【小園ゼミ】リベンジ
皆さんこんにちは。
尼崎市の1中学専門塾 小園ゼミナールの塾長竹内です。
本日は、久しぶりに真面目な塾っぽいお話をさせて頂きます。
先日、昨年まで勤務していた校舎の高校3年生から校舎の電話に連絡がありました。
「受かったよ!」
と。
大学生から塾でアルバイトを初めてから10年近くになりますが、この生徒の合格が過去1番嬉しかったかもしれません。
(もちろん、毎年どんな生徒の合格も嬉しいですよ)
というのも、この生徒は僕にとっては少し特別な生徒で3年前の高校入試で不合格にしてしまった生徒でした。
彼女は学校の定期テスト等は受ける事さえできればそこそこの点数は取るタイプの子だったのですが、
テストが受けられなかったり、朝起きれず学校に行けなかったりと色々問題を抱える生徒でした。
合格の可能性を考えたとき、志望した高校は内申点が足りていなかったので、勧めはしませんでした。
ただ、最後までやり切りたいという意志を尊重しました。
授業の無い時にも電話して呼び出したり、合格パワーアップゼミで朝起きられないので電話して呼び出したりと
自分の中で考えられることは全てしてきました。
しかし、現実は厳しく当日は不合格。
その話を聞いたときは「そらそうよ、おーん」と思う自分と
もっと何かしてあげられることは無かったのかと思ったことを覚えています。
基本的には「不合格」という経験は高校受験が初めてです。
英検・漢検の不合格とは格が違います
不合格・行きたい所から不要と言われることのダメージは計り知れません。
その後、高校生になっても塾を続けてくれ進路を一緒に探しながらテスト結果に一喜一憂し
学校では友人にも恵まれ、最後には「心理学を学びたい」と勉強嫌いの彼女が大学を決めました。
結果論にはなりますが、彼女にとって「高校受験の不合格」は不合格ではありませんでした。
語弊を招く言い方をしますが、必要な不合格でした。
もし志望していた高校に進学できていれば中学からの友人も多く、
そちらに引っ張られてしまい今の様に「心理学を学びたい」と
進学先を見つけることは無かったかもしれません。
我々は学習塾なので合格させることが仕事の一つですが、
ただ単に合格させるのではなく行きたいと思える学校に合格させることが仕事です。
生徒一人ひとりに最善な進路指導を行い、将来も見据えて指導していくのが我々の特徴です。
少しでも多くの生徒に笑顔になってもらえるよう、日々の指導に勤しんでいきます。
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