ケアレスミスをしたとき、どんな気持ちになりますか?
前回に引き続き、今回も「ケアレスミス」についてお話ししていきます。 みなさんは、ケアレスミスをしてしまったとき、どんな感情が湧いてきますか? 「まあ、理解はできてたし…」という安心感。 「なんでこんなところで間違えたんだ…」という苛立ち。 人によって様々だと思います。 今回は特に、ケアレスミスに対して“安心感”を覚えてしまう人にこそ、読んでほしい内容です。 ケアレスミスは「理解していた証拠」…? ケアレスミスとは、前回のブログでもお伝えした通り、「注意していれば防げたはずのミス」のことです。 たしかに、解き方を理解していたのに、ちょっとしたうっかりで間違えた!そういうこともあるでしょう。 でも、たとえ理由が“うっかり”であっても、テストの上ではその問題は0点です。 理解していなかった人や、そもそも解かなかった人と、同じ点数になるのです。 30キロ走ったのに、ルール違反で失格? ここで、ちょっとたとえ話をしてみましょう。 「右肩にたすきをかけて走る」というルールがある30キロのマラソン。 あなたは30キロ、全力で走り切りました。けれど、うっかり左肩にたすきをかけてしまった。その結果、あなたは失格。 一歩も走らず寝ていた人と、同じ扱いになります。 納得できますか? おそらく多くの人は「いやいや、それはちょっと…」と感じるでしょう。 でも、テストにおけるケアレスミスもこれと似たようなものなのです。 ケアレスミスは「笑って済ませていい」ミスじゃない 試験、特に中学生のテストのように「答え」だけが評価される場面では、ケアレスミスは容赦なく0点になります。 たとえどれだけ頑張って準備していても、ミスひとつでそれが水の泡になることも。 だからこそ、ケアレスミスは「仕方ない」「次がんばろう」で終わらせるべきではありません。 むしろ、悔しがるべきです。そして、少し踏み込んで言うなら、ケアレスミスを憎むくらいの気持ちを持ってほしいのです。 ケアレスミスを「本気で悔しがる」ことが、次への一歩 ケアレスミスをしてしまったとき、それを「惜しかった」で済ませず、本気で悔しがれるかどうか。 それが、次のテストで点数を伸ばす大きなカギになります。 「ただのケアレスミスだったし」と安心してしまっていないか? その安心が、あなたの成長を止めてしまっていないか? そんな問いかけを、この記事を通じて投げかけたいと思います。