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 昨日(2025年6月13日)東京都教育委員会から、「令和8年度東京都立高等学校入学者選抜における実施方法の変更について」が発表され、令和8年度募集から、従来実施されていた「分割前期募集」、「分割後期募集」を廃止し、他の多くの高校と同じく「第一次募集」で定員すべてを選抜することが明らかになりました。  分割前期募集、後期募集とは、後述する田園調布高校の令和7年入試を例にとると、定員236名のうち48名を1月実施の推薦入試で募集したあと、176名を分割前期、12名を分割後期で募集するという形で、推薦以外の一般入試を前期、後期の2回実施していたものです。令和7年入試では、18校が実施していました。その「後期分」の募集がなくなり、先にあげた数字なら176+12=188名全員を、第一次募集で選抜するということになります(定員が減るわけではありません。また令和8年度の募集人員はまだ発表されていません)。これは今まで、一次・分割前期で不合格となっても、分割後期でもう一度都立高を受験して、合格・進学するチャンスがあった「受け皿」がなくなることを意味します。  このことから容易に想像できるのは、3月実施の分割後期募集で成績上位層が集中していた田園調布高校に、その層が入らなくなるということです。数年前まで、分割後期最上位の同校には、一次(・分割前期)で日比谷や西、国立を不合格となり、「どうしても都立」を希望する成績上位者が入学していたはずです。その層が田園調布高校に入学する可能性が、ゼロになるわけです。もっとも同校の分割後期の募集人数は今年令和7年入試で12名にまで縮小されていましたから、同校を含む東京都としては、予定していたことだったのかも知れません(前年の20名から12名に縮小されていたことは、3月5日の当記事でもお伝えしています)。  もともと言問学舎では、「二次募集と分割後期はないものと考えろ」という指導方針ですから、高校入試制度の分析、助言をつづけている立場からお伝えするものであり、多くの受験生の入試戦略に大打撃となることはないと思われます。しかし「都立の二度目の受験がなくなる」ということが、受験生にとっては大きな変更であることは間違いないでしょう。東京都での(いわゆる)「授業料全面無償化」がはじまってから、先述したような「日比谷、西、国立の一次受験者が分割後期で田園調布へ」という実例は激減していたかも知れないですが、私立で授業料以外にかかる施設費・諸費のことを十分検討しながら、「私立推薦、都立推薦、私立一般、併願優遇、都立一般(第一次募集)」という多数の機会がある「選択肢の豊富な高校受験」を考えるという方向に、より強くシフトしていくことになるのでしょうね。  なお、都立高校の3月入試が完全にゼロになるわけではありません。分割後期募集が廃止されても、現状では、二次募集の可能性がなくなるものではないようです。二次募集とは、一次の合格発表のあとに「入学手続き」が行なわれ、そこで定員を満たさなかった時に、追加募集をするものです。今までは分割後期と同時に実施されていたわけでから、大きく様変わりすることでしょう。  「情報」と言えば、東京都限定のことではなく、「公立併願」を解禁しろ、というニュースを今年になっていく度か目にしています。令和8年の都立高入試においてはないでしょうが、令和9年以降、第一次募集の時に「併願」できる形が導入されるようなことも、あるかも知れません。ますます目の離せない高校入試制度の改変と言えます。今後も情報を注視して、わかることがあればすぐお知らせしたいと思います。  言問学舎では、来週18日(水)から夏期講習説明会を実施致します。6月分の日程のみ、お知らせ致します。 ◇夏期講習説明会 6月18日(水)  14時00分~ 6月21日(土)  10時15分~ / 13時00分~ / 17時00分~ 6月25日(水)  14時00分~ 6月28日(土)  10時15分~ / 13時00分~ / 17時00分~    ※所要時間は各回とも50分程度を予定しています。予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。

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 2020年代も半ばとなりました。この数年、指導要領や入試制度の大きな変革に伴って、学校の国語の授業もかなり様変わりしているようです。大まかに言うと、2010年代半ばに高校から「アクティブラーニング」がすすめられて、近年では「探求型学習」という表現をよく見ますが、要するに「自分(たち)」でものごとを考える方向に向かって来たと思われます。高校、中学校だけでなく小学校でも、「みんなで(答えや解釈を)考える」という授業が多くなっているようです。  いっぽう、中学受験を目的としている大手塾では、もちろん「自分で考える」方向の学習に力を入れているように見える反面、低学年から「むずかしい文章」に慣れさせようという傾向が、変わらずにつづいているようです。3年生、4年生の段階から「長くむずかしい文章」ばかりを読ませ、それを生徒の年齢なりにかみ砕いて教えるならまだしも、親御さんが読んでも難解な解説の通りに、経験も浅く「自分が優秀だった」講師が「教える」だけでは、それを理解できるひと握りの子は、点数を取ることに関しては伸びるかも知れませんが、読解力を向上させる結果には、つながりにくいだろうと思われます。  3年生、4年生の子たちに必要なのは(もちろん5、6年生あるいは中学生でも)、その子たちの年齢、さらにはその一人一人の子の成長段階に合った文章を楽しく読ませ、文章の中から本当に大切なことを読みとり、そこから自分の考えを組み立てていくこと=真の思考力をつけることです。さらにその時、小学生の授業なら教師が子どもたちと同じまなざしを差し交わして(言い換えれば一体化して)、音読により「ともに読み解く場」を作り上げることが望まれます。  そもそも文章を読む時も、「その中から”決まった答え”をさがす」つもりで読んでいくのと、文章そのものが無限の可能性を秘めているものとして向き合い、その中から自分でいろいろなものを見つけ出す姿勢で読んでいくのとでは、文章から読みとることのできるものの豊かさがまったく異なります。ほんとうの読解力とは、そのようにして備わっていくものなのです。  そうした「読み方」を知らない子には一から教え、知っている子にもさらに豊かな読む力、考える力をつけてあげることが「真の国語」の指導だと、言問学舎では考えています。真の国語を教える言問学舎が、塾での授業でそうした国語の授業を実践していることはもちろんですが、実際に通塾することができないお子さんたちにも、生の授業に準じた国語の学びをご提供するのが、言問学舎刊『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力』です。 ★国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力  中・低学年用=小学2年~4年対応1~3 1、2は定価1,980円 3は2,200円  高学年用=小学5年生以上対象1~3 1、2は定価1,980円 3は2,420円    言問学舎へ通塾しての学習をお考え下さる方は、本を購入していただく必要はありません。頂戴している年間教材費の中から、必要分をお渡ししていきます。現小学5年生の3人は、5年生になってまもなくの頃、「音読で育てる読解力 小学2年~4年対応3」に収めてある『徒然草』の「仁和寺にある法師」をアレンジした物語で、教材を作った私が小躍りしたくなるような、こちらの狙い通りのところを読みとったみごとな読解シート、感想文を書いてくれました。  このように、お子さんの年齢、状況にあわせて最適の指導を提供する「真の国語を教える言問学舎」の次回入塾説明会は、2月8日土曜日開催です。 ◇2月期入塾説明会第2回 2月8日(土)    9時50分~ /  17時45分~ よろしくお願い申し上げます。

