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◇私は、2020年スタートの学習指導要領に大きな不安を持っていた。 「思考力・判断力・表現力」をつけるという無理な目標に不安を持っていたのだ。 思考力や判断力が、学校教育の中で本当につくかどうか、非常に疑問なのだ。 問題を考えるスキームを教えないで、思考力をつけることは難しい。 ましてや、義務教育の年齢の子どもに、まず、基礎基本の知識を徹底的に教えないで、 どうしてその先に行けるのか?誰でもが疑問に思うだろう。 ◇なんでもそうだが、自分のやることが好きなことが一番生き生きするはずだ。 勉強だって、好きにさせることが重要なことなのに、その好きにさせる構造を考慮せず、 「思考力・判断力・表現力」と言ってみても、無理だ。 そうそう簡単に、現実的な思考なんぞ出来るわけがない。大人だって出来ないのに。 ◇この記事にあるように、問題は教科書の中身ではない。 その中身を規定している学習指導要領が問題なのだ。 まず、知識・やり方を教える。そして、その知識ややり方をその他に転用できるように教える。 最後に、思考力・判断力が鍛えられるようなテーマを設定し、子どもたち同士で学び合う。 そのようなプロセスを考えることだ。小学生や中学生のうちから、 「思考力・判断力・表現力」などというカッコよいお題目を設定することはないのだ。 世界中の状況を見てほしい。「思考力・判断力・表現力」をもって行動している人間(国民)がどのくらいいるのか。 日本の教育が世界から遅れていると思ってはダメだ。 だから、この学習指導要領にしたのだ、などと思わないことだ。 そうではなくて、このような学習指導要領が日本の教育を遅れさせていると思った方が良いと私は思う。   分厚い教科書にうなる子ども  教員らが洗い出した「不合理な内容」 (朝日聞7月11日) 〇小学校の先生が、分厚い教科書から、不合理な内容を洗い出す──。 そんな発表が6月末、都内で開かれた公教育計画学会であった。 北海道妹背牛(もせうし)町立妹背牛小学校教諭の水本王典(きみのり)さん(57)と 兵庫県芦屋市立小学校を退職した元教諭の永田守さん(58)が、 それぞれ3年生の算数と国語の教科書について、世代の違う教員と計3人ずつで分析した。 〇まず、水本さんが紹介した算数の問題の一つが、 「20cmのリボンがあります。20÷4の式になる問題をつくりましょう。 また、答えのもとめ方を、図を使ってせつ明しましょう」。 〇説明、説明、説明……。今の学習指導要領は「思考力・判断力・表現力」を重視し、 教科書もあちこちで子どもに説明を求める。 「子どもは苦しんでいます。まずわかればいいと思うのですが」と水本さん。 〇国語も「表現力を重視し過ぎです」と永田さんは話す。 例えば、「働く人々の仕事の工夫を調べ、報告文を書く」。 ここでピタッと手が止まる子がいる。「うーん」とうなる子も。 仕事の選び方や報告文の書き方に悩んでいるのだ。 〇そして最後は、発表し交流する会を開くことになっている。 「会を開くために、全員が報告文を完成させなければならなくなる」と永田さんは言う。 昔話の教材も、以前は読み合い、ワハハと笑って終わりだった。 それがいまは、「昔話の組み立てをとらえよう」。 永田さんはため息まじりに話した。 「これでお話が大好きな子どもが育つでしょうか」 〇この6日前、次の指導要領を審議する中央教育審議会の部会が開かれた。 ここでも教科書の分厚さや、教科書を網羅的に教えなければならないと考える教員の姿勢が議論され、 「中核的な概念をつかみやすいよう重点化する」方針が出された。 〇だが、水本さんと永田さんは、子どもを混乱させる指導要領が問題で、 教科書はそれに合わせようとしているだけだ、という。

