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大卒と高卒の平均年収を比べられて それゆえに大学に行くべきという意見をよく耳にします。   ですが、大卒を一括りにして平均年収をだしてしまっていいのでしょうか? この中には東大や京大などの大学もある一方で 私立のよく分からない大学も沢山含まれています。   実際どのレベルの大学に行くとどれくらいに年収が見込めるかを 今回は調べてみることにしました。   目次 1 大卒と高卒の平均月収 2 大学の偏差値ごとの平均年収 3 もっと偏差値の低い大学の平均年収はどうなのか? 4 学費まで考慮に入れるとどうなるのか? 5 まとめ   1 大卒と高卒の平均月収   https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2022/dl/03.pdf   厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査の概況」によると   高卒平均月収 27万3000円 大卒平均月収 36万2000円   このように記載があった。 平均9万円とかなり大きな差があった。     2 大学の偏差値ごとの平均年収   では次に、もう少し深掘りして 大学の偏差値ごとにみる平均年収を調べていこうと思う。     http://kaz-chem213.seesaa.net/article/447126010.html   転職サービスDODAの発表による 上記のようなランキングとなった。   もとのデータは期限切れで見れなかったが ひとまずこの表を参考に話を進めていく。   1位   東京大学    60万/月    偏差値67.5 20位  千葉大学    44万/月    偏差値60 40位  岡山大学    40万/月    偏差値54 60位  明治学院大学  38万/月    偏差値54 80位  岩手大学    37万/月    偏差値50 100位 神戸学院大学  36万/月    偏差値40 月収に直すと、このような結果となった。 上位の差は大きかったが、ランキングが下になる程 大きな差は見られなかった。   また、意外にも国立大学が多く入っていることに驚いた。 なんとなく、私立の方が平均年収が高いイメージがあったからだ。   さて、先ほどの大卒と高卒の平均年収だが 大卒全体の平均年収は36万円となっている。 これは奇しくも、ランキング100位の神戸学院大学と同じ金額だった。   てっきり偏差値50の大学の平均年収が『大卒平均年収』と一致するかと思っていたが、実際はそうでもないようだ。   3 もっと偏差値の低い大学の平均年収はどうなのか?     それより低い大学となると、どこを探しても平均年収は載っていなかったため不明であるが、大学の偏差値と平均年収に相関はありそうなので、恐らく偏差値40の神戸学院大学より年収は低いことが予想される。     4 学費まで考慮に入れるとどうなるのか?   私立大学の学費だが https://www.mext.go.jp/content/20211224-mxt_sigakujo-000019681_1.pdf   上記のサイトを参考にすると、4年間でだいたい450万ほどかかるようだ。 例えば大学卒業後の45年間働くとしたら 1年あたり10万円の負担となる。 これを12ヶ月で割ると、毎月8000円ほどのマイナスとなる。   大卒の方が高卒より月9万円ほど平均月収が高いことを考えると、多少学費がかかったとしても、大学いいくメリットのほうが大きそうだ。   5 まとめ   大学に行く意味は人それぞれなので、年収だけで一概に語れるものではないが それでも、あえて数字だけで語った場合には大学にいくメリットが大きいようだ。 また、偏差値は学部によって大きく変わるため、こちらも一括りにできる話ではないが、偏差値40の大学でも大きく平均年収が伸びているため、『とりあえず大学に行っておく。』というのは、少なくとも人生にマイナスの影響を与えることはなさそうだ。   みなさんはどう思いますか?

