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【立花ゼミ】入試過去問 1周目の取り組み方と注意点

こんにちは、

尼崎市にある1中学校専門塾、立花ゼミナールです!

高校受験対策で過去問に取り組むとき、
「本番と同じように時間を計ったほうがいいのでは?」
と思う人は多いでしょう。

しかし、過去問演習の最初の段階では時間を計らないほうが効果的です。
それには、はっきりとした理由があります。


過去問の最初の目的は「分析」

過去問を解き始める一番の目的は、点数を取ることではありません。

  • どんな形式で出題されるのか

  • よく出る単元は何か

  • 自分はどこでつまずくのか

こうしたことを正確に把握するために過去問を使います。

時間を計ると「間に合うかどうか」に意識が向き、
問題の中身を冷静に見ることができなくなります。
最初はじっくり解き、問題を理解することが最優先です。


実力不足と時間不足を分けて考えるため

時間を計らずに解くことで、

  • 時間があれば解ける問題

  • 時間をかけても解けない問題

をはっきり区別できます。

もし時間を計ってしまうと、
「解けなかった=時間が足りなかった」
と勘違いしやすくなります。

しかし実際には、
知識不足や解き方の理解不足が原因であることも多いのです。
正しい原因を見極めるためにも、最初は時間制限を外します。


焦りによるミスを防ぐため

初めて解く過去問は、

  • 問題文が長い

  • 記述が多い

  • 見慣れない形式

など、精神的な負担が大きくなりがちです。

そこで時間制限をかけると、
本来なら解ける問題まで落としてしまい、
「自分はできない」という誤った印象を持ってしまいます。

過去問は自信を失うためのものではありません。
実力を伸ばすための教材です。


正しい解き方を身につけるため

受験問題では、速さよりも
正しい考え方の流れが重要です。

  • なぜこの式になるのか

  • なぜこの答えを選ぶのか

こうした部分を確認しながら解く段階で、
時間を気にする必要はありません。

正しい解法が身につけば、
スピードはあとから自然についてきます。


時間は「後から」鍛えればいい

理解が不十分な状態で速く解くことはできませんが、
理解ができていれば、練習によって必ず速くなります。

そのため、過去問は

  1. 時間を気にせず解く

  2. 間違いを分析する

  3. 解法を定着させる

  4. その後で時間を計る

という順番が、最も効率的です。


まとめ

過去問を最初から時間を計らないのは、

  • 出題傾向を正しく分析するため

  • 本当の弱点を見つけるため

  • 焦りによるミスを防ぐため

です。

時間を計るのは「慣れてから」
この順番を守ることが、合格への近道になります。

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