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◇リフレーミングとは、「ものを見る視点を変える」、「考える枠組みを変える」というNLP(コーチングの理論の一つ)のスキルです。 以下の言い換えを例のようにやってみてください。  (例)臆病 → 慎重   1.落ち着きがない →   2.消極的 →   3.頑固 →   4.根暗 →   5.優柔不断 → ◇この5つの言い換えは、ほんの一例ですが、 ①「落ち着きがない」というマイナスの表現をプラスに言ってみると、「活発」とか「活動的」ということになります。 こういうマイナスの枠組みをプラスの枠組みに転換することをリフレーミングと言います。 このスキルを生徒対応・保護者対応の時に、自由に使いこなせれば、私たちは、生徒・保護者とラポールが形成しやすくなるのです。 ◇生徒が相談にきて、生徒が自分のことを悪く思っている時(何て自分ってダメなんだろう!)や 袋小路にはまっている時にリフレーミングを使って、勇気づけます。 そうすれば、生徒も違った見方を自分にして、元気になります。 ◇例えば、生徒が、自分は頑固でしょうがいない人間なんだと思っているのを、 「いや君は信念がある人間なんだよ。だから、いろいろと悩むんだよ。」と伝えてあげるのです。 ◇生徒が何を求めているのか、その本当のところに心を使うことです。 生徒は、悩んでいる時、生徒自身の存在承認を求めているのです。 その承認をする一つのスキルが、リフレーミングなのです。 袋小路にハマった生徒の心を晴れやかにしてあげてください。 そのために、生徒とは違った視点を提供してあげること。 これが私たちにとって大切な使命なのです。 そして、皆さんも袋小路にはまってしまったら、 ぜひ、リフレーミングを思い出して、使ってみてください。

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◇1970年代、日本の教育界は、真摯な議論をしていた。 「関心・態度」という観点で成績を付けるのは、教師の主観によるところが大きいから、 学習指導要領に載せるべきではないという議論があった。 子どもたちの内面の評価を一個人である教師がするべきではないという議論もあった。 しかし、1980年、学習指導要領に「関心・態度」が観点の最後に載ったのだった。 そこからは、皆さんの知っての通り、どんどん幅を利かせ、 1991年、「関心・意欲・態度」として、観点の最上位に置かれることになる。 認知面の評価が主に「知識・理解」、情意面の評価が「関心・意欲・態度」として、その情意を最優先することになったのである。 70年代の議論は全く生きることなく、日本の教育は、この1991年を境に、どんどん悪くなっていったのだ。 ◇そして、今回の記事である。 教師の負担から、見直しを検討しているということだ。 子ども不在の見直しということだ。 子どものための評価を、教師の業務負担の目線で見直すというのだ。なんとふざけたことだろう。 1970年代の日本の教育行政に携わっていた人たちは、今回の記事をどう思うだろう。 あの時の真剣な議論を忘れたのか、そう思うのではないだろうか。 私たちは、思い出すべきだ。日本も、教育について真剣に考えていた時期があることを。 ◇子どものために、どんな評価が客観的で、公平なのかを議論することだ。 ここからしか、日本の学校教育は、良くならないのではないか。 +──────────────────+ 通知表が変わる? 学習態度は成績に反映せず所見に 歓迎の教員も (朝日聞7月4日) 〇小中高校の子どもの成績のつけ方を見直す案が示された。 各教科で「5」などの成績をつける際の観点の一つとなっている「主体的に学習に取り組む態度」について、 数値には直接結びつけず、所見欄で評価を書く形に変える。各校が作る通知表も変わりそうだ。 〇文部科学省が4日、中央教育審議会(文科相の諮問機関)の特別部会で提案した。 今の方法は、各教科ごとに「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の三つの観点をABCの3段階で評価。 それを総合し、各教科の成績にあたる「評定」を決めている。小学校は3段階、中学高校は5段階が一般的だ。 〇このうち「主体的に学習に取り組む態度」は客観的な評価が難しく、 ノート提出や授業中の挙手の回数などでみる教員も少なくない。 「形式的な評価」という意見も出ていた。 このため文科省は、成績には直接反映させず、所見欄に評価を書く方法を提案。 特に良い場合は「○」をつけるなどし、成績評価の補助的な材料にするとした。 〇文科省の案は、各校に作成・保管の義務がある「指導要録」への記録が前提で、各校が独自に作る「通知表」とは違う。 ただ、双方とも要素は原則同じなので、通知表も変わる見込みだ。 〇今回の案は、2030年度にも予定される学習指導要領の改訂にあわせて導入される予定。 また文科省は、成績をつける頻度を減らす案も示した。 学期ごとに通知表で示すのが一般的だが、学年末のみにすることで、 成績をつける教員の負担を減らしたり、子どもの年間の成長をより柔軟に評価したりできるとした。 成績をつける回数は減らすが、学習や授業の改善のための日々の振り返りを充実させるのは重要だとした。 〇ただ、学年途中の習熟度が分かりづらかったり、 中3は高校入試向けに2学期までの成績が必要だったりする課題もある。 詳細について検討を続ける。  