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英単語を甘く見ている生徒が多いような気がする。   学習指導要領が改定され 中学で学ぶべき単語量が大幅に増えたにも関わらず 単語に重きを置いていない生徒が多いような印象を受ける。   私は中学の頃、英語が大の苦手だったが その原因の一つに『語彙力の不足』があったと思う。   例えば 私は公園でサッカーをしました。   これを英訳せよという問題が出題されたとき サッカーという単語が分からなければ100%この問題を解くことができない。   だから、一つでも分からない単語があったらすぐにやる気を失っていたし 取り組む気力も無くなっていた。   このように、単語がわからないと そもそも英語を勉強するモチベーションに大きく関わってくると思う。   そこで今回は、効率よく単語を覚える方法を調べてみることにした。   目次 1 効率的な暗記方法 2 いつから英語が苦手になる? 3 まとめ   1 効率的な暗記方法   結論から述べると、効率的な暗記方法は色々とありすぎて 一つに絞ることは出来なかった。 色んな意見が散見しすぎていて この方法で覚えれば間違いないというものは、当然なかった。 それでも、よく目にするのが 『大量に覚えて、何度も繰り返す』 という暗記方法だ。 具体的に言うと、例えば 一日10単語ずつ覚えて、一週間で70単語を覚えようとするのではなく 一日70単語を軽く覚えて、それを7日間繰り返す。   こちらの方が記憶に残りやすいというものだ。   私も学生時代はこの方法で単語を覚えていたし 今も生徒にはこの方法で単語を勉強させている。   この方法の根底には、人は忘れる生き物だという前提がある。 つまり、どんなに一生懸命単語を覚えても 時間が経てば必ず忘れてしまう。   ならば、忘れることを前提として 忘れるたびに何度でも繰り返して覚えようという考えだ。   この意見には大いに賛成である。   2 いつから英語が苦手になる?   私は中学1年生の夏くらいから英語が嫌いになった。 一般動詞が出始めたくらいから訳がわからなくなり挫折した。   https://berd.benesse.jp/berd/center/open/report/chu_eigo/seito_soku/soku_07.html 英語を苦手に感じるようになった時期を調べたら どうやら、多くの生徒が中学1年生の間に苦手意識が備わるようだ。   逆に、中学2年生の夏休みを境に苦手意識を持つ子がグッと減っていく。 これは体感としても納得だが、中学1年生で英語に苦手意識を持たないようにすることは非常に重要なようだ。     https://benesse.jp/eigo/201009/20100913-1.html   また、英語が苦手な理由だが 文法が難しい、テストで点が取れない、英文を書くのが難しいなどが並び 単語の記憶に関しても約6割の生徒が苦手意識を持っているようだ。   そもそもだが、単語は英語にとっての根幹であり 数学での計算、国語での漢字に当たる部分である。 それが出来てなければ点数が取れないのは当たり前だし、英文を書くなどもってのほかである。   このことからも、やはり単語学習は重要と言えるだろう。   3 まとめ   私は常々、教える側がもっと単語の勉強に注力しなければならないと思っている。 私の実体験からも思うが、単語は覚えようと思わなければ絶対に覚えられない。 普通に英語を勉強していったら、自然と単語も覚えてくるなんてことはない。 もっと、単語の勉強に時間を割かなければならないのだ。   我々講師は単語帳などをしっかりと購入させ、毎週範囲を決めて生徒には取り組ませるべきだと私は思う。良い単語練習の進め方がありましたら、ぜひコメントもらえると嬉しいです。  

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もっと勉強しなさい!!   幼い頃、誰もが親に一度は言われたことのあるセリフだろう。 だが、この仕事を何年かやってきて 勉強のできる生徒ほど『親に勉強しなさいと言われたことがない』 と答える生徒が多いような印象がある。   今回はそちらについて調べてみることにした。 なかなか面白いデータが載っていたので そちらを、深掘りをしていく。   1 『勉強しなさい!』と言われると   果たして勉強時間はどれくらい増えるのか?     https://berd.benesse.jp/berd/center/open/report/kosodate/2011/hon/pdf/data_07.pdf   こちらはベネッセが調査した 親に勉強しなさいと言われたことが『ある郡』と『ない郡』の 学年ごとの勉強時間の差をまとめたデータである。   いつも思うが、ベネッセは本当に 色んなデータがまとめられているなぁ。   こちらを参考にすると、多くの学年では勉強しなさいと言われても ほとんど勉強時間が増えていないことが分かる。   