デジタル教科書による学力低下や心身の不調
こんにちは
先日、なかなか衝撃的なニュースが飛んできましたね。
内容としましては、
教育先進国であるフィンランドではデジタル教科書が、子どもたちの体調不良や心身への被害、学力低下を招いたとして紙の教科書に戻す動きが高まっている。
2022年に国際学習到達度調査(PISA)で1位だったシンガポールでは心身が未発達の子どもに与える悪影響を懸念して小学生にはデジタル教科書を配布しないことを決定。
韓国ではAIを搭載したデジタル教科書配布を決めたものの保護者の大半が否定的で、導入は約3割にとどまっている。
韓国の教員労組は「未来の教育に必要なのは、AI技術より問題解決能力だ」と訴えている。
日本では、2月、中央教育審議会の作業部会が、昨秋からの議論の「中間まとめ」を策定し、デジタルを紙と同じ「正式な教科書」とすることなどを提起した。
デジタル教科書の使用拡大を前提とした議論の中で、海外の動向を十分検討した様子はうかがえない。
というものです。
海外では脱デジタル教科書、反デジタル教科書の流れになっているのですが、日本は…。
こうなってくると、いろいろ勘ぐってしまいますね。
学校に導入するパソコンやタブレットには大きな利権が絡んできますし、なぜそこまでデジタル化にこだわるのでしょう。
学校のテストや入試は紙媒体だというのに…。
あくまでも私見ですが、小中学生に映像教材やデジタル教材の類は心身面でも不安であると同時に、世界レベルで見てみますと、それで学力が上がったというより、下がったという事例の方が多いので、映像授業やタブレット学習はオススメできないことを追記しておきます。
海外では、デジタルによって「子どもが短気になった」「子どもが集中できなくなった」などの声が多いようです。
ゆとり教育が導入されて約10年後、失敗だったと元に戻し、2020年からは中学英語の学習内容が大幅に増え、これはムリがあったと今年、緩やかに覚えられるように改訂され、今度はデジタル教科書ですか…。
携帯電話のみならず、教育部門でもガラパゴス化しなければよいのですが…。
と、ため息をつきながら鉛筆を削る私です。