2025.06.17
必読:中学校英語がさらに前倒しに!? 〜小学生のうちに始めるべき理由とは〜 [代表:宮谷]
今日の最高気温は35度を超える予報です。
昨日も31度を超えていて、すでに朝からうだるような暑さでした^^;
我が家の子どもたちには、昨晩仕事帰りに買った「凍らせたアクエリアス」と「塩分チャージタブレット」を持たせて登校させました。

今日から水泳の授業も始まるようですし、休み時間には校庭でドッジボールが流行っているようなので、熱中症対策が欠かせません。
■ 英語「現在完了形」が中2に前倒しへ
さて、本題です。
国の学習指導要領の改定や教科書改訂により、主要単元の“学年前倒し”が続いています。
昨日も、新たな前倒しに気づきました。
それは「英語の現在完了形」が中学3年生から中学2年生へ前倒しになるということです。
現在は移行措置期間中のため、今の中学3年生はこれまで通り1学期の期末テストで現在完了形を学んでいます。
そして、今の中学2年生も来年度(中3)に習う予定です。
つまり、現在完了形を中学2年生で学ぶようになるのは、今の中1と小学生世代から、ということになります。
■ 英語の学力格差がますます広がる?
中学生の多くが、すでに英語の学習量の多さに苦戦しています。
そこにさらに文法事項が前倒しすることで、英語が得意な子とそうでない子の差が一層広がってしまうのではと感じています。
■ 小学校の英語授業では“準備不足”な現実
小学校で英語が教科化されて数年が経ちます。
しかし、本ブログでも度々お伝えしている通り、現状の小学校英語の内容では、中学校英語に対応しきれません。
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文法の説明はほぼ無い
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単語の暗記も無し
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「話す・聞く」中心で、自主学習頼み
本来、小学生のうちに身につけておくべき内容は――
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be動詞
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一般動詞・助動詞などの基本文法
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5W2H(疑問詞)
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英単語300-500語
ところが、これらを「絶対に覚えないといけないよ?」と学校側からも言われないので、子どもたちや家庭サイドも意識出来ずに時間が過ぎているのが現状です。
■ 中学進学後、つまずかないために
さらに中学校でも、文法の詳しい解説や単語暗記のサポートはほとんどありません。

つまり、自主的に学んだ生徒か、塾や英会話など外部でサポートを受けた生徒以外は「何をやっているか分からない」状態に陥ることも…。
■ セルモでは算数→英語へのシフトも可能
算数の進度が順調なお子様は、ぜひ小学生のうちに英語の学習にも時間を割いてください。
セルモに週2回以上通っている生徒さんで、算数に2〜3ヶ月分の「貯金」ができた場合は、週1回を英語に切り替えることも可能です。※あくまで算数の進度が十分であることが前提です。
もしまだ算数の貯金が十分でない場合は、英語は夏期講習などで学習時間を確保することをおすすめします。
■ 単語学習は“習慣化”がカギ
中学1年生の教科書の冒頭には、小学生で習得済みとされる単語が300語以上掲載されています。
この単語を覚えるだけでも、かなりの時間が必要です。中学校に進学してから覚え始めると、中学校の英単語を覚える時間が確保出来ず、全体の進捗に支障をきたします。
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単語を覚える習慣が無いと、習慣付けに時間がかかる
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スペル暗記が苦手な生徒も多い
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楽な方法は無いが、“地道に時間をかける”しかない
■ まとめ
英語の学習内容は、確実に難化・前倒しが進んでいます。
将来つまずかないためには、小学生のうちからの英語対策が重要です。
特に、「英語が嫌いになる前に」「分からなくなる前に」
早めに土台を作ってあげることが、将来の大きな差につながります。
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