳を持たずと言う感じです。そのうち、こちらも頭に来て、       叱ると言い訳をして誤魔化そうとし、そんなことは許せないので、       ちゃんとするまで言い続けるのですが、ぶつぶつ言いながら、       やっとどうにかこうにか、言うことを聞くのです。    私 :お母さん。それは、お母さんとお子さんが、主導権争いをしているのです。       お子さんの目的を理解して対応していくようにすると良いのです。反応するのではなく。  お母さん:どういうことですか。彼らは、ただ遊びたいだけだと思うんですが。    私 :そうなんですよ。彼らは、遊びたいだけなんですよ。       でも、ルールを守らないのは、お母さんの言うことを聞きたくないからなんですよ。       だから、そういう時は、お母さんが自然と反応するのではなくて、対応しなくてはらないのです。       まず、冷静な時に、ルールの確認をし、そのルールを守る約束をして、       もし、その約束を破ったら、ルール破りの対処は、こうすると決めることです。       その際に、なぜルールを守らなくてはらないのか、しっかり話し合ってください。 ◇子どもが言うことを聞かない時、その目的は、 アドラー心理学的に言えば「主導権争い」をお母さんとやっているということです。 そういう時は、まず誰の問題なのかをお母さんが考えてみることです。 ルールを守らないで不愉快な思いをお母さんがするなら、お母さんの問題ですし、 ルールを守らないと子どもに不利益があるなら子どもの問題です。 このことをルールを無視した時に確認することです。 ◇そして、子どもの問題だとすれば、無視をしてもいいですし、 Iメッセージを使って、お母さん自身の気持ちを伝えてもいいかもしれません。 反応には、反応しか返ってこないものです。 お母さんは、反抗期を迎えた子どもの行動を誰の問題かを考えながら、 少し子どもから距離をとって考えてみてください。そういうアドバイスをしました。 『誰の問題かを考えてみよう!』

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◇7、8年ほど前、デジタル教科書が、数年後に日本でも導入されると言う時に、テレビ局の取材を受けた。 そして、その当時「NEWS ZERO」や「スッキリ」という番組で、 私のインタビューが流れたのだが、90分のインタビューで私が力説したこととは、 全く違う箇所が切り取られて流されていた。デジタル教科書は面白い!という文脈だった。 iPadを渡され、実際に使ってみて、子どもたちもこれを操作するのは 面白いだろうなということを言ったのだが、ここを使われてしまった。 ◇私が力説したのは、まず、「学びは、人と人の間にある」ということだ。 何かを知るためには、誰かの話を聞き、誰かの書いたものを読み、 誰かと話しながら身体的に知識をつかみ取っていくものだから、 デジタル教科書では学べないということを言ったのだ。 ◇そして、次に、わからない単語や語句は、デジタル教科書では、 その中で完結してしまって(単語や語句をクリックすれば、簡単にそこに飛び、解説がある)、 調べるという行為に、苦労がないということだ。 誰かに聞くこともないし、何かを使って調べることもない。 デジタル教科書の中で、すべてが終わってしまうのだ。 ◇そして、最後に、学びための作業がない。見て終わるということだ。 書いて覚えるとか、記憶するために書くとか、 知ったことを整理するために書くとか、そのような作業がないということだ。 学びが身体を使って行われないということだ。 ◇デジタル教科書がダメな理由を山ほど言い立てたのだが、 その当時のインタビュアーは、全く聞く耳を持たなかった。 新しいことが何でもかんでも良いということではない。 時流に合ったことが良いということでもない。 人間は、身体性を抜きにしては語れないものだ。 子どもが大人になっていくということも身体性の問題が根本なのだ。 そのことを忘れた教育議論は、非常に危ういと私は思う。 デジタル導入の「教育先進国」で成績低下や心身の不調が顕在化… フィンランド、紙の教科書復活「歓迎」 (読売新聞3月18日) 〇デジタルを積極導入した海外の「教育先進国」で、 子どもの学力低下や心身の不調が顕在化し、見直しの動きが相次ぐ。 反対に日本は、学校教育の根幹にある教科書を、 紙からデジタルに置き換えようと突き進む。 文部科学省が主導する推進議論の危うさを指摘する。 〇人口556万人の北欧フィンランドは、 教育を柱とした人材育成に国家の命運を懸けてきた。 大学を含む学校の授業料は無料で、小学校以上の教員は修士号を持つ。 教育現場へのデジタル導入は早く、1990年代から進められてきた。 〇2000年に始まった国際学習到達度調査(PISA)で、 フィンランドの子どもの読解力は世界一だった。 03年に数学的応用力、06年からは科学的応用力も PISAで本格的に測られるようになり、初回は2位と1位。 好成績の理由を探る各国の「フィンランド詣で」が続いた。 〇だが22年には、3分野の順位が14位、20位、9位に落ちた。 「教育は、急速なデジタル化に対応できるものではなかった」。 アンデルス・アドレルクロイツ教育相(54)は述懐する。 〇首都ヘルシンキ近郊の小都市リーヒマキは、 同国内でも教育のデジタル化に先進的に取り組んだ自治体。 約10年前から中学生の1人に1台ノートパソコンが配られ、 デジタル化した教科書や教材が多用されてきた。 〇だが2月下旬、市内のハルユンリンネ中学校を訪ねると、 教室の風景は変わっていた。「みんな、文法のページを開いてください」。 2年生の英語の授業で、生徒たちが手を伸ばしたのは、パソコンではなく紙の教科書。 解説を読んで理解した後、鉛筆やペンで問題プリントに答えを書き込む。 リーヒマキでは昨秋、中学校の英語を含む外国語と 数学の授業で使う教科書が、デジタルから紙に戻されていた。

