【山田ゼミ】夏休みの課題の向き合い方
吹田市にある山田中学校専門塾、山田ゼミナール室長の松本です! 夏休みが近づくと、生徒たちの表情には期待と緩み、そして少しの不安が混ざってきます。 その理由の一つが、夏休みの課題です。 保護者の皆さまにとっても、「また最後にまとめてやるのでは…」「出すことが目的になっていないか」と気がかりな時期かもしれません。 ただ私は、あの“課題”こそが、生徒の成長の土台になると感じています。 というのも、夏休みの課題は「学力そのもの」よりも、「学習にどう向き合うか」を映す鏡だからです。 与えられたタスクに対し、いつ取り組むのか。 何から手をつけ、どう配分するのか。 そして、どこで“投げ出したくなるか”。 すべてに、その子らしさがにじみ出ます。 本来、課題というのは「やらされるもの」ではなく、「時間とタスクをどう扱うかを学ぶ機会」です。 一見、形式的なプリントやレポートでも、それを“自分のものにしようとする姿勢”があれば、学びの深さは変わってきます。 ですので、私たちがまず支援すべきは、「早めに全体像を把握させること」と「目標日を明確にすること」です。 スケジュールの立て方、達成の管理方法――これは社会に出てからも問われる力です。 夏の課題は、まさにその入り口になります。 そして私たち大人の役割は、「まだ終わっていないの?」ではなく、 「どんなふうに進めてる?」という問いかけで、管理ではなく“伴走”することだと思っています。 課題の提出がゴールではありません。 “計画してやり遂げた”という実感が、その子の中に残ること。 それが、夏明けにぐっと自信をつけて戻ってくる子の共通点です。 この夏が、そんなひとつの転機になりますように。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。