今日はBlogを2つ書きたいと思います。
まず1つ目です。
現在、中学3年生の数学は多くの生徒さんが二次関数に取り組んでいると思います。
二次関数は中学校の数量・代数分野では、一番最後の単元です。このあとは相似図形・円周角の定理・三平方の定理..と図形の学習が続きます。
学校によっては「並列式」の学習で、すでに図形分野に取り組んでいる学校もあります。
二次関数は小学生4年生の「ともなって変わる」から始まり、途中比例・反比例と名前を変え、最終的に二次関数へと発展します。
関数を解くためには、複数の知識・能力が必要です。
・比例や反比例の考え方の理解
・正負の数、文字式、方程式の計算
・座標や増加量、変域の計算などグラフに関する知識
また知識だけでは駄目で、自身でグラフを書いて条件を落とし込み、問題のイメージを具体化していく必要があります。
つまり、知識・実践力の両方が求められるので、「めんどくさがり屋」の生徒さんにとってハードルの高い単元です。
ちなみに、円周角の定理や三平方の定理など中学3年生の図形問題は、それまで学んだ計算知識も活用しますので、数量・代数分野を軽視していると全く解けない…ということになります。
数学は一歩ずつ階段を登る必要がある科目なので、とにかく小学校低学年から、丁寧な学習を心がけて下さい。
セルモではノート指導に力を入れていますが、最終的にこういった単元の学習時に大きな差になるからです。
小学校の間に丁寧な算数の学習が習慣化されれば、中学校数学で困ることはそれほどありません。
2つ目の話です。
昨日、中学生の生徒さんが、学校で「闇バイトの危険性」について先生から話があったと教えてくれました。
「中学生で闇バイト?」と思われる保護者様もいらっしゃるかと思いますが、実際に「闇バイト」は中学生の身近に迫っています。
実際には上記のような分かりやすいサイトや募集ではなく、巧妙に仕込まれている場合も多いです。
昨日も下記のようなニュースを見ました。
トクリュウと関連か 中学生など3人を強盗予備容疑で逮捕 関東から山口へ…“闇バイト”で住宅に押し入ろうと工具所持か
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad2404f79f34456404767902dfa30c0767ab5257
逮捕された3人のうち、中学生は14歳ということです。
この1ヶ月、関東周辺でも話題になっている匿名の流動型犯罪グループの事件(通称:トクリュウ)とのこと。
このニュースを見ると、茨城県龍ケ崎市の生徒が1,000キロ離れた山口県光市で事件を起こすというのが不思議でたまりません。
共犯の牛久市の高校生も16歳ですが、牛久市と龍ケ崎市は隣接する市なので、一緒に来たのかもしれません。
小学校や中学校では年間約40時間の道徳教育をし、様々な事案について教育をしています。
当然、各ご家庭でもお子様のマナー・社会教育には力を入れているかと思いますが、SNSやネットを通じて簡単に繋がること出来る現代社会、安易にこういった事件へ流れてしまう時流を恐ろしく感じます。大人が協力して、子供たちを良く見守り防いでいくしかないのかな?と思います。