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寒さが3月まで続いた厳しい冬が終わり、待ち望んだ春になりました。 春は、新しい始まりの季節です。 今までの自分を脱ぎ捨てて新しく進化が始まります。 公立高校の入試が終わり、今年の入試シーズンが完全に終了しました。 今年度の入試倍率は、 倍率の高い高校(1,3倍以上、1.4倍以上)と定員割れする学校に二分化され、公立に行かないで私立志向が顕著になりました。 あなたは、お子さんに 公立高校に行って欲しいですか? 私立高校に行って欲しいですか? 私立公立を考えるよりも 今の実力よりも高めの学校を志望校に決めて、合格に向けて精進することが 大きな進化に繋がっていくと考えます。 偏差値の高い高校=倍率の高い高校になります。 倍率の高い学校は、内申点の比重が大きくなります。 大阪府の内申点は、中学1年の成績が20%、中学2年も20%、中学3年生は60%の比率で内申点が決まります。 中学1、2年生の比重が低く感じるかもしれませんが、倍率の高い高校(偏差値の高い高校) に受かるには、1年で3を取ると合格は厳しくなります。 と言っても過ぎた日は変えられませんので、新中3生は、中2までの成績に関係なく、この1年間でどれだけの成績を上げ内申点を上げられるかにかかっています。 因みに、私立高校の内申点は中3の2学期までで決まります。 受験生は、中3になる前に決めておいてほしいのは、 行く学校(志望校)を決めておくことです。 何度も言いますが、行けそうな学校ではなく、行きたい学校を志望校に決めます。 志望校が決まると、成績はぐんぐん伸びます。 目標が決まるので、やるべきことが明確になるからです。 今年の3年生の成績を見ていくと 2年生の時と別人かと思う成績が並んでいます。 受験が終わった生徒は、ゆっくりでいいので 習慣化できた勉強のペースを途絶えさせないことが大事です。 すでにペースが乱れている生徒は、春休み中に立て直すことです。 塾に頼ってくださいね。 受験生は、 最初の2回の定期テスト(1学期の中間、期末テスト)が重要です。 (1学期に1度しか定期テストがない学校はその1度きりのテスト)が最重要です。 1学期の成績(内申点)が卒業の時の内申点と大きく変わらないからです。 (2学期以降の成績は、トータルの成績で決まります、1学期は中間・期末・第一回実力テスト・2学期は1学期の中間・期末・実力テストプラス2学期の中間・期末・実力テストの合算)  一番成績上げやすいのが一学期です。是非、「変わってください」  しかし、今年度のように偏差値60以上の高校の倍率が上がり、年々難度があがってしまうと、やはり中3の時だけ頑張っても、志望校に届かないという現象が起こります。 何を申したいかというと、中1から成績上位に入っておくことが、最善だということです。  それでは、中1の時点で上位に入るにはどうすればいいのか? 塾で毎日勉強すればいいのでしょうか。 通信教育でしょうか。 公文やそろばんでしょうか。 効果があると思いますが、もっと「元」に本質があります。 「勉強のやり方」を知って、あるいはマスターして中学生になれるかどうかです。 たまに、「小1から英語を習わせていたのに、中学に入って英語が苦手なんです」というような声を聞くことがあります。 それは、英語を教えられていただけで、「勉強のやり方」を一切学ばなかったこと、身に付けなかったことに原因があります。 勉強のやり方は、一方的に教えられだけでは、100%身に付きません。自分で調べ、自分で考え、毎日繰り返し勉強した子が出来るように成ります。 特にこれからの時代は、自分でどう考えるかが問われます。 次に大切なのは、「継続」です。 中3で急に伸びた生徒は、毎日「自分の課題と向き合い、できるまでやり通した」生徒です。 継続してやり通すことこそが、将来の人生にも大きくかかわります。   できないをできるに替えられた生徒こそが将来のリーダーにふさわしい人材です。 新学年から、新しい自分を作っていくことの関われる1年が始まります。 お子さんの成長を進化を楽しみにしていてくださいね!

