【城南ゼミ】塾長交代のお知らせ
こんにちは(^^♪ 福岡市城南区にある城南中専門塾の 城南ゼミナールの三谷(みたに)です。 10/1より城南ゼミナールの塾長になりました 三谷(みたに)です。 詳細の自己紹介は改めて、ブログでさせていただきます。

こんにちは(^^♪ 福岡市城南区にある城南中専門塾の 城南ゼミナールの三谷(みたに)です。 10/1より城南ゼミナールの塾長になりました 三谷(みたに)です。 詳細の自己紹介は改めて、ブログでさせていただきます。
以前、このようなブログを書いたことがあります。 どちらも、スマホ利用に関する内容です。 私自身、6歳の年長さんの息子がいますが、すでにYouTubeの虜になってしまっている感があります。。。 ちょっとしたときに子育てを楽しようと思って与えてしまったのが、、、という悩みです。。。 小中学生、高校生の保護者様も同じような悩みを感じたことはないでしょうか? その中で、上手にお子様と話し合って家庭内ルールをきちんと守らせられられているご家庭と出会うことがあります。 すごい!、と正直尊敬しております。 また、必ずではないですが、家庭内ルールがきちんと履行できている子は、 成績も上がりやすい、よい成績を取れる傾向があると 肌感覚で感じることもあります。(あくまで肌感覚ですが) ということで、今回は「スマホ使用のルール」をどうしていくと上手くいきやすいか、 そのヒントになればと思います。 前述の過去のブログ記事の中で、 教育先進国フィンランドが2025年8月1日から、 義務教育期間中の授業における携帯電話の原則使用禁止を定めた法律が施行したことに触れております。 この新法は、あくまで「授業中」の原則禁止を定めたものです。 では、休み時間や昼休みはどうするのか? その具体的なルール作りは、国が一方的に決めるのではなく、各学校の裁量に委ねられています。 多くの学校では、先生がトップダウンで校則を決めることはありません。 生徒、教師、そして保護者が「対話」を重ね、それぞれの立場から意見を出し合い、全員が納得できるルールを共に作り上げていくのです。 その中心的な役割を担うのが「生徒自治会」です。 彼らは、全校生徒にアンケートを実施したり、クラスで議論の場を設けたりして、様々な意見を集約します。 そして、集まった声を元にルール案を作成し、教師や保護者との協議を重ねていくのです。 このプロセスは、単にルールを決めるための手続きではありません。 生徒たちが「自分たちの学校生活を、自分たちの手でより良くしていく」という当事者意識を持つための、極めて重要な教育活動と位置づけられています。 ルールを「守らせる」のではなく、自分たちの問題として「共に作り上げる」こと。 この経験が、生徒たちの心に責任感と共同体意識を育んでいくのです。 福岡市内の高校でもこの動きに似たものが進んでおり、 多くの学校で令和verの校則を上記のような形で作り変えている高校が増えています。 ちなみに、フィンランドの学校現場では、やはり多少の混乱が生じることもあるようです。 新しいルールに慣れず、携帯を使いたいがためにトイレにこもってしまう生徒。 ルールを破ってしまい、保護者が学校に携帯電話を受け取りに来るケース。 先生方も対応に追われていることもあるそうです。 しかし、現地の先生方がこの状況を「失敗」と捉えていないそうです。 むしろ、これらの混乱こそが、生徒たちが向き合うべき「生きた課題」なのだと言います。 生徒自治会は、早速これらの問題点を議題に上げ、「どうすればもっと皆が納得し、守りやすいルールになるか?」という議論を再開させていました。 フィンランドの学校において、校則は一度決めたら終わり、という固定的なものではありません。 常に「より良いものに改定していく」ことが前提となっているのです。 うまくいかないことがあれば、その原因を分析し、改善策を考え、再び対話を通して合意形成を図っていく。 この試行錯誤のプロセスそのものが、現実社会で本当に必要とされる、実践的な「課題解決能力」を育む最高のトレーニングとなっているのです。 家庭内ルールを話し合って、子ども主体で決めていき、でも、そのルールは簡単に破られてしまう。 そんなときでも、叱るのではなく、破らない守るためにどうルールを変えていけばいいか。どう自分自身が変わっていけばいいか。 親として忍耐が試される場でもあると思います。 しかし、こうやった子どもたちを1人の人として認め、向き合っていくことで、心の成長に、ひいては学力にもつながっていくのかな?と思います。 塾の中でも、宿題忘れをただ厳しくするのではなく、子どもたちと対話しながら、彼らの確かな成長につながるように。。。!
