「いつもよりたくさん勉強したのに…」
みなさんは、夏休みに、一日当たり、どれぐらい勉強しよう、と思っていますか? ちょっと今回は「たくさん勉強したのに、いまいち偏差値が上がらない」という現象を詳しく見てみましょう。 この、「偏差値があがらない」は要するに、上位層との差が縮まっていない、 なんやったらより差を広げられている、を意味します。 実は,普通に夏を過ごせば,偏差値の高い人はさらに学力がアップし, 低い人はもっと差をつけられてしまうわけですね 単純に勉強時間が多い者が高学力とすれば,夏にはもっとやるわけですよ。 勉強時間が少ない人は,少し増やしても全然足りないということです。 高学力者は3時間の勉強時間を2倍の6時間にして夏を過ごす。 低学力者は30分の勉強時間を1.5倍の45分に増やすのだ。 そして、後者はつぶやくのです。 「いつもよりたくさん勉強したのに…」 そして、あろうことか、 「なのに成績が上がらないのは…」 と、他人のせいにしはじめます。 さらに、見落としてはいけないのは, 低学力者ほど,演習時間に対しての演習量が絶望的に少なくなること。 高学力者は1時間に10問解くとする。 6時間で60問解くことができる。 低学力者は1時間で2問しか解けない。 9時間やったとしてもたったの18問だ。 というわけで,すでについた学力差の挽回は相当に厳しいことになる。 それでも、他人のせいにするなら、どうぞ、ご勝手に。 では、もう一度、聞きます。 あなたは、夏休みに、一日当たり、どれぐらい勉強しよう、と思っていますか?