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 せんだって、1月8日に、東京都立高校入試についての校長会調査、すなわち志望校集計が発表されました。これは、区立中3年のみなさんが12月に学校に提出した志望校調査の第一志望校を集計したものです(ですから、私立中学校から都立高校を受験しようと考えている人の数は入っていません)。従って、願書提出後のいわゆる「(出願)倍率」とは異なり、このあと変わる可能性がある数字です。ここで出ている倍率が高くても、実際にはおおむね下がる傾向にありますし、今倍率が低い学校は、逆に上がる可能性があります。また後述する昨年度の豊島のように、校長会の高倍率からさらに上がる高校も出ることがあるなど、一概に言えるものではないのです。いずれにせよ、この数字を「倍率」ととらえて一喜一憂するようなことはせず、あくまで今までの第一志望が適正であるのかどうかを検討するための「目安」になるものとお考え下さい。  その前提でお伝えしますが、もっとも目を引いたのは、昨年同時期に全都立高校最高の2.37倍、願書締め切り時に2.42倍(この時は上がりました!取り下げ・再提出前です)だった豊島高校が、今年も2.19倍と、2倍を超えていることです。これで校長会調査の時点では、3年連続で2倍を超えた結果となります(一昨年は2.05倍)。大人気校と言っていいですね。  実は、昨年この同じ時期の記事で少し失敗をしてしまいました。豊島の高倍率、下がることもありえるから、過度に恐れなくていい、と書いてしまったのです。塾内に受験者がいたため、心理的にそちらに傾いていた面もあるかと思いますが、願書提出締め切り後の倍率が0.05ポイントも上がるとは、予想外でした。男女合同選考初年度だった影響も、おそらくあると思います。いずれにしても、現在の校長会調査の数字は、「このあと変わる数字です」ということが、今の段階で偽りなく言えることであるのは間違いありません。  また、実際の願書締め切り後の倍率が出てからでは、あそこが高い、あそこが低い、などとは言えなくなりますので、校長会調査の数字を見ただけの今の時点で気づいたポイントとしては、単位制の新宿が1.58倍となっていること(昨年は取り下げ・再提出後で2.56倍の最高倍率)、旧第一学区の小山台が1.17倍となっていることなどがあげられます。  さらに、過去にも複数回ご説明しておりますが、都立高受験では「取り下げ・再提出」の制度があることをお伝えしてしめくくります。これは、一度郵送で提出した願書を、2月12日に取り下げて、13日に他の学校に再提出することができるシステムです。要するに、「志願変更」と言えます。ですから、このあと1月30日から郵送で願書を提出し、2月5日に締め切りとなったあと、おそらく7日夜に、出願締め切り時の倍率が発表されます。それを受けて、あまりに高い倍率で難しそうだと思ったり、あるいは手が届かないと考えていた上位校が「頑張ればなんとかなるかも知れない」と考えられる場合などに、出した願書を志願先の高校から返してもらい(取り下げ)、他の高校に出し直すことができる(再提出)のです。  今回の校長会調査の結果をもとに、今まで考えていた志望先にこのまま願書を提出していいかどうか、よく検討し、間違いないように願書提出の準備をして下さい。そして2月5日の締め切り後は東京都教育委員会ホームページの情報に注意して、締め切り時の倍率を確認して下さい。それから取り下げ・再提出を考えるのでは遅いので、提出前の段階から、取り下げ・再提出の可能性を具体的に検討しておくとよいでしょう。  言問学舎の塾生でなくとも、お問い合わせフォームからおたずね下されば、わかる限りのことをお話し致します。みなさんの受験の成功を、心よりお祈り致しております。  また、次の入塾説明会は1月25日(土)開催です。お待ち致しております。 ◇新年入塾説明会第4回のご案内   1月25日(月・祝)  9時50分~ / 13時00分~ / / 17時45分~ ※予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。                      ※各回とも所要時間は50分程度の予定です。

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