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◇どういう視点で授業を見、研修をするかというと、 一つは、授業をプレゼンテーションとして考えて、授業の良し悪しを判断する領域と、 もう一つは、生徒に対して承認活動をどのくらいの頻度で行っているかという領域で授業を判断します。 ◇特に、子どものやる気を引き出すと言うことで言えば、承認活動の頻度が重要になります。 先生は、当り前という意識が強すぎて、なかなか生徒を認めないものです。 自分が教えたことは、生徒はすぐに出来るはずだ、と思い込んでいる場合が多いのです。 今教えたことが出来るのは当然だ!という意識が強いので、なかなか生徒を承認できないのです。 ◇ですから、生徒が、問題を解いて出来ても、当り前だから、承認したりすることが少ないのです。 しかし、生徒と信頼関係のある先生は、当り前という意識よりも、生徒の側に立って授業を展開するので、 生徒の努力を承認する頻度が非常に高いのです。 ◇生徒が正解したことを、生徒に側に立って承認するようにすれば、簡単に承認活動が増えます。 そして、この他者による承認活動が、実はやる気の素になっているのです。 承認の効果によって、子どもは、自分の能力に自信を持つようになるのです。 自分自身を有能だとか、他者から重要に思われているとか、 そういう感情を自然と持つように子どもがなれば、子どもにやる気が生まれます。 その感情のことをセルフ・エスティーム(自己有能感・自己重要感)と私は呼んでいるのです。 このセルフ・エスティームを高めることが、実はやる気を向上させることになります。 数多くの承認を子どもに与えるようにしてください。 そのために、当たり前に出来ている点を承認していくことです。 『子どものセルフ・エスティームを高めるために、数多くの承認を子どもに与えよう!』           

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◇子どもに過剰な期待を抱くことは避けなければなりませんが、 全く期待をかけないというのも、子どもの成長を阻害してしまいます。 過大評価も過小評価も、子どもにとっては迷惑な話なのです。 ◇しかし、そうは言っても、子どもに期待してしまうのは親の性です。 親としてついつい過大に評価をしてしまいがちになりますし、 その裏返しとして過小に評価をしてしまう場合もあるものです。 それは、避けては通れないことなのですが、 それでも、過大評価にも過小評価にも陥らないで期待をかけられるとすれば、 どうすればよいのでしょうか。 難しい問題ですが、子どもの行動に注目して、 その行動を評価していくことではないでしょうか。  お父さん:最近、頑張ってるな!   A君 :え~。そうでもないよ。  お父さん:去年だったら、部活だ体育祭だといって、全然勉強に手がつけられていなかっただろ。       今年は、自分なりに勉強を計画的に進めているように見えるけど。   A君 :そうかな?まあ、受験生だからかな。  お父さん:そうか。受験生だからか。受験の意識が出てきたんだね。       それにしても、A君が、一年間で成長したってことだよ。       お父さんは、ちょっと自慢だな。こんな息子を持って。   A君 :何言ってんだよ。お父さん、ちょっと疲れてるんじゃないの?       急に子どもにお世辞を言ったりして。  お父さん:そんなことないよ。お父さんは、感じたまま言っただけだよ。   A君 :そう。ありがと。 ◇このお父さんは、評価軸をしっかり伝えています。 「勉強を計画的に進めている」ことが評価に値することだと伝えていますし、 去年と違った息子の行動を嬉しく思うと気持ちも伝えています。 こういう表現が、子どもに期待を感じさせるのです。 行動の承認や成長の承認をしっかりすることが、 子どもに期待を寄せる表現になります。 ぜひ、こういう表現を時には使って、子どもに期待を伝えてください。  

