ジュクサガス

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2023年に読んだ本

2023年に読んだ本の中で特に面白かったものを挙げます。

「さよなら絵梨」藤本タツキ

創作することについてのマンガ。私小説とフィクションの相克。時代性と普遍性の両立。

「誰?」アルジス・バドリス

はじめの方は退屈だったが、だんだん面白くなった。最後は少し判じ物。スパイスリラーに見せかけた、天才科学者の成長と喪失の物語。

「5A73」詠坂雄二

幽霊文字の存在を初めて知った。シリーズものの新作でもある。

「君待秋ラは透き通る」詠坂雄二

これも同じ世界観のミステリ。特殊設定ミステリ。

「濃霧は危険」クリスチアナ・ブランド

張り巡らされた伏線に、意外だけれど現代的なエンディング。※

「岩永琴子の密室」城平京

いくら特殊設定と言ってもそんなのが流行っていたらミステリは成立しないだろうと思ったのに成立させてしまう作者の力技に感心した。

「ぼくらは、まだ少し期待している」木地雅映子※

コロナ禍から始まる未来へのメッセージ。本当に期待できるんだろうか。

「濃厚な虹を跨ぐ」巻上公一※

第一回大岡真賞を受賞した詩人の第2詩集。読みごたえがある。

「響け! ユーフォニアム」武田綾乃※

この人は本当に地の文が巧い。感情表現の教科書のようなもの。

「もうあかんわ日記」岸田奈美※

最初にドラマを見たのだけれど、だいぶ中身は違う。でも、面白い。

「ステイホーム」木地雅映子※

この作者の真骨頂。考える小学5年生。

「アンデッドガール・マーダーファルス」青崎有吾※

フランケンシュタインの怪物や吸血鬼が実在する特殊設定ミステリ。それなのに、論理の塊。アクションシーンさえ論理で描かれている。

「可燃物」米澤穂信※

刑事を主人公としてたんたんと描かれる論理のアクロバット。謎解きだけに特化している。

「カーテンコール」筒井康隆

今年90歳になる作家の最後の小説集。短いが密度の濃いものばかり。

「地雷グリコ」青崎有吾※

独自のゲームで勝負する高校生。ルールも面白いが、勝ち方がすごい。

「本好きの下剋上」香月美夜※

とうとう完結した。教育論や経営論にもつながる、大長編。

 

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