【豊中第9ゼミナール】“うちの子、家ではやらなくて…”の裏側 ~5月・6月の個人懇談会~
こんにちは!
豊中市にある豊中第9ゼミナール、塾長の今後です!
現在、保護者様との個人懇談真っ只中です!
その中で、保護者の方からよくこんな声をいただきます。
「家では全然やらなくて…」
はい、めちゃくちゃよくある話です。
塾あるあるですね。
でもこの「家ではやらない問題」、実はちょっとした【すれ違い】と【深い意味】が隠れているんです。
今日はその“裏側”を、一緒にのぞいてみましょう。
■ 家は「安心」の場所=ちょっとダレる場所
まず知っておいていただきたいのは…
子どもにとって家は“心が休まる場所”。
だから、つい気が緩んでしまうんです。
塾や学校では、周りの目もあるし、少し緊張感をもって頑張ってる。
でも、家に帰るとホッとしてスイッチがオフになる。
つまり、家でサボる=だらしないじゃない。
むしろそれって、ちゃんと心が安定している証なんです。
■ 本人なりには「頑張ってるつもり」かも?
たとえば、こんなパターンもあります。
スマホで英単語アプリやってた →「遊んでる」と誤解される
ノート開いてるけど、進みが遅い →「考えている」のに「集中してない」と思われる
頭の中で復習中 → 無音すぎて伝わらない(笑)
つまり、保護者の目に見えていないだけで、実は何かしら頑張ってることもある。
特に思春期の子は、「やってるよー!」って素直に言えない子も多いですしね。
■ 家では“甘え”が出る。それは信頼の証。
塾ではちゃんとやる。
家ではグダグダ。
これって矛盾してるようで、実は信頼してる相手だからこそ見せられる姿なんです。
子どもにとって家は「弱音を吐いてもいい場所」。
だから、「やりたくない」「今は休みたい」が出ちゃう。
それって、ちゃんと保護者に甘えられてる証拠なんですよ。
■ じゃあ、どう声かけしたらいいの?
「宿題やった?」「早く勉強しなさい!」
…って言いたくなる気持ち、わかります。
でも、毎日のようにこれを言われると、子どもはこう思ってしまいます。
「どうせ信じてもらえてないんや…」
「もう言われる前からやる気なくなる…」
だからこそ、おすすめしたいのは【“勉強”以外のことから入る声かけ】です。
たとえば…
「今日、塾どうだった?」(関心をもつ)
「疲れてない?ちょっとお茶でも飲む?」(まず休憩)
「今後先生、最近また面白いこと言ってた?笑」
などなど。“関係づくり”ができたら、そのあとに勉強の話をすると、ちゃんと届きます。
■ 家と塾は「役割」が違っていい
塾は“教える場所”。
家は“支える場所”。
両方が同じ役割を担う必要はありません。
むしろ、それぞれが違うスタンスだからこそ、子どもはうまくバランスを取っていけます。
9ゼミでは、塾で見せてくれている「がんばってる姿」をちゃんとキャッチして、
「おうちではちょっとグダグダでも大丈夫!」と言える関係を大事にしています。
■ 最後に
子どもって、本当に繊細で、本当にまっすぐです。
でも時々、それが伝わりにくい形で表れてしまう。
だからこそ、親も先生も「ちゃんと見てるよ」って伝え続けることが大切なのだと思います。
「家ではやらなくて…」の裏には、
甘え、安心、がんばり…いろんな感情がつまってます。
そんな子どもたちを、これからも一緒に見守っていきましょう!