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◇今回の記事を取り上げたのは、私が40年以上前から思っていることが、 ある意味、やっと記事になったからだ。 私は、学生時代、非行少年の指導について学んでいた。 その中で、なぜ子どもたちは問題行動を起こすのか、 そこを考えないとダメなのではないか。そういう疑問を持った。 子どもたちは、親に対して愛情確認のために 問題行動を起こすことが多いということを色々な事例から知った。 しかし、それだけでは、問題行動の質(程度)が、規定出来ない。 なぜ、そんなことをしたのか、の「そんな」が説明できない。 「愛情確認のために」やったとしかわからない。 ◇あれこれ考えているうちに、一つだけ学生時代に腑に落ちたことがある。 少なからず子どもたちは、問題行動を起こすが、 その問題行動の質と親子関係のこじれ方には、 何かつながりがあるのではないかということだ。 そして、私の関心は、問題行動を起こして、それを解決する方向ではなく、 問題行動を起こさない親子関係を創ることに向いていった。 ◇私が考えたことは、子どもたちが、親から重要だと思われている実感を持つことが、 非常に大切なのではないか。つまり、子どもたちのセルフ・エスティーム(自己重要感)を 高めることが非常に重要なのではないかということだ。 他人から重要だと思われない限り、特に、自分にとって重要な他人 (親や教師や親友や尊敬している人など)から、 自分は認められていると思うことがない限り、 自尊感情も自己肯定感も生まれない。 そして、心のエネルギーも高まらない。 ◇他人と相互承認関係があるからこそ、 自分を高める方向へと人間は生きていけるのだ。 なぜならば、他人が認めた自分を、更により良くなって 多くの他人から認めてもらおうとするからだ。 自信が与えられるからだ。 自信とは、自分の可能性を信じることだから、 自分の可能性にかけて、私たちは、自分を高めようと努力をしようとするのだ。 ◇そして、私は、教育とは、子どもたちのセルフ・エスティームを高めること。 子どもたちの心にエネルギーを与えることだと理解したのだ。   自己肯定感が高いほど正答率も高く  学力テスト、鹿児島県教委が分析 (朝日新聞12月25日) 〇鹿児島県教育委員会が2024年度の全国学力・ 学習状況調査(全国学力テスト)の県内の結果を分析したところ、 自己肯定感が高い児童生徒ほど平均正答率が高い傾向が読み取れた。 ただ、自己肯定感の高い児童生徒の割合は全国平均を下回った。 〇全国学力テストは4月に小学6年生と中学3年生を対象に実施。 結果分析は11月に公表された。 〇自己肯定感の高さは、「自分にはよいところがあると思う」という設問に対し、 1.当てはまる 2.どちらかといえば当てはまる 3.どちらかといえば当てはまらない 4.当てはまらない のどれを選ぶかで判別した。 〇自己肯定感と教科ごとの結果との関係を調べると、 小学国語の場合、1を選んだ児童の平均正答率は71.0%、 2は68.7%、3は65.6%、4は62.4%と、 自己肯定感が高いほど平均正答率が高くなる傾向がはっきり現れた。 小学算数と中学国語、同数学でも同様の傾向を示した。 〇一方、自己肯定感について1を選んだ県内の児童生徒の割合は、 小学生36.8%、中学生36.0%にとどまった。 前年度より小学生で1.3ポイント、中学生で5.1ポイント増えたものの、 全国平均と比べると小学生で6.6ポイント、 中学生で4.4ポイント下回っている。 〇自己肯定感を高めるには「教師が児童生徒のよさを認めたり、 活動や取り組みを価値づけたりすることが求められる」とした。 結果分析は県教委のホームページに掲載されている。