小学5年生と中1、中2に至っては 言われない生徒の方が勉強時間が長いという逆転した結果になっている。   しかし、なぜか中学3年生に限っては 言われる生徒の方が25分も長くなっているのが不思議だ。   この結果から、受験生以外の学年では 勉強しなさいという声がけは、ほとんど意味がないと言えそうである。     2 では、どんな声掛けをすべきなのか?     https://berd.benesse.jp/berd/center/open/report/kosodate/2011/hon/pdf/data_07.pdf こちらも同じくベネッセのデータである。 こちらは先ほどとは別で 子供と将来や進路について話すことの有無別に見た子どもの学習時間である。   これを見ると、かなり大きな差が生まれていることがわかる。 特に小学4年生以降の差は歴然で、約20分もの差が生まれている。 他の学年でも将来や進路について話した場合の方が勉強時間が長くなっており、小学6年生、中学3年生に至っては30分以上も増えている。   また、将来の目標イメージが明確な子どもほど自律的に勉強しているというデータも他にあるように、闇雲に勉強してくのではなく、その先の未来をしっかりと見据えて、イメージを具体化していくことが大切なのかもしれない。   この結果から、親が子供にすべき声かけは 『勉強しなさい!』ではなく、進路や将来について子供の話にしっかりと耳を傾けることではないだろうか?   そういった様子が見えてくる。     また、他のデータでは 親が子供の成績を把握しているほど、成績が良いというデータもある。 3 まとめ   今回は親が子供にすべき声かけについて調べたが 勉強しなさい!という声かけは、あまり意味がないということが見えてきた。   それよりも、自分の未来へのイメージを より具体化させることが大切になってくるようだ。   その手助けとして「子どもと将来や進路について話をする」ことは、どの学年の子どもにとっても学習意欲を高めるために大切な働きかけであり、中学生になるまで待つ必要はないと言えそうである。   「勉強しなさい!」の声かけが必要なときももちろんあるが、それだけでなく、低学年のうちから将来について親子で楽しく話し合うことを、積極的に始めてみてはいかがでしょうか。  

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昔から、読書をするとなんとなく知的な経験を得られ 少し頭が良くなるといったイメージがある。   実際、本をよく読む生徒は 国語の点数が良い印象がある。   そこで今回は 読書量と学力の関係について調べてみることにした。     1 読書量と学力の関係   https://berd.benesse.jp/berd/center/open/report/gakuryokukoujou/2006/pdf/2006_04_05.pdf こちらはベネッセが調査した 読書量と国語の偏差値の関係である。 いつも思うが、ベネッセは学習に関する 色々な調査をしていて、とても助かっている。 これを見ると、本を全く読まない生徒と月に1〜3冊ほど読む生徒では 大きく成績が異なるのがわかる。   しかし、それ以上読書量が増えても 成績にはほとんど関係がない。   読書量と成績は比例しないが 本を読むのと全く読まないのでは、大きな差が生まれるということが分かる。     https://benesse.jp/kyouiku/201812/20181220-1.html また、別のデータでは 意外にも、読書量が算数の偏差値に大きな影響を与えるというデータも見られる。   個人的にはこの結果には納得で 特に小学生では、算数の文章題をきちんと読めない子がたまにいるので 算数においても読解力が必要だからである。   【データで語る日本の教育と子ども】 第4回 子どもたちの読書に関する日本の課題―読書の効果と関連づけて - 研究室www.blog.crn.or.jp   しかし、上記のサイトをよく読んでみると 読書量の多い生徒では、文章題より基本的な計算問題の点数が より上がっているそうだ。   私はてっきり読解力が上がることで文章がよく読解できて それゆえ文章問題にも対応できる力が備わったと思っていたが 実情はそうではなく、基本的な計算の正答率が上昇していた。   これは予想とは違う意外な結果となった。   上記のサイトでは、読書をすることで生活が落ち着き 学習する環境が整ったと書かれているが 本当のところはよく分からない。     2 結局読書はどうなのか?   これは私の偏見も混じっているが 国語の先生はみな、『読書をしても、国語の成績は上がらない!』 こう主張している印象がある。   果たしてこれは本当だろうか?   先ほどのデータでは相関関係は示せども 明確な因果関係があるかは不明である。 もしかしたら、読書好きな子ほど好奇心旺盛で ただ勉強にも熱心に取り組んでいるだけかもしれない。   