大学推薦入試「筆記試験・小論文である疑問」Part8「伝わる文章の書き方はあるの?」|総合型選抜・推薦型選抜|KOSSUN教育ラボ
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KOSSUN教育ラボ|総合型選抜(AO入試)推薦入試専門塾 副代表の西村です。
今回は大学推薦入試の「筆記試験・小論文でよくある疑問Part8」の解説をします。
【筆記試験・小論文でよくある疑問Part8】
「伝わる文章の書き方はあるの?」
小論文を書くにあたって文章力は欠かせませんが
それはセンスや技能のことではありません。
論理力が重要視される小論文では、洒落をきかせて
「うまいことをいったな!」と思われるような名文ではなく
一読してスッと頭に入ってくる「明文」が求められます。
小論文における良い文章とは、「伝わる文章」のことであり
それこそが「明文」なのです。
明文を書くためのコツはいくつかありますが
ここでは次の4つにまとめて紹介しましょう。
①一文は40字以内
②主語を抜かさない
③一文一意
④適度な改行
①について、短い文章はそれだけ「伝えたいこと」がクリアになっているということです。
さらに、一文を短くすることでリズムもよくなります。
新聞を読んでみると、ほぼすべての文章が40字以内で書かれていることがわかります。
もし、一文が長くなり過ぎてしまったら、接続詞を使って2つの文にわけましょう。
一文は短ければ短いほどいいと思っていて間違いありません。
②について、主語がない文章は、読み手からすれば誤解が生じやすくなります。
「私は〜」「あなたが〜」といったように、逐一主語を入れましょう。
それによって、意図の取り違いを未然に防ぐことができます。
③について、ここでいう一文一意とは、「一つの文章で伝えたいことは一つだけ」ということです。
限られた文字数の中で、一度に多くの情報を伝えたいという気持ちはわかります。
しかし、一文に伝えたいことを2つも3つも盛り込んでも、結局はたった1つも伝わりません。
④について、小論文を書く上では、入試担当者に
「いかにストレスを与えないか」を常に意識することが大切です。
そのためには、適度な改行が有効です。
具体的には「3行に1回」は入れたいところです。
時々、「どこで改行を入れればよいのかわかりません」という質問を受けることがあります。
決まったルールがあるわけではないのですが、文章のまとまりごとに入れるなど、規則性を重視しましょう。
また、一つの段落は最低二文以上で構成してください。
そもそも、改行を入れる理由とは、「読み手が文章を理解しやすくするため」に他なりません。
その意味では、改行した結果、行の半分以上が空白になってしまうようであれば、改行の位置を再考した方がよいでしょう。
そのような改行が続くと、スカスカのイメージを与えるからです。
「伝わる文章を書くために、センスや才能は一切必要ない」
次回は大学推薦入試の「筆記試験・小論文でよくある疑問Part9」を解説します。
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