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◇教育の世界に、コーチングのスキルが入ってどのくらいになるでしょうか。 私は、今から40年前に、アドラー心理学系の親子のコミュニケーションスキルを学んで、 生徒とコミュニケーションを取っていました。 また、保護者面談の時は、その子育て理論を保護者の方々にアドバイスをし、 保護者との信頼関係を結んでいました。 ◇私が塾に勤め出した1980年代の中ごろには、おそらくコーチングスキルは、 子育ての分野で、そして、スポーツの分野で、そして最後に、教育の分野で入っていたように思います。 そして、私が教育コンサルタントとして独立して、 皆さんにコーチングマインドとコーチングスキルを紹介し出したのは、 2001年の7月のセミナーからです。ですから、随分と長い間、 私もコーチング的なものに触れてきたわけです。 ◇この間、ビジネス界では、コーチ21やCTIのコーチングが、 学習塾界では、日青協の教育コーチングが随分と普及してきました。 コーチングマインドが、どんどんと広がっていくことはいいことですが、 コーチングで全てを解決することはできません。 コーチングは、万能ではないのです。 今回は、そのあたりのことを簡単に書いてみます。 ◇コーチングは、最終的には潜在能力を引き出すスキルですが、 それは、そんなに簡単に出来ることではありません。 相手の潜在意識にアクセスする質問は、実はそんなに簡単にはできないのです。 ですから、コーチングに精通していない先生方は、 試行錯誤をしながら、自分なりのコーチング観をしっかり持つことが大切なのです。 そして、コーチングの最終目標が「潜在意識へのアプローチ」にあるとすれば、 そこまでの段階を一歩ずつ踏む必要があるということです。 ですから、焦らずに進んでいくようにすることです。 ◇そして、次に考えることは、コーチングが有効な対象とは どういう生徒なのかということです。 コーチングは、相手が全く白紙の状態であるならば、 つまり、全く知識がない状態ならば、手も足も出ないスキルだということを理解しておくことです。 つまり、相手の中に知識があってこそのスキルなのです。 相手の中にある知識をどう使って、どういう目標を達成したいかを、コーチングスキルを使って明確にし、 相手がその明確になったことをきっかけに動き出すということが、コーチングの効果なのです。 ◇ですから、そのために何かを達成できるスキルをある程度獲得していることが、前提になっているスキルなのです。 何かのスキルが全くない人間をコーチングしても実効性はあまりないのです。 それよりは、ティーチングをして、スキルを与え、 そのプロセスの中でコーチング的なスキルを使って、 ティーチングがスムーズに行なわれるようにしなければならないのです。 ここにティーチングの重要性が出てきます。 ◇ですから、学習塾の場合は、コーチングスキルの獲得以前に、 ティーチングスキルの獲得が、重要なのです。 ここを間違うと、とんでもないことになります。 生徒を指導することが出来なくなる可能性があるからです。 ◇ティーチングには、ある種の強制力が伴いますが、 コーチングには、その強制力が前提にはないのです。 生徒を指導する発想が薄いのです。 生徒にやる気を起こさせるためには、スキルの伝授が必要なはずですから、 この辺を誤解して、コーチングにすべてを任せてしまってはいけないのです。 コーチングが、有効に機能するためには、ティーチングが必要だということです。 ◇まずは、ティーチングスキルでしっかり生徒を指導し、生徒に武器を与えること。 そして、生徒に目標設定をしてもらう時や学習計画を立ててもらう時に、 コーチングスキルを活用して、自主的に生徒が何かを決めたという状況を成立させること。 次に、その目標や計画遂行のために、コーチングスキルを活用して、 生徒の潜在能力を引き出し、意欲を引き出して、目標達成をさせる。 そんな流れの中で、コーチングを活用することです。 そうすれば、コーチングの効果は大きなものになるように思います。 そして、その繰り返しが、生徒の自律的態度を育んでいくことになります。 ◇そういうステップで、コーチングを使うことです。 コーチングだけでは、学習塾の目的は達成されないと思います。 ティーチングあってのコーチングだと思っておいたほうが良いと思います。 世の中がコーチングだけで良いと騒いでも、その騒動に乗らないことです。 ◇学習塾にとってコーチングは、非常に重要なスキルです。 コーチングスキルの前提が共感のコミュニケーションだからです。 学習塾全体にコーチングマインドが広がっていくことは、非常に重要なことです。 そのために、ティーチングを磨いて、コーチングが、効果的になるようにすることなのです。 ◇生徒・保護者と信頼関係を築くためにも、 コーチングマインドを持ったコミュニケーションを実践していきたいものです。

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2025.04.25

道楽…か…

部活ばっかの子とゲームばっかの子や漫画ばっかの子、言っとくけど、一緒やからね。 なにかに夢中になれることこそが尊く素晴らしいのだから。 ただね、夢中になれる何かは素晴らしいんだけど、 部活が忙しくて○○できません と ゲームするのに忙しいから○○できません もまた まったく一緒だよ。そこだけ分かっとこう。 ま、なにかに夢中になれる子を、勉強に夢中にさせれないのは授業が下手だから指導者が無力だから。価値や魅力を感じないから。信用されてないから。です。 うちに来てくれたら勉強に夢中になるよ。指導者の器が違うから。 ではなぜ部活に夢中になるか、ゲームに夢中になるか。 いろいろあるだろうけど、 成長の実感 だよ。練習したシュートを試合で決めれた、レベルがあがって新しい呪文を覚えてボスに勝てた、 上手くなった強くなったことがやみつきになるんだよ。 だから自身では気づきにくいほどの変化さえを、~ ~できるようになったね! と気づかせ実感させ、いっしょに楽しめる誰かのことを指導者というのだよ。 指導者の器というのは、成長に気づける器、それをわがことのように喜びを共有できる器です。 シュート決まったときの歓声は気持ちええやんか。それも練習からずっと見てた人からならなおさらね。

