ノートは記憶の風景 [代表:宮谷]
個別学習のセルモでは、ノートをきちんと取って頂くことを主眼に置いています。 デジタル学習システムは利用していますが、アナログなノートも大事にしています。 体験学習時にオリジナルノートを使った学習法を指導いたします。 オリジナルノートは、何をどこに書くか予め決めているものです。 整理整頓して書くことで、後で見返した時に、今日自分が何を間違えたか、どういった情報を取得したか、しっかり認識することが出来ます。 紙自体も升目になっているので、字もまっすぐきれいに書くことが出来ます。 一方で、機能的なノートでありますが、生徒さん自身がそれを活用する意識が無ければ、単なる紙です。 成績が良い・改善速度が早い生徒さんを見ていると、指導されたことを忠実に実行しています。 一方で、理解の定着が悪い、改善速度が遅い生徒さんは、ノートがうまくルール通り活用出来ておらず「乱雑・後で見返しても何を書いているかわからない。」状態にあります。その他、字が小さい・読めない、あちこちに書くなど、共通の特徴があります。 特に数学が苦手な生徒さんは、計算をあちこちに書いている、図形やグラフを書かない、何を書いているか分からない、など成績とノートは比例関係にあります。まさに、ノートは記憶や理解の風景ということが出来ると思います。 このあたりは気持ちや感情のコントロールも関係してくるので、出来るだけ小さい時から訓練を詰んで出来るようにしてあげたいですね。 ずっとノートを避けていて、中学生になってからいきなり書き始める・・というのは少し難しいところがあります。 ただ、生徒さんの中には、発達の問題で書字が難しい・困難を伴う場合もありますので、その場合は板書プリントというものを用意し、書字の負担を軽減しています。 「うちの子供はなぜ勉強を苦手としているのだろう。」と感じている保護者さんは、知識よりも先にノートの見直しに着手されることをお勧めいたします。