それでも、こういったデータがある以上 簡単に可能性を排除せず、向き合っていくことが大切だと思う。 月に1冊程度でいいから、何かしらの本を読んだ方が 学習面においても生活面においても、良い恩恵をきっと与えてくれるだろう。     3 読書のすゝめ   私はわりと本が好きな子供だった。 きっかけは、本好きな友達に影響を受けたのが始まりだ。 小学生の頃は、はやみねかおるさんの本が好きだったし 中学生の頃は、ダレン・シャンという本に熱中していて 3周くらい読んでいた気がする。   それ以外にも好きな本はたくさんあって それらは今でもよく覚えている。   このように、心に残った本というのは自分の記憶に深く刻まれて 人生の中でも生涯に渡って生き続ける財産だと思っている。   もちろん、映画やアニメや漫画だってそうだが これらは若干受動的なコンテンツゆえ 本に比べたら少し心象が薄れる感覚がある。   今の時代はYouTubeでおすすめの動画が自動的に現れて 自分が試聴するコンテンツすら自分で選ぶ必要がなくなってきている。 これはまるで、口を開けている魚に餌をポンポンと投げ入れているような ものだ。   そんな時代だからこそ、取っ付くまでの少し高いハードルを乗り越えて 読書をしてみてはいかがだろうか? 読み終えた後の充足感は、YouTubeでは感じられないものがあると私は思う。  

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前回に引き続き 今回は高校受験にフォーカスをして 適切な勉強時間を調べていこうと思う。   1 学力層ごとの勉強時間   https://berd.benesse.jp/berd/center/open/report/kou_jyuken/2011/hon_07.html 中学3年生の9月と受験直前の勉強時間を 学力層ごとに分けたデータを発見した。   中学3年生の9月、つまり受験約6ヶ月前の勉強時間になるが(塾の時間も含む)   ・上位   3時間32分/日 ・中上位  2時間57分/日 ・中位   2時間24分/日 ・下位   1時間51分/日 入試直前では ・上位   4時間32分/日 ・中上位  4時間00分/日 ・中位   3時間26分/日 ・下位   2時間37分/日   このような結果となった。 この数字をみてどう思うだろうか?   私は予想よりずっと多いと感じた。 成績下位の層でも、一日2時間近く勉強していることになるが 個人的にはにわかに信じられない結果だったので、他のデータも見ることにした。     https://benesse.jp/educational_terms/5.html   こちらは小学生から高校生までの平均勉強時間である。 中学3年生のグラフを見ると、平均2時間13分となっている。   先ほどのデータと照らし合わせても大きな乖離はないので みな結構勉強していることがわかる。 もちろん、これは平均なので まだ部活が残っている5月6月はずっと少ないだろうし 受験直前では勉強時間はもっと多くなっているであろう。   2 学習上の悩み   個人的な感覚だが、一日2時間という勉強時間は やはり長い気がする。 成績上位層なら当然の勉強時間だが 下位層もそれくらい勉強しているということに驚いた。 こうなってくると、勉強のやり方が上手くないのでは? と考えたので、新たなデータを調べてみた。   https://www.inter-edu.com/juku/contents/research/research-141127/   これは、小中学生の学習上の悩みに関するアンケートである。 中学生に見られる多くの悩みが   ・好きになれない教科がある ・やる気が起きない ・勉強のやり方がわからない   この辺りが多く見られた。   特に勉強のやり方がわからないについては当てはまる割合は   ・上位    29.9% ・中位    55.3% ・下位    75.0%   上記のような結果となり 下位層の生徒ほど顕著に見られる傾向であった。   もしかしたら、勉強時間の差はもちろんだが 学習の取り組み方に置いて、下位層と上位層の間に 大きな学力の差が出ているのかもしれない。   3 勉強の仕方の勉強   中国の老師という思想家の格言で 『授人以魚 不如授人以漁』という言葉がある。   これは「飢えている人がいるときに、魚を与えるか、魚の釣り方を教えるか。」という意味だ。   魚を与えて手を差し伸べるのは一見優しさに見えますが ただ与えるだけでは、その人は一人で生きていくことはできない。   しかし、魚の釣り方を教えてあげれば 最初は苦労するかもしれないが、その人は一人でも生きていく力を 身につけることができるようになる。   そういった術を伝えていくことの大切さを 説いた言葉です。   この言葉は勉強にも通ずる部分があって ただ闇雲に『頑張れ!』、『たくさん勉強しろ!』 と伝えても、特に下位層の生徒にとっては なかなか難しい部分があります。   本当に大切なのは 努力の仕方や方向性を、しっかりと伝えることではないのでしょうか?   特に勉強の苦手な生徒ほど そういった手助けがより重要になってくるのかも知れません。