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突然ですが、みなさん“魔方陣”ってご存じでしょうか? こないだ生徒たちが初めて見た~と異口同音していたので、おやまあ…と思いました。 魔法陣ではございませんよ。グルグルもいいけど、パズルもね! とくに中1はさいしょのテストで絶対と言い切っていいくらいでますよ。 それももちろん負の数も用いてね。 でもまずは、自然数だけのもので、ルールそのものを練習しましょう。 まずはルールを知らないことにはなにも解けませんからね。   ということでこちら!           この枠内に1桁の自然数を一回づつはめて、縦横斜めどの列も その和が等しくなるようにしましょう。   こういうのを魔方陣といいます。 使うのは1桁の自然数のみでかつ計算は足し算だけですから、小学1年生からトライできますよ。 保護者のみなさまも頭の体操にぜひどうぞ。     ヒントその1 真ん中は5です。   ヒントその2 和は15です。   ヒントその3 もうほぼ答えですがね。   ということで解答例はコチラ! 実は解答はほかのパターンもあります。見つけた人はぜひ教えてくださいね!!

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◇大阪維新が唱える、公立高校と私立高校の自由競争とは何か? 私立高校の無償化は、本当に日本の教育界に良い影響を与えるのか? ◇まず、公立高校と私立高校の競争による、教育の質の向上について考えたい。 今回取り上げた大阪府の公立高校の定員割れの記事だが、 私立高校がなぜ選ばれたのかを考えてみると、 受験生意識として、入試の早期決着を潜在的に望んだということが考えられる。 大阪府のように、私立高校と公立高校の受験の日程差が、大きな要因ではないかと思われる。 約一か月、私立高校の方が、早い入試なのだ。 高校の費用が掛からないなら、早く決まる私立高校で良いという選択があったはずだ。 ◇そして、施設の充実の差が考えられる。 公立高校には、高校単体で施設を充実させる力がない。 片や、私立高校は、その資金があるということだ。 教育内容の良さで高校選択をするという次元に達していないのだ。 そして、もし、この愚策(高校の無償化)が続いてしまうなら、 公立高校は、どんどん見捨てられることになるはずだ。 行政として予算がかけられないからだ。 施設の充実も、教育内容の充実もお金がかかるものだ。 公立高校には、その予算についてはどうにもならない側面がある。 手かせ足かせが公立高校にはあるのだ。 これは、自由競争だといえるだろうか。 こんなことも考えられない政府だとすれば、困ったものだ。 ◇高校の無償化は、日本の教育にとって、意味があるとは思えない。 教育内容による競争を阻害することになってしまう可能性が非常に大きいからだ。 再考を強く望む。   無償化も影響か 大阪の公立高の半数超が定員割れ  寝屋川、八尾も(朝日新聞3月27日) 〇大阪府教育委員会は27日、全日制などの府内の公立高142校のうち 79校が今春入試で定員割れしたと発表した。 145校中70校が定員割れした昨春入試より増加。 少子化の他、大阪府独自で今年度から始めた 高校授業料の「完全無償化」の影響もあるとみられる。 〇府教委によると、少子化などを踏まえて 今春入試は昨春より約1500人募集を減らしたが、 2月の特別選抜の平均倍率は0.89倍、3月の一般選抜の平均倍率は1.02倍と、 いずれも現行の入試制度になった2016年度以降、最低になった。 難関大への進学実績がある寝屋川や八尾も定員割れした。 一方、今春入試では、府内の私立高を第1志望とする専願率が直近20年で最高の35%を超えた。 〇大阪府内の全日制などの公立高142校のうち79校が今春入試で定員割れした。 145校中70校が定員割れした昨春入試より増加。 人気校とされてきた寝屋川や八尾も1倍を切り、両校は危機感を隠さない。 〇4月で創立130周年を迎える府立八尾高校の山上浩一校長は定員割れについて 「私の知る限りでは初めてのことでショック。重く受け止めている」と話した。 一般選抜の募集人員320人に対し志願者は317人で、倍率は0・99倍だった。 2次選抜で追加募集した3人の枠にも志願者は集まらなかった。(中略) 〇府の条例は、3年連続で定員を満たせず、 その後も改善が見込めない学校を再編整備の対象としており、 今春入試で条例に基づく3年連続定員割れとなった学校が新たに5校増えて22校になった。

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