【第1回】令和7年度入試 日帰り合宿勉強会レポート
昨日11月17日(日)の第1回日帰り合宿勉強会のレポートです! 13:30から21:30まで、町田駅前の「ぽっぽ町田会議室」で実施させて頂きました。参加した生徒さん、お疲れ様でした! ①集合・持ち物 ・1人時間ギリギリになりました。受験を意識して、5分前集合を徹底しましょう。 ・持ち物では、コンパスや定規セットを忘れた生徒さんが4人いました。コンパスや定規が無いと、都立数学大問1の「作図」の問題が解けません。配点が6点と高得点の問題で、ほぼ100%出題されることもあるので対策が打ちやすい問題です。私立でも基本的な作図の問題は出題されやすく、次回からは必ず持ってきましょう。 ※午後と夜間で部屋が違います。 ②数学大問の1過去問演習 ・令和5年・6年度の数学都立大問1の演習(46点満点)を実施しました。 数学大問の1は、都立数学を決定付ける重要な問題です。配点が大きいことと、出題傾向がある程度決まっているので対策を打ちやすいです。 計算が6問で中学校3年までの基礎計算、その他はデータ分野・円周角の定理・垂直二等分線等の作図と、出題内容が概ね決まっています。 来年も絶対同じとは言えませんが、まずはここで46点を確保することが至上命題です。数学は平均点が60-65点なので、中堅の都立高校を目指す場合は、大問1で46点+その他の大問で15-20点確保することが目標となります。 最初に令和5年を実施し、点数の分布が0-35点でした。分布の中心は20点代です。 予想以上に得点出来ず、がっかりしていた生徒さんが多かったです。1問ずつ解説をしましたが、計算においては「丁寧な手順」が守れていない生徒さんが多かったです。途中で式を暗算して飛ばしてしまっていることが原因です。また、1-2年生で習った計算ルールを失念している生徒さんもいました。 計算以外の問題では、円周角の定理はまだ習っていない学校もありますが、確率や作図を忘れている生徒さんは、もう一度基礎的な内容を見直す必要がありました。 ・もう1セット実施した令和6年度では、1回目の反省を活かし得点を上げてきた生徒さんが多く、46点満点を取った生徒さんも出てきました(嬉しそうでしたね。)。 次回以降も大問1演習は実施しますが、まずは今回解けなかった問題を復習しましょう。 私立を受ける生徒さんも、私立でも同様に大問1は高配点です。計算は都立より難しい場合が多く、都立の問題でまずは肩慣らしし、もう少し難易度の高い問題に取り組んでいく必要があります。 ③英語大問2過去問演習 ・最初に、都立英語の問題構成を説明しました。大問1はリスニングで20点、大問2から4は長文読解で配点が80点になります。私立も概ね大問1はリスニング、長文も2-3問入る点は同じですが、文法ルールの確認問題(穴埋め、自由英作文)などがあり、問題量は都立より多い場合があります。 都立の長文は出題傾向がここ数年はパターン化されており、大問2の長文は海外から来た留学生と、日本での友達の会話文と手紙(メール)のやり取りです。 昨日は、令和5年度の大問2を実施しましたが、多くの生徒さんが苦戦しました。 長文の分量が多いのと、表やグラフなど資料もあり、その読み込みに苦労したわけです。わからない単語も多かったとのことでした。 しかし、この大問2は「解き方のコツ」があり、全ての文章を読む必要は無いのです。 詳しくは省略しまずが、問題のクセや特徴を掴めば、比較的短時間で解けることが理解できたと思います。 必要なのは「問題の特徴や解法を理解しその通りに実践する。」ことです。次回もこの大問2演習を実施しますが、受験までに少なくとも8-10年分実施すれば型が身についていくでしょう。 ただ、単語はきちんと勉強し「意味」を把握していく必要があります。昨日も「forest(森)」という単語が分からず、読解に苦戦していた人が多かったです。 合宿勉強会や冬期講習でも英単語演習を実施していきますが、自宅でも時間を確保して頂きたいと思います。 ④漢字・英単語演習 都立も私立も漢字は20点の配点(私立の一部は15-16点)があります。 国語の平気点は高い(都立で70点代)ので、欠かせない学習です。 昨日は、入試対策用の漢字ドリルを配布して対策を始めました。この冬で学習しきれる量のドリルです。 正直なところ、この中学校3年間で漢字の学習から目を背けていた生徒さんも多いと思います。しかし、今回は避けることは出来ないので、全力で頑張ってください。 なお、漢字の「とめはね」がしっかりしていない、「乱雑」で読めない、「字が小さく」判読が出来ない課題がある生徒さんは、自分目線ではなく、採点官目線に立って改善していきましょう。 英単語は③で述べましたが、配布したテキストの範囲は覚えきってください。 今回は初回なので、「教材の取り組み順」や「オンライン解説ツールのe-board」など色々説明が多くて疲れたと思います。 次回以降もまずは基本を中心に、だんだんと科目や取り組み範囲を広げ、学習内容を濃くしていきたいと思います。 最後まで全力で取り組んで下さい! また合宿勉強会だけ頑張るのではなく、自宅・冬期講習・通常授業と、それぞれの場面でしっかり取り組みましょう。