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【14ゼミ】なぜ秋に葉は赤くなるのか?!

こんにちは!

豊中14ゼミナールです!

 


豊中14ゼミナールは、

豊中市にある<豊中14中学校を専門>に扱う個別指導の塾です。

塾長の伊豆です。


 

一気に気温が下がり、いよいよ【紅葉の季節】ですね!

街路樹や公園の木々が赤や黄色に色づく様子は、本当に美しいものです。

今回は、

紅葉の仕組み~なぜ葉の色が変わるのか~

についてお話しします。

 

結論から言うと、葉の色が変わる理由は、

色素の化学変化と光合成の停止です。

紅葉は、植物が冬に備えるための準備として起こる現象です。

 

葉の中には、主に3種類の色素が含まれています。

1. クロロフィル(葉緑素)

• 緑色のもととなる色素です。

• 光合成を行い、太陽の光を使って栄養(デンプンなど)を作り出す役割を担っています。

2. カロテノイド

• 黄色のもととなる色素です。

• クロロフィルの陰に隠れていて、普段から葉の中に存在していますが、緑色に隠れて見えません。

3. アントシアニン

• 赤色のもととなる色素です。

• これは普段は葉の中にありません。

紅葉のプロセスは、これらの色素のバランスが変化することで起こります。

1. 緑色の消滅 (クロロフィルの分解)

秋になり、日照時間が短くなり、気温が下がってくると、木は「もうすぐ冬が来るぞ」と感じます。

冬は葉を維持するための水や栄養の供給が難しくなるため、木は葉を落とす準備を始めます。

まず、エネルギー生産を担ってきたクロロフィル(緑色)の分解を始めます。

すると、葉の緑色が徐々に薄れて消えていきます。

2. 黄色や赤色の出現

緑色のクロロフィルが分解されて消えると、

それまで隠れていたカロテノイド(黄色)が目立つようになり、

葉が黄色に変わります。(例:イチョウ、ポプラなど)

一方、赤色に色づく葉(例:モミジ、カエデなど)では、

クロロフィルの分解と並行して、葉の中に残っている糖分と日光が反応し、

アントシアニン(赤色)という色素が新しく作り出されます。

この赤色が葉全体を覆い、見事な赤色になります。

 

美しい紅葉の鍵 

紅葉の色づきを左右する最も重要な条件は、気温湿度、そして日光です。

特に、美しい紅葉には「適度な寒暖差」が不可欠です。

紅葉を美しくする3つの条件

1. 日中の十分な日光(晴天):

• 光合成の名残の糖分を葉の中に残し、赤色のもととなるアントシアニンを作るためのエネルギーとなります。

日中に日光をたっぷり浴びることが、赤色の鮮やかさを決めます。

2. 夜間の冷え込み:

• 夜の気温が5℃以下に冷え込むと、葉から茎への糖分の移動が止まります。

これにより、葉の中に糖分がしっかりと蓄積され、より多くのアントシアニン(赤色)が生成されます。

• 逆に、夜間が暖かいままだと、糖分が葉から流出してしまい、赤色が鈍くなります。

3. 適度な湿度と乾燥:

• 乾燥しすぎると葉が傷みやすく、雨が多すぎると色素が流れてしまいます。

適度な湿り気があることが、長期間美しい色を保つのに役立ちます。

今の時期(10月〜11月)はまさに紅葉のベストシーズン!

今の時期、特に朝晩の冷え込みが厳しくなり、日中との寒暖差が大きくなります。

この大きな寒暖差こそが、

上記で説明した「夜間の糖分停止」と「日中の色素生成」を促進し、

一年で最も鮮やかで美しい紅葉を作り出す絶好の条件となるわけです。

 

まとめ

紅葉は、単に葉が枯れる現象ではなく、

植物が冬を越えるために水を節約し、エネルギーを調整するという、生きるための賢い戦略の結果です。

そして、その美しい色のグラデーションは、

秋の気温の変化(寒暖差)という自然の芸術によって生み出されています。

ぜひ、皆さんも身近な紅葉を観察して、葉の色素の働きや、自然のサイクルに目を向けてみてください!

 

 

いかがでしたでしょうか。

14ゼミでは、

単に勉強の中身だけでなく、

こうした勉強に繋がるあらゆることを生徒たちに情報を発信しています。

ご興味がありましたら、是非お気軽にお問い合わせください。

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