春の入り口で、あの子は少しだけ背伸びをした。

冬が終わりかけたある日の夜。
食卓の上には、学校から配られたプリントが静かに広がっていました。
「中学校では、英語の授業がどんどん進みます」
「小学校で習った単語や内容は、既習として扱われます」
母は読みながら、ふと横を見る。
宿題を広げたまま、鉛筆を止めている娘——彩花(あやか)の姿があった。
「これ、なんて書くんだっけ……」
英語のノートに、少し崩れた“apple”の文字。
彼女は、困った顔でつぶやいた。
「覚えてるはずなのに、書こうとすると出てこないんだよ。」
その言葉は、母の胸にも静かに残った。
——“大丈夫なのかな。中学、ついていけるのかな。”
数日後。
母娘は、フォレスタの 「中学準備講座」 の説明会に足を運んだ。
先生は黒板に、見慣れた英文を書いた。
Where did you go this summer?
I went to the mountains.
「これ、フレーズとしては知っている子が多いんです。
でも——“なぜこう書くのか” までは、意外と説明されていません。」
先生は続けた。
「小学校で習ったことと、中学校で必要になることのあいだには、
ほんの少しだけ“すき間”があるんです。
私たちは、そのすき間をいっしょに埋めていきます。」
彩花は、配られたプリントの問題に鉛筆を走らせた。
小さな丸が、ひとつ。
またひとつ。
気づけば、表情が少し明るくなっていた。
講座が始まってから数週間。
英語の時間、彩花は初めて自分から手を挙げた。
「cat の複数は… cats です!」
先生が笑顔でうなずき、教室の空気が少し温かくなる。
帰り道、彼女は小さな声で母に言った。
「今日ね、できたんだよ。
なんかね、“わかった!”って感じがした。」
その夜、机の上のノートには、
丁寧に書かれた単語と、小さな花の落書き。
母はそっとページを閉じた。
——たぶん、大丈夫。
——この春を、ちゃんと越えていける。
中学準備講座は
✔ 小学校の復習を “書ける・使える” ところまで
✔ 中学内容を少し先取りしながら、ゆっくり整理
✔ つまずきや不安に、先生がとなりで寄りそいます
「入学してから焦る」のではなく、
「入学する前に“安心”をつくる」講座です。
体験やご相談は、どうぞお気軽にお声かけください。
お子さまの“最初の一歩”を、いっしょに支えます。
