2026.03.12
学年末テストの後に習うことが、入試では出る

今年の三重県公立高校後期選抜の数学で、こんな問題が出ました。
大きいさいころの出た目を10の位、小さいさいころの出た目を1の位として2けたの整数を作る。
この整数が素数になる確率を求めなさい。
一見すると少し難しそうに感じますが、実は使う知識はそれほど多くありません。
ポイントは次の2つです。
-
確率(中学2年生の内容)
-
素数(中学で学ぶ基本的な数の知識)
ただし、この組み合わせが「入試らしい問題」になっています。
まずは6×6の表を書く
さいころはそれぞれ1~6の目が出ます。
したがって作られる数は 全部で36通り です。
こういうときは、6×6のマスを書いて整理するのが一番分かりやすい方法です。
例えば次のように考えます。
| 10の位\1の位 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
| 2 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
| 3 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 |
| 4 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 |
| 5 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 |
| 6 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 |
このようにすると、作られる2けたの数がすべて見えるようになります。
次に素数を見つける
素数とは
1と自分自身以外で割り切れない数
のことです。
この問題では、表の中から素数を探します。
図の中で丸をつけていくと
11
13
23
31
41
43
53
61
の 8個 が素数になります。
確率を求める
全部で36通りのうち、素数は8通りです。
したがって確率は
8 / 36 = 2 / 9
になります。
この問題が示していること
この問題で使う「確率」は
実は 中学2年生の3学期で習う内容 です。
ただ、学校によっては
-
学年末テストの後に学習する
-
定期テストの範囲にならないことがある
ということも少なくありません。
そのため、入試で出ると「見たことはあるけれど慣れていない」という生徒もいます。
また、この問題では
-
表を書いて整理する
-
数の性質(素数)を考える
という 複数の考え方を組み合わせる力 が求められています。
入試問題は、
「特別に難しい公式」ではなく、
基本内容をどう組み合わせるか
を問う問題が多いのです。
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