め塾は勉強のやり方を変えることによって成績を上げる学習塾です。ですが、勉強のやり方はなかなか変わらないものです。
例えば小学6年生の生徒であれば、小学校1年生から6年生までの間の6年間のその人なりの勉強の姿勢の蓄積があるわけです。例えばコップの中に緑色のついた水が入っているわけです。6年間も緑色をずっとつけ続けていたわけです。その緑色の水を白色に変えたいわけです。3ヶ月白い水を入れたところで白くはなりません。せいぜい緑が薄まる程度です。
そもそも3ヶ月塾に入れて勉強ができるようになるとか頭が良くなるというようなことはほとんどないと考えた方が良いでしょう。
確かに3ヶ月で勉強ができるようになる生徒はいます。そういう生徒は素直なことが多いですし、もともとコップの中に薄い色の水が入っています。素直でない生徒やすぐに塾を休んだりする生徒や態度の良くない生徒はほとんどの場合、コップの中に墨汁みたいな水が入っています。
そういう生徒のコップを白くするには、素直な生徒の3倍以上の労力や時間がかかります。
しかし世の中の大半のお母さん方は3ヶ月で成績を上がってほしいというような欲求を持っています。そういう要求に応えようとすると、学校の定期テストで成績を上げるしかありません。しかも、短時間で点数を上げるには詰め込み型の勉強になります。丸暗記型の勉強と言っても良いでしょう。それが1番手っ取り早く点数が上がる方法になります。
なので、世の中の99%以上の塾がお母さん方のそういうニーズに応える形で授業を行っています。
しかしテストの点数が上がったところで、その生徒自身の能力といいますか、生徒自身の頭が良くなっていなかったらそれは望んでいる結果ではないのではないでしょうか。物分かりも悪く何度も説明されなくては理解できないような頭でも良いのでしょうか?
極端な例で申し上げますと、学校のテストの点数はとても良かったけど、高校には合格できなかった。これ満足できますでしょうか。
良い大学に入学できました。しかし、社会に出てからあの人は高学歴の割には仕事が全然理解できないよねと言われるような人物に育てたいでしょうか。
そんなことを望んでいるお母さんはいないと思います。
どちらかと言えば逆のことを望んでおられるお母さんの方が多いのではないでしょうか。高学歴ではないけども、仕事や物事の理解がはやい人物だったりとか、頭の回転が速く問題点を見抜けるような人物であったりとか、そういういわゆる仕事のできる人物になってもらいたいと思っているのではないでしょうか。
少なくとも私たちはそう思っています。なのでめ塾では勉強を通して頭が良い子になってもらうように授業しています。そのためにはやはり勉強のやり方も変えてもらう必要が出てきますし、授業の聞き方も変えてもらう必要が出てきます。そういう勉強に対する姿勢を変えることによって能力が上がり、その結果として劇的な点数アップを実現しています。
中学3年生の4月にめ塾に入ってくる生徒に勉強の姿勢をよくするように色々と指導します。その生徒が勉強の姿勢が変わってきたなぁと思うのは受験直前の2月頃です。
でもいいんです。本番は大学入試なので、高校入試には間に合わなくても高校入学後にしっかり勉強の姿勢をキープしていれば大学入試には間に合いますから。
高校3年生の4月に入塾してくる生徒に勉強の姿勢を帰るように指導をします。しかし、入試直前になっても勉強に対する姿勢が変わる事はあまりありません。成績が上がらないわけではないのですが、勉強の姿勢はなかなか変わりません。中3の生徒より苦労します。
しかし、小学5年生の生徒であれば、勉強に対する姿勢は半年くらいで変わる子が多いです。
やはり脳が若いうちといいますか、頭が柔らかいうちに勉強の姿勢を整えて上げることがその後の勉強をとても有利に進めることができます。習い事ももちろん良いのですが、頭を鍛えることをできるだけ早いうちにやっておかれることを心からお勧めします。