『この勉強、何の意味があるの?』と聞かれて、どう答えるか。 保護者なら、一度は子どもに聞かれたことがあるのではないでしょうか? (この文章を読んでいるのがお子さんの場合、聞いた事、感じた事があるでしょう) 「やらされ感」の学習では、生徒の意欲を維持し、真の学力を育むことは難しいものです。 教育先進国フィンランドで実践されている「人生観の知識」というユニークな教科を紹介しつつ、答えの一例をお伝えしますね。 フィンランドには「人生観の知識(Elamankatsomustieto)」という、日本ではあまり知られていない教科があります。 これは、生徒が「自分とは何か」「どう生きるべきか」といった、生きる上での根源的な問いに向き合う、いわば「哲学」の授業です。 この授業には、テストで問われるような唯一の正解はありません。 生徒たちは「友情とは何か」「公正な社会とはどんな社会か」といったテーマについて、対話し、議論を重ねます。 この学びを通じて、生徒たちは何を得るのでしょうか。 それは、自分自身の価値観に基づいた「人生のコンパス」です。 自分のコンパスを持つと、他の教科の学びが、自分自身の人生という大きな物語と繋がり始めます。 「何のために勉強するのか?」という問いに、自分なりの答えが見つかるからです。 例えば、「将来、環境問題の解決に貢献したい」という目標を持った生徒にとって、理科や社会の知識は問題の本質を理解するための土台となり、英語は世界中の人々と協力するための必須ツールとなります。 学習がテストのためだけのものから、自己実現のための「自分ごと」に変わる瞬間です。 フィンランドの生徒たちの高い学習意欲の根底には、こうした「学びの意味づけ」を促す教育があるのです。 フィンランドの「人生観の知識」の時間をそのまま導入するのは難しいですが、そのエッセンスは日々のコミュニケーションに取り入れることができます。 「会話・対話」の中で、以下の3つのヒントを実践することで、学びの意味づけを効果的に促すことができます。 1. 身近な「好き」や「面白い」と学習を結びつける 今、夢中になっていること(ゲーム、アニメ、スポーツなど)を学習の入り口にします。 例えば「そのゲームのキャラクターはどうやって動いているんだろうね。 実は数学の座標の考え方が使われているんだよ」といったように、興味関心と学習内容をリンクさせます。 「好き」が「もっと知りたい」に変わる瞬間を意図的に作ることで、学習へのハードルを下げます。 2. 社会の出来事と教科を結びつける ニュースで話題になっていること(例:新しいテクノロジー、環境問題など)をフックに、「この問題を解決するには、理科や社会のどんな知識が必要だと思う?」と問いかけます。 学習内容が、自分たちが生きる現実世界と密接に関わっていることを実感させ、社会への関心と学習意欲を同時に引き出します。 3. 「なぜ?」を歓迎し、一緒に考える姿勢を示す 「なぜこの公式を覚えるの?」といった素朴な疑問が出たときこそ、チャンスです。 すぐに答えを教えるのではなく、「良い質問だね。どうしてだと思う?」と問い返したり、「この公式がなかったら、どんなことで困るだろう?」と一緒に考えたりする時間を作りましょう。この小さな対話が、思考を深め、「やらされる学習」から「探究する学習」へと転換させるきっかけになります。
今回は大学受験の「学校推薦型選抜」の中にある、公募推薦に関してお話しします。 年内入試の傾向が高まる中、この公募推薦入試は年内入試の中で最も高い割合の選抜方法です。 公募推薦は学校推薦型選抜の中の一つの入試です。 ちなみに、学校推薦型選抜にはもう一つ指定校推薦があります。 公募推薦入試は11月頃から出願が始まり、11月下旬頃に試験が行われ、合格発表が12月頃に行われる大学がほとんどです。 試験は、2~3教科の筆記試験となっている学校が多く、イメージは、「一般入試を年内に一度受けられる」というものです。 また、大学によっては評定も評価に含まれます。 ただ、一部の大学では、公募推薦が行われていない大学もあるので、確認が必要です。 