問題集に直接書き込む?書き込まない? [代表:宮谷]
――目的と時期に応じた“使い方”が大切です。 受験を控えた生徒さんからよく聞かれる質問のひとつに、 「問題集って、直接書き込んでもいいんですか?」というものがあります。 この問いに対する答えは―― **「場面によって使い分けましょう」**です。 【定期テスト対策の場合】 学校の定期テストに向けた勉強であれば、問題集に直接書き込んでもOKではないでしょうか。 たとえば、当教室では「セルモシステム(2周)+学校ワーク+iワーク+iワークプラス」など、 最大5周近く問題演習を行うことがあります。 これだけ周回する中で、「何度も繰り返し解く」ことは実質的に難しいため、 効率よく取り組むには直接書き込む方法が有効です。 【受験対策・繰り返し学習が必要な場合】 一方で、セルモで未受講の科目の問題集(例:理科・社会)**や、学校ワークが無くiワークだけの場合は、 ノートに解き、解答は書き込まない方が望ましいでしょう。 特に受験対策では、「1周目はノートに、3周目以降は書き込む」など、 時期や目的に応じて使い方を変える工夫が大切です。 【書く場所以上に大事なこと】 どこに書くか以上に大切なのは、 **「間違えた問題をきちんと解き直すこと」**です。 ただ周回するだけでなく、間違いをどう振り返り、次にどう活かすかが重要。 解き直しの習慣があると、2周目・3周目の進み方が大きく変わります。 【「工夫」と「こだわり」の違い】 学習には創意工夫も大切ですが、注意すべきは「考えすぎて手が止まる」ケース。 たとえば、色ペンで丁寧にノートまとめをすることも、 「勉強した気」にはなりますが、実際に問題を解いていないと点数にはつながりません。 【まとめ】 勉強には「自分に合った型」が必要です。 小学生のうちから、自分にとってのやりやすい勉強スタイルを見つけていくことが、 将来の大きな土台になります。 親子で一緒に考えてみてもいいですし、塾の先生にぜひ相談してください。 試行錯誤を重ねた先に、「ブレない学習スタイル」がきっと見つかります。