「学校に行かなくてもいい」と宣言するために考え抜いて欲しいこと
学校に行かなくなるにはそれなりの理由があります。 ここ数年いつも想うことなのですが「行かなくてもいい」という価値観が親御さんに流行しているようにおもいます。 さて、本当に「行かなくてもいい」と言ってよいのでしょうか。 そこをきちんと考えてみて欲しいのです。 かの金八先生も言っているように、人は社会的存在です。必ず何かしら社会に触れなければ生きていけません。 ですから「行かなくてもいい」という親御さんの発言にはそれ相応の覚悟も必要なのです。 覚悟なくして言ってはならない言葉だと言ってもいいと想います。 この先社会に触れることは必要不可欠であるという緊張感を持って「行かなくてもいい」と仰ってますか? あるいは「親御さん以外の誰かに頼る」力をどうやって身に付けようか考えていらっしゃいますか? 知識の不足をどこかで補うだけの知的好奇心を育てる環境づくりは出来ていらっしゃいますか? 理解ある振りをすることと理解ある行動をとる覚悟を持つことは違います。 親御さんにしかできないことがあるのだろうということもまた、忘れないでいただきたいのです。 このような観点からもぜひ、今一度考えてみては如何でしょうか。