公募推薦は、一般入試と形式があまり変わらないため、不合格となったとしても、一般入試の練習になります。 教室までの誘導や当日の雰囲気がわかるため、一般入試での心理的負担は軽減されます。 また、本番と同様の雰囲気で入試を受けることにより、課題点が洗い出せ、入試後の受験計画をブラッシュアップすることもできます。 公募推薦で第一志望の大学に合格した場合、ここで受験終了となります。 滑り止めの大学に合格した場合も一般入試に向けた対策は第一志望の大学のみとなるため、過去問の対策などの負担が軽減され、志望校合格の可能性が高まります。 しかし、滑り止めの大学の合格を持っておく場合は、事前に入学金などを支払う必要があるので、気をつけて下さい。 しかし、公募推薦を受けることで、受験計画を変更する必要が出ます。 9~10月の段階で、各教科の演習がおおむね終了し、過去問演習に入っていれば、計画の変更はそこまで必要ではありませんが、英語や数学の対策がまだまだ甘いということがあれば、公募推薦の過去問演習をしている場合ではありません。 そんな中で、背伸びして公募推薦の過去問対策をしなければならないのは、リスクとなります。先生などに相談し、受験するかどうかを冷静に判断する必要があります。 受験を終えた後は、少なからず体力・気力ともに奪われた状態になります。 その上、受験の結果が気になるため、ソワソワするような1週間を過ごすことになります。 入試の次の日には、「いつもの勉強ルーチンをこなしている」という心構えが必要になります。 また、場合によっては不合格となり、精神的なダメージを負ってしまう可能性もあります。 滑り止めの大学でも落ちる可能性があります。 「年内にひとまず公募推薦で大学の合格を勝ち取っておき、本命は一般入試で臨みたい」と多くの受験生が考えます。 そのため、滑り止めでも、予想外の結果になることがあります。 そのときに、「滑り止めの大学で無理なら、本命の大学なんて到底無理だ」と感じることも少なくありません。 受験の段階から、本番前に一回チャンスをもらえたという風に思って、臨むことも大切です。 受験するかの判断に迷うなどあれば、先生に相談しましょう。皆さんを全力でフォローしていきます。
「子どもに本を読んでほしい」「読書習慣を身に着けてほしい」 そう考える保護者様は、少なくないのではないでしょうか。 そこで今回は、子どもたちの読書についてお伝えしたいと思います。 小学生の読書冊数 増加について 全国学校図書館協議会の調査によると、2024年の5月1か月間の平均読書冊数は、小学生が13.8冊、中学生は4.1冊、高校生は1.1冊とのことです。 また、グラフから過去30年と比較すると、小学生は平均読書冊数が上昇し、中学生は微増、高校生はほぼ変化なしという結果が出ています。 また、朝の読書推進協議会が行った「朝の読書」アンケートによると、小学校では8割の学校が朝の読書を行っていることが分かります。 このことから、小学生は本に触れる機会が多く、読書をする機会に恵まれているのではないかと考えられます。 しかし、読書に関する苦手意識等の調査結果によると、本を読むことが苦手に感じている小学生の約4割が「本を読むのに時間がかかる」と回答しているということが分かります。 また、「本を読んでも内容がわからないことが多い」「文字を読むのが苦手である」と回答した小学生もそれぞれ約2割いました。 2つの調査結果から、小学生は読書に触れる機会が多い一方、本を読むことに苦手意識を感じている生徒も少なくないことが分かります。 つまり、小学生は読書の機会は多いですが、一部の小学生にとっては、本を読む=インプットに偏っているのではないかと考えられます。 インプットに偏ってしまうと、勉強と同じで新しい物事を身につける効率が下がってしまう可能性があります。 読書はインプットと合わせて、アウトプットを行うことで読解力がつき、本の魅力を感じることができるのです。 では、読書=インプットだけでなく、アウトプットもするにはどうすればいいのでしょうか。 アウトプットの一案としておすすめなのが、読書感想文です。 