2024.06.17
全国の学習塾から悲鳴が… [代表:宮谷]
いま、全国の中学校では「1学期中間テスト」「1学期期末テスト」が終了・実施中ですが、多くの塾関係者の間では、中学1年生の新入塾生の生徒さん達が「明らかに勉強時間が足りない。」「小学校の知識で理解出来ていない内容があまりにも多すぎる。」という悲鳴があがっています。
特に英語が顕著で、「be動詞・一般動詞・助動詞の区別が付いてない。」「小学校で暗記が終っているべき単語が書けない。」という声が圧倒的です。
つまり、小学校5/6年生で覚えるべき内容と、中学校1年生1学期の内容を3-4ヶ月で実施しなければならず、単語・熟語は500語以上、文法は先に書いた内容+その肯定文・否定文・疑問文、さらに教科書本文の理解と、やるべき内容がてんこ盛り過ぎて、少しまとまって勉強したところでは追いつかないのです。
資格試験までとは言いませんが、それなりに覚悟を持って取り組む必要があります。
なぜこのような状況になっているかと言うと、小学校の英語の授業内容が「覚える」よりも「経験・体験」することに重きをおいており、算数のように何度も書いて練習することもなく、テストも無いので、ほとんどの生徒さんが覚えていないのです。
生徒さんが悪いわけでなく、小学校の授業内容と中学校の授業内容があっていないのです。
特に文法の説明や、単語の暗記が無いのが大きいです。中学1年生だけでなく、2年生や3年生の生徒さんもbe動詞と一般動詞の違いや、数字や月・曜日・色などの単語が書けない状態の方も多いです。
解決策は、時間を掛けて一つひとつ習得していくしかありません。ここは、保護者さんも予想以上に時間が掛かるとご認識頂き、生徒さんに英語をリカバリーする時間を与えてあげて下さい。
夏休みを過ぎてしまうとまとまって復習する時間が無いので、夏休み中に学習可能な時間をなるべく確保して、小学校と中学校1年生1学期の復習、そして出来れば2学期の内容も先取りして学習しておけば、気持ち的には随分楽になるはずです。
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