どの本を読むか迷ったときは、課題図書!
こんにちは! 今日は「どの本を読むか迷ったときは、課題図書がおすすめ!」というテーマでお話ししたいと思います。 読書感想文の季節になると、「うちの子、何を読ませたらいいか分からなくて…」と頭を抱える保護者の方、多いのではないでしょうか。書店に行けば山ほど本が並び、どれも面白そうに見える反面、「これ本当に感想文向き?」と不安になることもありますよね。 そんなときに頼れるのが「課題図書」です。課題図書というのは、全国学校図書館協議会などが毎年選定する「この本は子どもたちに読んでほしい!」というイチ押し本のリストです。ものすごくざっくり言うと、“安心して読める、感想文向けの厳選ラインナップ”ということですね。 よく「自分の好きな本を選んだ方がいいんじゃないの?」という声もあります。たしかに、興味がある本を読むことも大切です。でも、課題図書は、子どもの発達段階や社会性、感情の成長を意識してプロが選んでいるので、内容が難しすぎたり、逆に簡単すぎて退屈…なんて心配がほぼありません。 「でも、うちの子は本当に本を読むのが苦手で…」という場合もご安心を。課題図書の中には、ページ数が少なめでイラストが多い本や、物語ではなくノンフィクションタイプもあります。「どんな本が読みやすいか」迷ったときは、まず課題図書コーナーを一緒に覗いてみるだけでもヒントになるはずです。 一方で、課題図書を読むときの“落とし穴”も少しあります。それは「とりあえず課題図書を読んで終わり!」となってしまいがちなこと。せっかく良い本を手にしたのなら、ぜひ親子で一緒に読んで「どんなところが心に残った?」と会話をしてみてください。 たとえば「主人公がどう感じたと思う?」「似たような経験、あった?」など、一言添えるだけで、読書が“感想文のための作業”から“自分ごと”に変わっていきます。 「課題図書って、どこで手に入るの?」という質問もよく受けます。毎年、書店や図書館で特設コーナーができていることが多いので、気軽に足を運んでみてください。 最近はネットでも課題図書一覧が公開されていますし、人気の本は早めに貸し出し予約をしておくのがおすすめです。「今年の課題図書は売り切れで…」という声も珍しくありませんから、思い立ったら即行動が吉です。 とはいえ、「課題図書しか読んではいけない」ということは全くありません。課題図書をきっかけに、ほかの本にも興味を持つことができたら、それは大きな収穫です。「まずは課題図書からスタート」で、世界が広がる読書習慣が身につきます。 というわけで、どの本を読ませたらいいか迷ったときは「課題図書」から始めてみてください。プロが選んだ安心感と、親子の会話のネタにもなるお得な一冊。せっかくの読書タイム、楽しく迷いなくスタートできるといいですね!