2026.03.03
受験英語に必要なのは「難単語」より「構造把握力」
今回取り上げた英文は、大阪大学英語の最初の設問に出てくる2文目です。
Humans distinctively excel at these forms of sociality,
which led theorists in many disciplines to hypothesize
that humans possess unique adaptations facilitating advanced social cognition.
一文としては長めですが、実はこの文、
阪大からの「まずは肩慣らしをしましょう」というメッセージのような位置づけです。
文は長いが、構造は素直
この2文目で阪大がやっていることは、とてもはっきりしています。
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語彙はやや学術的
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ただし、文構造はねじれていない
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関係代名詞 which と that節が素直につながる
つまり、
「落ち着いて構造を追えるか」
を確認するための小テストのような文です。
ここで崩れると、その後が苦しくなる
この文で、
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which が何を受けているか分からない
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that 以下を全部一塊で処理できない
という状態になると、その後に続く本番パートの長文は一気に厳しくなります。
逆に言えば、
「あ、この英文はいける」
という感触をつかめた受験生は、
本文全体を冷静に読み進められるようになります。
授業では「簡単だと思わせる」ことを大切にする
授業では、この2文目をあえて丁寧に扱います。
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主語と動詞をまず押さえる
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which は「前全体を受ける」と確認
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that節は情報のまとまりとして処理
すると多くの生徒が、
「意外と普通ですね」
「阪大、ちゃんと読ませる問題なんですね」
と口にします。
この感覚を持たせることが、その後の読解の安定につながります。
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