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模試などで自分の成績の立ち位置を把握することはあっても 勉強時間での立ち位置を把握することはあまりない。   具体的にどのくらい勉強すれば どの程度の中学、高校に入れるかという指標が知りたかったので 今回は平均的な勉強時間について調べることにした。   1 中学受験   中学受験の平均的な勉強時間を見ていく   https://resemom.jp/article/2022/02/04/65627.html   調査は2021年12月17日~18日、インターネットにて、Z会通信教育中学生向け講座を受講中で、2019年~2021年に私立(国立・公立)中高一貫校を受験した現中学生の保護者を対象に行われ、500人から回答を得たデータである。   こちらによると、小学4年生〜小学5年生までは 平日に1時間〜2時間の勉強時間が一番のボリュームゾーンになっている。   小学6年生から少しずつ勉強時間が増えていき 平日に2時間〜3時間という生徒が増えてきて 大半の子が1時間〜3時間の間に収まってくる。   https://resemom.jp/article/img/2022/02/04/65627/299797.html   次に休日の勉強時間を見ていく。 小学4年生〜小学5年生の間は 休日に1時間〜3時間が一番のボリュームゾーンであった。   平日の勉強時間と大きく変わらないのが少し意外だったが 休日は家族でお出かけする機会もあると思うので 平均したらそのくらいなのかも知れない。   小学6年生頃からは3時間〜5時間が増えてきて 受験間際には5時間〜7時間が一番のボリュームゾーンになる。 では次に、この勉強時間と成績について 多少無理やり関係性を生み出してみようと思う。   2 勉強時間と偏差値の関係     https://atarimae.biz/archives/9109   上の表は、偏差値に対応する自分の立ち位置を示した表である。 例えば、偏差値62.8の生徒は上位10%に属しているということが分かり 偏差値40の生徒は下位15%のあたりに属していることがわかる。   これと先ほどの勉強時間を 無理やり結びつけてみる。   基準として、小学6年生の春の時点での勉強時間を参考にする。   【6年生春 平日での勉強時間】 ・5時間以上(上位4%)               偏差値換算 67以上 ・4時間〜5時間(上位12%)        偏差値換算 62以上 ・3時間〜4時間(上位34%)        偏差値換算 54以上 ・2時間〜3時間(上位63%)        偏差値換算 46以上 ・1時間〜2時間(上位88%)        偏差値換算 38以上     【6年生春 休日での勉強時間】   ・9時間以上(上位4.6%)           偏差値換算 67以上 ・7時間〜9時間(上位12%)         偏差値換算 62以上 ・5時間〜7時間(上位30%)         偏差値換算 55以上 ・3時間〜5時間(上位62%)         偏差値換算 46以上 ・1時間〜3時間(上位93%)        偏差値換算 38以上   このような結果となった。   例えば偏差値60以上の中学を目指すのであれば 6年生の春時点で、平日は毎日4時間〜5時間勉強する必要はあるだろう。 そのくらいやらなければ、『勉強時間』という観点で 同じレベルを目指す子たちに遅れをとっていることになる。   また、同様に偏差値60以上の中学を目指すのであれば 6年生の春時点で、休日には7時間〜9時間 勉強に充てる必要がある。   もちろんこの中には塾の時間も含んでいるだろうが 春の時点でこれだけの時間を割かなければならないのは 中学受験の厳しさが一層身に染みてくる。   3 まとめ   もちろん、この時間はあくまでもざっくりとした概算である。 一人一人の能力も違えば、受験を目指したタイミングも異なるので 全く一概に言える数字ではない。   だが、一つの目安として使えるのではないだろうか。   生徒から『一日何時間くらい勉強すればいいですか?』と質問されたとき、こういったデータがあれば具体的にアドバイスを伝えることが可能になる。 例えば、目指す中学の偏差値が55であれば 平日4時間、休日6時間勉強するのが平均的である。   朝早く起きるのが得意だったら 朝30分 塾で2時間半 帰ってから宿題で1時間 このスケジュールでやってみたらどう?など、具体的に伝えることができる。 (もちろん、もっと勉強して構わない。)   闇雲に『頑張れ!』、『勉強しろ!』といっても無茶な話であって こうした具体的なやり方を伝えていくことが、大事なのではないでしょうか。       それにしても。 平日に2時間〜3時間勉強しても、勉強時間偏差値が50いかないとは 中学受験は熾烈だなぁ。。。。。。 次回は高校受験についても調べてみようと思う。