本のあらすじを書いたり、気になった部分をまとめたりすることがアウトプットとなり、物語の情景や新しい言葉が身につきやすくなります。 小学校の低学年や、文章を書くのが苦手なお子様には、お子様が本を読んだ際に「どこがおもしろかった?」「なんで面白いと思ったの?」など、 保護者様が発問して、お子様に答えてもらうことも充分にアウトプットになりますので、一度試してみてください。 今回は、小学生の読書に対する苦手意識と、読書にもインプット・アウトプットが必要であることをお伝えしました。 特に、小学生は年4回、塾内で読書感想文を書く機会がありますので、読書のインプット・アウトプットの機会として、ぜひご活用いただければ幸いです! 【参考】 ・全国学校図書館協議会,「第69回学校読書調査」, https://www.j-sla.or.jp/material/research/dokusyotyousa.html,2025/7/23 ・朝の読書推進協議会,「「朝の読書」2025年アンケート」, https://www.tohan.jp/csr/asadoku/,2025/8/27 ・文部科学省,「子供の読書活動の推進等に関する調査研究 報告書」, https://www.mext.go.jp/content/20210610-mxt_chisui02-000008064_2801.pdf,2025/7/23
保護者の皆様に、ご家庭でのお子様への接し方のヒントとなることをお伝えしていきます。 中学生にとって、勉強で一番大切な期間は、この9月から12月です。 中学1年生の9月から12月の期間に70%前後の生徒が、数学や英語を嫌いになってしまいます。 そして、この時期は、どの学年も学習内容の難易度が高くなり、学力差が一挙に開く時期でもあります。 この大切な時期にお子さんが、勉強もしないでダラダラしていたら、皆さんはどうしますか? I(アイ)メッセージ(「私」が主語になる言い方)を活用した伝え方で例をあげると、 〈 例 〉 「あなたがこの大切な時期に一生懸命勉強しているのを見るのが、私は好きなんだけど」 「あなたが勉強をしないでダラダラテレビを見ていると、私はなんかイライラしちゃうんだけど…」 このように、主語を自分にした言い方をI(アイ)メッセージといいます。 自分の考えや思いを伝える言い方で、誤解を減らし、人間関係を円滑にすることができます。 逆に、相手を主語にするYou(ユー)メッセージは、相手の行動や人格に対して決めつけや非難のニュアンスを含みがちで、誤解を生んだり、問題解決が遠のいてしまったりします。 さらに今回は、動機づけのための非論理的な質問について考えてみたいと思います。 皆さんは、勉強をしない子どもに、理路整然とした発言をしていませんか? 〈 例 〉 「なんで勉強しないの?この大切な時期に勉強しないと、高校に入れないわよ」 「テストで良い点数を取らなければ、内申点も取れないし、あなたが望む高校へも行けないし、今やらなくちゃいけないのわかるでしょ!」 「良い結果を出したいのなら、良い原因を作らないといけないのよ。だから、勉強しなきゃ!」 ところが、このような理路整然としたお説教には、やる気を引き出す効果がないのです。 それよりは、非論理的な質問をする方が、やる気を引き出せる場合が多いのです。 非論理的な質問というのは、例えば、以下のような言い方のことです。 「全く勉強をしたくないのを1。 勉強を今からすぐにでも始めたい、やる気満々の状態が10として、 今あなたはどのくらい勉強したい?1から10の間で答えてみて」 「どうして、もっと低い数字を答えなかったの?」 子どもが、2と答えたとしたら、なんで1と答えなかったのかを聞いてみてください。理由を子どもが探すうちに、勉強をする答えを出すのです。 ほとんどの子どもたちは「絶対に勉強をやらないぞ!」と固い決意をしているわけではないのです。ちょっとした質問で意欲を刺激してみることです。 ちなみにこの質問、全く論理的ではありません。これらの数字には何の根拠もないのですから。 正攻法で攻めるだけではなく、たまにはこんな質問をして、子どもの意識をちょっと変えてみてはいかがでしょうか。
