2025年度中学生の教科書小改訂ポイントとアップ学習会での学習
2024年度小学校の教科書小改訂に続き、中学校の教科書も小改訂がありました。
教科書改訂はおよそ4年に1度行われ、学習指導要領内容の修正やデジタル化推進などが進められています。10年に1度の大改訂と違い学習指導要領そのものの大きな変更はないものになります。
今回は、2025年の教科書改訂の主なポイントと、アップ学習会としての取り組みについてご紹介します。
■ 教科書改訂の背景
近年、急速に進化するAI・情報社会、グローバル化により、求められる力が大きく変化しており、これに対応するため、文部科学省は教育内容の改訂を定期的におこなっています。
今回の改訂は、「デジタル教材の活用」「対話的・主体的で深いまなび」を意識した内容になっています。
■ 主な改訂ポイント(科目別)
今回は主要教科についてコメントします。
国語
『文章を読む・書く中心からの脱却』
・QRコードの活用でデジタルコンテンツを利用した主体的学びの促進。
・議論し表現する機会の提供と語彙力を高める工夫。
数学
『データの活用の重視に伴う各学年での学習量の調節』
・QRコードの活用で作図、グラフ作成の補助、演習問題の増加。
・問題解決型の応用問題が増え、文章題の比率の増加。
英語
『段階的にと言われていた学習内容が短期間にさらに難化』
・デジタルコンテンツの利用
・英語での発表やディスカッションなど「使える英語」が中心に。
■アップ学習会の対応とサポート体制
教科書が変わることで、「内容が難しくなるのでは?」「学校の授業についていけるか不安…」という声も多く寄せられています。
アップ学習会では、この改訂に向けて以下のような対策を講じています
1、新教科書に完全対応したカリキュラムの導入
2、学校で実施される思考力・表現力を育てる授業を演習化して定着に繋げる。
3、二極化の多い英語は個々の進度に応じた実践
4、年最低3回の保護者面談を通じた個別学習プランのご提案
■最後に
「デジタル教材の活用」「対話的・主体的で深いまなび」を意識した学習は非常に重要です。しかし、基礎学力の定着や学習への興味の上に成り立つものであることも確かです。学校活動に自信をもって学べるよう今後もサポートしてまいります。
※改訂ポイントの詳細はご自身で調べた上でご活用ください。