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『最近の子は裕福になった。』   この仕事を始めてから、こう思うことが増えた。 街を歩けば、男子高校生はママチャリではなくクロスバイクを乗っている子が目立つし、友達と焼肉に行ったという話も生徒からよく聞く。   そこで、本当に裕福になっているのかどうか 実情を調べてみることにした。     1 お小遣い額の推移   引用 http://www.garbagenews.net/archives/1996742.html お小遣い額の平均額だが、予想に反してこの30年ではほとんど変化がなかった。 直近の2〜3年でなぜか急激に増加しているが、すぐに元の額に戻っているため どうやら、裕福になったと思っているのは私の思い過ごしのようだ。     2 都道府県ごとの違い   だが、東京に住むようになってから、明らかに子供の羽振りが良いように感じる。 もしかしたら、住む場所によって異なってくるのでは?と思い、都道府県ごとのお小遣い額を調べてみることにした。   以下のサイトに47都道府県の小学生のお小遣い平均額が載っていたので そちらを参考にする。   https://47life.fukoku-life.co.jp/feature/1579/#47 【5月5日はこどもの日】47都道府県、小学生のお小遣いはいくら? | あなたの地域のお金情報 ~よんななライフ~47life.fukoku-life.co.jp   こちらのサイトを参考にすると お小遣い額のトップ5とワースト5は以下の県となる。   【お小遣い額 トップ5】             第1位 青森県 2,662円            第2位 東京都 2,545円            第3位 徳島県 2,000円            第4位 埼玉県 1,925円            第5位 山口県 1,865円   【お小遣い額 ワースト5】 第43位 北海道 925円 第44位 宮崎県 864円 第44位 岩手県 864円 第46位 香川県 773円 第47位 佐賀県 725円   このような結果となった。 ギリギリランクインしていないが、私の地元の山梨県は第41位であった。 これを見ると最下位の佐賀県と一番お小遣いをもらっている青森県とでは 2〜3倍の違いがあり驚いた。 どうやら、私が東京に来て感じた『裕福な子どもが増えた。』という印象は、時代によるものではなく居住地によることが大きいようだ。   ちなみに、なぜ青森県の子供はこんなにお金を貰っているのだろう? 一体何にお金を使っているのだろうか。。。。。?   3 お金と教育   2022年より、高校にて金融教育の授業が始まった。 若い人も金融について学ぶのはとても良いことだと思うが 一口に『お金の教育』と言っても大雑把で 何を勉強するべきなのかイマイチ見えてこない。 そもそも、世間ではどのような金融教育をのぞんでいるのだろうか。   https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000057383.html   『子供にどんな金銭教育を受けさせたいですか?』という質問に対して   1 お金の大切さ      70.9% 2 お金を稼ぐ大変さ    63.7% 3 お金の使い方      61.2% これらが上位に位置している。   では、どうしたらお金を大切さを学べるだろうか? 個人的には我慢を覚えることが大切だと思う。   お金の大切さを知るということは、言い換えると お金は限りあるものだと実感することである。   限りあるものに対しては、大切に扱う意識が芽生えるからである。 それゆえに、時には感情をコントロールして我慢をする。 という経験が子供には重要になってくるのではないかと個人的には思っている。   しかし、本当にもっと大切なことは 我慢を我慢として認識させないことだと思っている。 つまり、生活水準をむやみに上げず 程よく貧相な状態をスタンダードとして生きていく方が そもそも、我慢をしている認識すら出てこなくなり 幸せなのではないかと私は思う。   ひろゆきが好きな名言『舌を肥やすな、飯がマズくなる』20万部を突破した、ひろゆき氏の『1%の努力』。現在、パリで余生のような生活を送り、YouTubeやテレビでも大人気のひろdiamond.jp   ひろゆきさんの名言の中に 『舌を肥やすな、飯がマズくなる』 という言葉があるが、この言葉もそれを表している。   さらには昔、あたしんちという漫画の中で こんな場面があった   (恐らく母はここまで考えていないだろうが)この考えも共感できる。   みなさんはどう思いますか?