福岡市 城南区 の 個別指導学習塾 ドリームチーム 城南ゼミナール です。 たまに、子どもたちに言われます。 「こんなん勉強しても、将来使わん!」というセリフ。 私自身、そう思った事、なんどもあります。 この記事を読まれている保護者の方も、当時考えた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか? 1.算数・数学 情報処理能力と論理的思考の向上 → 正確に速く仕事ができるようにするため。 その結果になる原因を考えられるようになるため。 2.国語 理解力、表現力の向上 → 他者と情報のやり取りをするため。 日本で生きていくため。 3.理科 科学的思考と論理的思考の向上 → 自分や周りの人を守るため。 悪い人に騙されないようにするため。 4.社会 世界や地域の地理的・歴史的背景を学ぶこと → 様々な国や地域の現在を理解するため。 自分の背景を作っていくため。 5. 英語 英語はこれから先も学習は続きます。 コミュニケーションスキルとして必要な力です。 →自分の将来の幅を広げてくれます。
近年、子どもたちを取り巻く学習環境や教育のあり方は、大きく変化しています。 その中で、文部科学省が毎年実施している「全国学力・学習状況調査」は、子どもたちの『学びの姿』を客観的に捉える重要なデータです。 2025年の結果では、すべての教科で平均正答率が低下し、特に『自分の考えを表現する力』に大きな課題が見られました。 これは、学力そのものというよりも、学び方や学習環境を見直す必要性を示しているといえるのではないでしょうか。 本記事では、この調査から読み取れる傾向をわかりやすくご紹介し、これからの学びに必要な視点について一緒に考えていきたいと思います。 調査結果に見る『子どもたちの今』 文部科学省が実施する「全国学力・学習状況調査」は、毎年4月に全国の小学6年生・中学3年生を対象として行われています。 2025年度も約187万人が参加し、国語・算数(数学)・理科を中心とした学力調査と、生活・学習習慣に関する質問紙調査が行われました。 今年の結果では、すべての教科で平均正答率が前年度より低下しており、「考える力」や「表現する力」を問う記述式問題での無解答率の高さが大きな課題となっています。 特に中学校の国語において、「自分の考えと理由を書く」形式の設問では27.7%が無解答でした。 これは約4人に1人が『書かない・書けない状態』にあることを意味しています。 語彙力と表現力を育てる 学習塾ドリーム・チームでは、語彙力・読解力・表現力を育てる取り組みを実施しています。 小学生においては、10月の漢字検定(漢検)受験を原則必修化いたしました。 これは単に「漢字を覚える」ことが目的ではありません。 私たちはこの取り組みを、アウトプットするための語彙力=『表現の材料』を身につける機会と捉えています。 語彙が豊かになることで、文章を書くときにも、気持ちを伝えるときにも、表現の幅が広がります。 また、読書感想文では、子どもたちが自分の感じたことを整理し、自分の言葉で伝える経験を積んでいます。 これはまさに、「読み取る→考える→まとめる→話す」という一連の思考と表現のトレーニングです。 中学生に対しても、日々の授業の中で、思考を言語化する機会を大切にしています。 例えば、間違えた問題に対して、「なぜ間違えたのか」「正しい考え方は何か」を問いかけ、生徒自身の言葉で説明してもらう場面があります。 こうした対話の積み重ねは、理解を深めるだけでなく、表現力そのものを育てる時間になっています。 こうしたやりとりが成り立つのは、一人ひとりと向き合える個別指導という形態だからこそです。 生徒たちの思考のペースに合わせて、言葉で考え、言葉で伝える力を支えていきたいと考えています。 見えてきた課題 全国調査で明らかになったのは、「問われている力」と「子どもたちが答えられていない現実」とのギャップです。 