【立花ゼミ】子ども「勉強って何の役に立つの?」大人「・・・」
こんにちは、 尼崎市にある1中学校専門塾、立花ゼミナールです! 「勉強って何の役に立つの?」 このように尋ねた(尋ねられた)ことがある。 みなさん、そんな経験をお持ちではないかと思います。 しかし、その際明確な答えが返ってきた(返した)経験をお持ちの方は少ないでしょう。 大体の方は、 「学生の本分は勉強だから」 「勉強しないと将来困るから」 「いい学校に進学していい企業に就職するため」 「つべこべ言わずに勉強しなさい!」 この4つの返答が多かったと推測します。(4つ目は少なくあってほしい…) なぜ勉強するのか、なぜ勉強が必要なのか、将来勉強が何の役に立つのか。 私自身、学習塾で働き始めて、学生以来にこの質問を考えることになりました。 今回は自分が導き出したこの質問に対する回答(解答ではない)を書いていきたいと思います。 ※あくまで私見です。この質問に正解はありませんので参考程度に閲覧してください。 ・勉強することの意義は内容ではない。 はっきり言います。勉強の内容なんて将来全く役にたちません。忘れたっても何の問題もない。 小学校で習う四則演算だってパソコンを使えば必要ないし、英語も翻訳機を使えばコミュニケーションは取れます。 敬語の書き方もChatGPTに添削してもらえれば修正できるし、理科・社会なんて言うまでもない。 テストでいい点とったって給料が上がるわけでもないし、 学校で学んだ科目的な知識なんて仕事では何の役にも立ちません。(ページ下部に補足あり) まぁ、こんな所でいいでしょう。 改めて文字にして書き起こすと、まぁ塾の先生がよくこんなことを書くなと自分で思います。 我ながらひどい。 勉強の内容は重要ではない。 では、勉強することの意義はどこにあるのか。 それは、「勉強すること自体」です。 それ自体に意義があります。 ・勉強することの意義とは。 勉強すること、それは「困難に立ち向かい、考え、乗り越えるための訓練」だと私は考えています。 勉強、しんどいですよね、やりたくないですよね、できれば避けて通りたい。 みんなそう思ってます。 じゃあ勉強しなくていいのか?誰かに迷惑かかるか?意外と大丈夫なんじゃないか? 子ども目線ではこうなるでしょう。 では、大人目線ではどうなるか。 仕事、しんどいですよね、やりたくないですよね、できれば避けて通りたい。 みんなそう思ってます。 じゃあ仕事しなくていいのか?無理でしょ?どうやって生活するの?誰が家族を守るの? ここが子どもたちに伝えないといけない部分です。 嫌なことから逃げるのは決して悪いことではない。 でも、絶対に逃げてはいけない場面が人生において必ず来る。 その時に、壁を乗り越えるために、今、勉強をしている。 何かを守るために、必死に考え、行動し、困難を乗り越える。 その練習が勉強することである。 これこそが勉強の意義であると私は考えています。 ・しっかり伝えよう ここまでお読みいただきありがとうございます。もう少しだけお付き合いください。 最後に大切なことは、これを言葉にして子どもに伝えることです。 そして、その時にご自身の社会人での経験を混ぜてください。 面と向かって話すのは恥ずかしいかもしれません。 しかし、これをきっかけに子どもたちの意識が変わるかもと思えば、 良い投資だと思いませんか? ご自身の経験を含めて話すとその分熱意が伝わりやすく、 子どもたちの心にも響きやすくなります。 ぜひ、実践してください。 (補足)勉強の内容が将来役に立つ場合もある。 今回述べている内容は、一般企業のサラリーマンとして働く場合を想定してます。 専門的な職種にはなりますが、弁護士や医師などのいわゆる士師業、 大学・企業での研究職を生業とする場合等は学問的な知識が必須になります。 もしそれらを目指している方がいらっしゃったら、こんなブログ読んでないで今すぐ勉強してください!