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『部活が大変で勉強できない。』 こんな言葉を耳にすることが多いが 果たして本当にそうだろうか? 生徒を見ている肌感としては、部活と成績にはあまり相関がないような印象を受ける。そこで、今回は部活と成績について調べてみることにした。 目次  部活の時間と成績の関係  令和時代、一番人気なのは○○部  もし生徒に  『勉強に専念したいので部活を辞めたい』  と言われたら、なんと答えるのが正解? 1 部活の時間と成績の関係   引用:リセマム 【全国学力テスト】部活時間と正答率に相関、部活「まったくしない」は最低 平成29年と少し古いが、このデータを参考にすると ほとんどの教科で『部活を全くしない』生徒の成績が一番低いことがわかる。 そこから部活動の時間と比例して成績も伸びていき 部活時間が1〜2時間の層で一番成績が高くなっている。 それ以上の時間を部活に費やすと少しずつ成績は下がっていき 3時間を超えると、部活を全くしない層と同じくらいの成績にまで下がっていく。 一番成績が高かったのが1〜2時間が部活時間の層であったが この部活時間はだいたい平均的な活動時間である。 また部活を3時間以上行うと成績にも影響がでるという結果だが 学校の部活動で3時間以上も行うのは稀だと思うので この層はあまり気にする必要はないだろう。   実際、学習時間と睡眠時間で見ても 部活動の有無ではほとんど変わらない。 どうやら、部活をしているかどうかでは 学習時間と睡眠時間にもほとんど関係がないようだ。 だがしかし、部活に3時間以上費やしている層の成績が低いのは理解できる。 毎日それだけの時間を部活に費やしていたら 帰宅後はもうクタクタで、勉強どころではないだろう。 けれども、部活を全くしない層の成績が低いのは どうしてなのだろうか? 時間もあるし体力も余っているため 効率よく勉強ができそうなものだが。 これは私の推測だが、おそらくスマホの使用時間との 関係があると思っている。   スマホの使用時間と成績に相関があるのは有名な話であるが 実はスマホの使用時間が増えると、長時間勉強しても なかなか成績が上がらなくなってしまうということも分かっている。 詳しい原因は分かっていないが、理由の一つに スマホによる脳疲労と考えられているそうだ。 皆さんも経験があると思うが、スマホを長時間使用していると 脳に疲労が溜まったような感覚にならないだろうか。 それが原因で、勉強してもなかなか定着しなくなるというのが 考えられている原因である。 部活がない分浮いた時間を使ってスマホの使用時間が長くなることが 原因の一つではないかと思っている。   2 令和時代、一番人気なのは○○部   だが最近、こんな調査結果を目にしてしまった。 どうやら、今一番熱いのは『帰宅部』らしい。 私の学生時代からは考えられない結果である。 個人的な意見だが 帰宅して家でスマホをいじっているくらいなら 部活動を通して成長を実感し 仲間と何かに夢中に取り組んでいる方が、よっぽど有意義ではないだろうか? と思っている私は古い人間なのかもしれない。   3 もし生徒に   『勉強に専念したいので部活を辞めたい』   と言われたら、なんと答えるのが正解?   私は常々、自分の成功体験や主観で生徒に助言することは極力控えるべきだと思っている。なぜなら、自分と生徒は別の人間であり、得意不得意も性格も全く違うため、その助言がその生徒に当てはまるか分からないからである。   私の高校時代の顧問の先生は、『部活を最後まで頑張ったやつほど、受験勉強も頑張り抜くことができる。途中で辞めたやつは受験勉強も中途半端になる。』と豪語していた。   だが一方で、成績が良くない生徒に対して、すぐ部活を辞めるよう促す先生もいた。   どちらが正しいかは分からないが、自分の経験則や成功体験をもとにアドバイスをすると、こうした真逆の主張が横行してしまう。なので、過去のデータや調査結果を踏まえ、その上で自分の経験則や生徒自身の性格などの材料を付け足して結論を出すべきだと思う。   もし生徒が『部活を辞めたい』と言ってきたら、基本的には反対した方が良いと思う。過去のデータからも、部活を辞めることで何かが好転することは少ないように思える。   だがしかし、本当に難関とされる学校を受けるために時間を捻出したいような生徒であれば、それを考慮すべきであろう。また、自分の中に夢中になれることがあって、部活の枠組みがなくても何かに打ち込めるような生徒であれば、もしかしたら部活動は何かの妨げになっているのかもしれない。   そんな、理論と人間味の狭間のような 教育ができたら良いなと思っている。

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