【城南ゼミ】大混乱必至!?大学受験の年内入試を考える
福岡市 城南区 の 個別指導学習塾 ドリーム・チーム 城南ゼミナール です。 数ヶ月ほど前に、今年度の大学入試制度が大きく変わるかもというテーマで記事をお届けしました。 東洋大と大東文化大学が学力のみの年内入試を実施して、文科省が激オコしたことで、新年度からの年内入試に待ったをかけたという内容ですね。 記事内でも触れていますが、類似の入試制度は関西圏では30年以上前から存在しており、東洋大・大東文化大の立場で考えれば「なんで自分たちだけ」というのはもっともな話です。 そう考えると、関西圏の公募推薦入試にもメスが入る可能性はあます。 そんな中、東洋大学は報道機関向けの説明会を開き、物議を醸した当該入試制度(学校推薦入試基礎学力テスト型)について、26年度入試から形式を一部見直す方針を示しました。 【東洋大学 2026年度入試は「総合型選抜」で基礎学力テスト実施予定 推薦が間に合わない生徒に配慮】 https://command-ex.com/L3926/b1964/139332 【東洋大学?年内入試?見直しへ 学力試験に調査書など追加】 https://command-ex.com/L3926/b1964/149332 これをサンプルに、今後の大学入試トレンドについて予測してみたいと思います。 まず、東洋大学の入試改革の大枠として受ける印象は、「推薦入試から総合型選抜に鞍替えした」感じですね。 総合型はいわゆる自己推薦ですので、学校長からの推薦は原則不要になります。 サインだけして発行する、形式上の推薦書に対する批判を避けたい思惑があるのでしょう。 また、リンクの記事内にあるこの記述も気になります。 ===== 高校と大学の関係者からなる「大学入学者選抜協議会」は 年内入試のルール見直しに向けた協議を始めている。 (一部略) 協議会は「多面的・総合的に評価する」との原則に立ち戻り、 面接や小論文など2種類以上の評価方法を組み合わせて丁寧に選抜するとしたうえで、 評価方法の一つとして年内に学力試験を実施することも認める方向だ。 ===== グレーな部分をギリギリで攻めてきているという感じでしょうか。 これはあくまで個人的な印象でしかなく、間違っていたら心よりお詫びしたい旨をあらかじめ申し添えておきたいのですが、総合型選抜に力を入れると言うよりは、いかにして優秀な学生を早期確保できる手段を整えられるかが重要なのでしょう。 そもそも、昨年同様の数千人単位の志願者を求めるならば、面接を実施するとことは物理的に無理です。 つまり、年内入試による志願者をできる限り増やすべく、かつ現行のルールや制度から逸脱しない形を目指したらこうなった、ということなのでしょう。 ただ、2科目の学力試験のみだと、あからさまな文科省への反発とも捉えられかねません。 したがって、記事内にもあるように 「面接や小論文など2種類以上の評価方法を組み合わせて丁寧に選抜する」 「評価方法の一つとして年内に学力試験を実施することも認める」 のだと思います。 加えて注目しておきたいのが、受験会場の増設です。 一都三県以外では、札幌、仙台、郡山、水戸、宇都宮、高崎、新潟、金沢、長野、静岡、 名古屋、大阪、広島、福岡で実施するそうです。 「何としても全国から(多数の)受験生を」という、大学側の強い意思を感じます。 関西圏の私立大学はもとから選択肢が豊富ですから、関西の受験生から見るとそこまで魅力的に映らないかもしれませんが、地方の受験生にとっては違うでしょう。 「囲い込み」という表現は不適切かもしれませんが、その効果はあると思います。 とにかく、大学の生き残りを賭ける戦略としては大胆かつ思い切ったことをして、気持ち良さまで感じるほどです。 今後、このような年内入試(学力試験に加え、調査書が点数科される)のスタイルが増えるなら、私たち塾の出番でもあります。 定期テストでしっかり点を取り、通知表の数値を上げることができる塾が、より高校生に求められるようになっていくかもしれません。 大学受験対策に加え、高1~高3の1学期までの学校成績に対する成果をしっかり出せる高等部作りが大切になってきますね。 ちなみに、これを書いている前日に「新高1」の保護者からお問い合わせを頂きました。 高校生の受け入れ方針(=推薦狙い)をお伝えしたところ、「是非」とのお声も頂けました。 もちろん、まだそうと決まったわけではないので確信めいたことは言えませんが、特に新高3生の1学期は定期テストで高得点をとってもらえるように、今まで以上に対策や勉強会などを実施しておくほうがいいかもしれませんね。 おそらく、正式な方針が出てからでは対応が難しい(=手遅れ)と思います。 変わりゆく年内入試の詳細について、アンテナをしっかり立てておきたいところです。