【原北ゼミ】「答えがどういうものになりうるか」を考えてから国語の問題に取り組んでいますか?
こんにちは!
福岡市にある、1中学専門塾の原北ゼミナールです!
今回は、国語の読解問題に取り組む際の「考え方」について、少しお話ししたいと思います。
問題文より先に、設問を見ていますか?
国語の読解問題を解くとき、
「とにかく文章を読んで、がんばって内容を理解しよう」
というスタンスで臨んでいる子が、実はとても多いです。
でも、それだけでは点が取れる読解力にはなかなかつながりません。
大切なのは——
「この設問は、どういう種類の答えが求められているのか?」を先に意識してから読むこと。
つまり、「文章を読む前に、設問から“ゴール”を知る」ことがとても重要なんです。
設問から逆算する“読解力”
たとえば、設問がこんな内容だったとします:
「筆者の考えがわかる一文を本文中から抜き出しなさい。」
この時点で、
☑「抜き出し問題である」
☑「筆者の“考え”を問うている」
ということがわかります。
では、「筆者の考え」とはどんな表現で書かれていそうでしょうか?
・「私は〜と思う」
・「〜べきである」
・「〜ではないだろうか」
などのような主観的・意見的な文に目をつけながら、文章を読むことができます。
この“ゴールを意識する読み方”をしているかどうかで、正解率は大きく変わってくるのです。
「正しく読む」ではなく「正しく解く」へ
もちろん、文章の内容を丁寧に読み取ることは大前提です。
しかし、試験で求められるのは「読めたか」ではなく「解けたか」。
読解問題とは、いわば「読んで解く」ゲームです。
ルール(設問の種類)を理解し、戦略を持って取り組むことが、点数につながるのです。
設問の種類(記述・選択・抜き出し 等)を見極める力
問われ方から答えの方向性を予測する力
文章のどこをどう読むか、優先順位をつける力
などをしっかりと身につけることが大切です。
読解力は、ただの“センス”ではありません。
正しい方法と意識で、誰でも伸ばせる力です。
これからも、「考えて読む」国語力を育てていきましょう!