特に「自分の考えを言葉にする問題」で無解答が多い現状は、知識の不足というより、『表現する力』が育ちにくくなっている環境を映し出しているように思えます。 例えば、「正解がわからないから、空欄のままにする」といった選択をする場面は、実際の授業の中でも見られます。 そこには、「考える力がない」のではなく、「考えたことを言語化する経験」が不足しているという課題が潜んでいるように感じます。 今後の入試や社会で求められるのは、「自分の意見を持ち、それを伝える力」です。 そして、その力を支えるのが、語彙力・読解力・表現力といった土台です。 一人ひとりのつまずき方や考え方は異なります。 だからこそ、個別に寄り添いながら、「言葉にする経験」を丁寧に積み重ねていく指導が求められているのではないでしょうか。
福岡市 城南区 の 個別指導学習塾 ドリームチーム 城南ゼミナール です。 愛知県豊明市で提案されている「市民のスマホ利用を1日2時間以内に抑える」条例案。 学習塾として、この問題にどのように向き合うべきか、考えてみました。 保護者とお話しする機会があるなかで、スマホばっかりで「勉強していない」という話はよく聞きます。 スマホは情報収集や学習ツールとしても活用できる側面がある一方、長時間利用は集中力の低下や学習時間の圧迫につながる可能性も指摘されています。 学習塾としては、以下のような視点を持つことが重要だと考えます。 バランスの重要性: スマホの利用制限は、必ずしも悪いことではありません。しかし、一律の制限は、生徒たちの自主性や自己管理能力を損なう可能性も考慮する必要があります。 代替手段の提供: 制限された時間を、読書や運動、他の学習活動に充てられるよう、生徒たちに具体的な代替手段を提示することが重要です。 スマホとの適切な距離感: スマホとの付き合い方は、年齢や個々の状況によって異なります。一律ではなく、生徒一人ひとりに寄り添い、適切なアドバイスができるような体制を整えるべきです。 家庭との連携: 保護者の方々と連携し、家庭でのスマホ利用ルール作りをサポートすることも大切です。 学習塾は、単なる知識の詰め込み場所ではなく、生徒たちが自律した学習者として成長するためのサポートをする場所でもあります。 今回の条例案を機に、生徒たちがスマホとの適切な距離感を考え、より豊かな学びの機会を得られるよう、私たちも貢献していければと思います。
福岡市 城南区 の 個別指導学習塾 ドリームチーム 城南ゼミナール です。 【日本漢字能力検定(漢検)実施のお知らせ】 「語彙力・読解力・記述力の育成」を目的に、日本漢字能力検定(漢検)を小学生の学習指導の一環として実施しています。 当塾を準会場(春日東ゼミ・平尾ゼミ・城南ゼミ・高取ゼミのいずれか教室)として漢検を実施いたします。 また、本検定は塾生に限らず、ご家族・ご友人の方も受検可能です。 ご家族で一緒に受検し合格された場合、公益財団法人日本漢字能力検定協会より「家族合格表彰状」が贈られます(希望制/申請が必要)。 ぜひこの機会に、ご家庭でも学びを深めていただければ幸いです。 ■ お申込み方法 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdvXTW47OHsQi6OkV2Ckoh5POyqioW28fkVzCwG17UdS3gLyg/viewform 上記URLより9月26日(金)までにお申し込みください。 検定料はお振込です。別途ご案内致します。 ■ 実施日・試験時間・受検料(税込) 10月25日(土) 開場 12:00 着席 12:20 開始 12:40 終了 13:40(8~10級のみ~13:20) 2級 3,500円 準2級〜4級 2,500円 5級〜7級 2,000円 8級〜10級 1,500円 ※ 終了時刻は前後する場合があります。 ※ 締切を過ぎての変更・キャンセルはできませんのでご了承ください。 ※ 適切な受検級がわからない場合は、お通いの校舎までご相談ください。 ご希望があれば、まずはお問合せください!