2024.06.28
将来に向けての動機づけの重要性 [代表:宮谷]
中学受験、高校受験、大学受験…全力を尽くすには、それぞれのタイミングでの動機づけが重要と考えます。目標や夢が無いのに頑張ることは出来ませんからね。
中学受験では、私立中学校や公立中高一貫校に行く意味合い、つまり地元の公立中学校で学べないカリキュラムや体験などを通じ、自分の将来にどう役立てていくかを考えましょう。
気をつけて頂きたいのは、公立中高一貫校のほぼ全てと、一部の私立中学校は公立中学校と比べ圧倒的に学習のペースが速いので、動機づけ無く受験し進学してしまうと、入学後に「こんなに辛いとは思わなかった。」というパターンに陥っています。
目標があれば頑張れますが、途中でギブアップしてしまうケースもありますので、小学生段階での受験は理由や目的をお子さんときちんと同意しておくことが大事です。
高校受験は、もう少し現実的に将来のことを考えなければいけません。
世の中の動きがとてつもなく速くなっていますが、先進国各国では10代の子供達のキャリア教育にとても力を入れています。
例えばドイツでは10歳で大学へ進学するか、職人や専門的分野の仕事をするか選択し、その後の学校教育が別れていきます。
多くの高校ではキャリア教育に力を入れていますが、高校ごとにキャリア教育の中身や方向性が異なりますので、ある程度自分の将来の希望にマッチしたサポートをしてくれる高校を選ぶ必要があります。
例えば、「将来栄養士になって、小学校や中学校の子供達の食育に貢献したい。」という目標があるのであれば、自由選択科目で栄養や子育てに関する学習が出来る高校を選ぶと、必然的にキャリアサポートもそういった分野に力を入れていると考えると良いでしょう。
昨日定期健康診断で訪れた鶴川記念病院には、写真のような「一日看護体験学習」のポスターが貼っていました。
東京都が主催している中学2年生以上の職業体験の取り組みです。これから日本だけでなく、先進国では軒並み少子高齢化が進んでいくので、医療分野の仕事は日本だけでなく、世界で活躍出来る可能性があります。
こういった機会に参加してみて、自分の将来について考えてみると、お子さんたちもより具体的にイメージを持つことが出来るでしょう。
大学受験の動機は、卒業後の職業選択と直結しています。
ちなみに私は経済学部なのですが、大学卒業後はベンチャー企業に就職し、若くしていろいろ経営面で任せて貰える機会がありました。大学で学んだ経済学や、自分で選択した単元の簿記などはとても役立ちました。
高校生だと、東京都がこのような取り組みもやっています。
「ジョブキャンプ2024」
https://jobcamp.metro.tokyo.lg.jp
親が結論を出す必要はありませんが(結論を出すのはお子様自身なので)、色々な材料や要素を並べてあげ、その中で興味あることにサポートしていってあげることが大事かなと思います。
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