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今回は、とある町が主催する家庭教育学級に参加してくださった、保育園・幼稚園~高校生のお子さんをお持ちの保護者の方々のアンケート結果の一部をご紹介します。   質問:あなたのお子さんの素敵なところはどんなところですか?   ・その時は納得できなくても、時間をかけると理解が深まったり、歩み寄って話をすることができる。 ・マイペースなところ。いつもニコニコしているところ。何ごとにも前向き。 ・優しい所、一生懸命頑張るところ。サッカーが大好きで輝いています。   ・いざとなったら私のことを助けたり、力になってくれようとするところ。  色々な話を一生懸命してくれるところ。健康野生児なところ。 ・男の子2人ですが、とにかく優しくユーモアがあって楽しませてくれる子達だと思っています。  反抗期もふしぎと上の子は高校生になってからなくなり、あまり言い過ぎなかったことは、いけないことではなかったと(命にかかわることなどは別ですが)思い返すことができました。 ・素直で優しい子だと思います。甘えん坊なのは、あと数年。たくさん接していきたいです。   ・好奇心が旺盛なところ。優しいところ。控えめなところ。共通の趣味があって一緒に楽しめること。 ・たくさんあって書ききれません(ハートマーク)。 ・元気いっぱいで、いろいろなことに興味がもてて、兄弟ゲンカは毎日のことですが、思いやる気持ちをもっているところ。   ・私が具合の悪い時や疲れている時に、優しく気づかってくれる。時々、お手伝いをしてくれる。 いつも笑って話をしてくれる。考えながら慎重に行動している。 ・積極的にスポーツや遊びにチャレンジする。やさしく女の子に人気がある。 ・人によって態度を変えない。好きなことはやめない。とても元気がよく声が大きい。   ・どんな人とも会話ができる。いろんなアイデアを表現できる(長男)。活発でイタズラ好きで、 それでもみんなを笑顔にさせる(次男)。二人とも大好きな宝です。 ・目的を持ってコツコツできるところ。友達を大切にできるところ。 ・とても優しく正義感が強く、いつも元気で明るく活発。   いかがでしたか?色々な視点で、お子さんの素敵なところを書いていただきました。メッセージをお読みになって、皆さんはどのように感じられましたか。   私は、回答者の皆さんのお子さんに対する深い愛情を感じると共に、お子さんに直接これらの思いを言葉にして伝えられれば、お子さんは、さぞ嬉しいだろうと感じます。お父さん、お母さんの愛に包まれ、お子さんは期待に応えようと前向きに取り組んでくれることでしょう。   読者の皆さんも、年度の入れ替わりのこの節目の時期、 あらためて、お子さんの素敵なところを挙げてみてはいか がでしょうか。そして、できればぜひ、言葉にしてお子様に 伝えてみてください。

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◇高校の無償化が、なぜ、教育の機会均等を促進するのか。 年収制限の撤廃が、なぜ、必要なのか。 高所得世帯の子弟の教育に、なぜ、支援が必要なのか。 政治家は、本当に日本のことを考えて、高校教育の無償化を推進しようとしているのか。 全く疑問だ。 何でもかんでも、国民におべっかを使えば良いというものではない。 ◇世帯年収の低い子弟の教育に、所得に応じた支援をしていくことは、教育の機会均等に沿うものだが、 高所得世帯の子弟の教育を支援することは、全く教育の機会均等に寄与するこのではない。 支援などしてもらわなくても、高所得世帯は、子弟を高校に進学させる。 なんなら、私立中学校受験をさせ、中学3年間だけ自腹で学費を払い、 高校に行ったら、国や県が支援をしてくれるから、学校教育にかけるお金が減るか、 その分、子どもに投資して、高所得階層の再生産に向かわせるはずだ。 ◇その結果、学力格差が進み、学力分断が明確になり、社会分断に向かうのだ。 このような施策なのだ。高校の無償化は。 こんなことを無反省に推進する政党並びに、政治家は、日本をどうしたいのか。 私たちは、このような施策を喜び、歓迎していてはダメだ。 将来、どうしようもない国になってしまう。 簡単に、おいしい話に乗らないようにしたい。 私立高授業料支援、奈良県が上乗せへ 国の所得制限撤廃で知事表明 (朝日新聞3月4日) 〇奈良県の私立高校の授業料支援について、 山下真知事は3日の県議会で、国で所得制限が撤廃された場合、 県で上乗せ支援を進める方針を明らかにした。 対象は年収910万円以上かつ子ども2人以上の世帯で約1200人。 国の予算案が成立すれば、支援額は合わせて年17万8200円となる見込みだ。 〇県は2月に発表した新年度当初予算案で、 年収910万未満の世帯に実質無償化(上限63万円)を実施。 年収910万円以上で子ども2人以上の世帯には、県が独自に5万9400円を支援するとしていた。 ただ、国会ではその後、自民党、公明党、日本維新の会が、 2025年度から公立・私立とも上限11万8800円の支援で所得制限を撤廃することなどで合意した。 〇この日、関本真樹議員(日本維新の会)の代表質問に、 山下知事は「県は国の補助に上乗せして支援していきたい」と表明した。 〇一方、県立高校について国の所得制限が撤廃された場合、 県独自の支援として当初見込まれていた財源約1億4千万円が浮くことになる。 これについて、山下知事は県立高校で進めるトイレ改修やエアコン設置で、 高騰する資材や人件費への財源に充てる考えを示した。  

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