2024.11.25
【第2回】令和7年度入試 日帰り合宿勉強会レポート
昨日11月23日(土)は、受験生の日帰り合宿勉強会の2回目でした。
2回目と言うことで、雰囲気や学習の流れにも慣れてきたのでは無いかと思います。
会場は前回に続き、町田駅前の「ぽっぽ町田」です。
以下の通り勉強会の様子についてお伝えします!
(集合・持ち物確認)
①体調不良と学校見学会で数名の欠席や遅刻が出ましたが、その他の生徒さんは時間通りに集合出来ました。
なお、学校見学会の場合、勉強会は途中からの参加が可能ですので、なるべく学習時間や受験対策の経験の確保に努めて下さい。
②忘れ物はまだまだです。
今回もコンパスを忘れた生徒さんがいました。また、指定された教材を忘れるなど、持ち物管理が徹底出来ていません。自宅出発前の荷物確認を徹底して欲しいことを伝えました。
時間や持ち物は意識しないと、本番で本当に失敗してしまいます。
事実、昨年も試験開始時間に遅刻した生徒さんがいましたし、過去には筆箱一式を忘れて、直前に近所のコンビニで筆記用具を全て購入した生徒さんもいました(お金を持っていくように伝えていたので、購入出来て良かったです..)。
時間には余裕をもって移動する、出発時に玄関でもう一度カバンの中身を確認する、出来れば持ち物チェック表を作っておく、そういった習慣を身につけていきたいものです。
(学習内容)
①都立過去問・数学大問1
先週行った第1回の勉強会では、令和5年度と6年度の大問1を実施しました。
今回は、令和3年度と4年度を実施しました。
前回も、この数学大問1の46点を確実に獲得することが、とても大事であることを伝えました。
・計算問題は途中式を飛ばさず丁寧に。
・円周角の定理、確率、四分位数と箱ひげ図、作図(垂直二等分線、角の二等分線、垂線のいずれか)等は出題頻度が高いので、過去に勉強した内容をしっかり思い出し、確実に解けるように。
前回も1問1問、その解法やそのプロセスを丁寧に説明しましたが、今回も細かく噛み砕いて説明しました。
結果としては、前回と比べて計算問題は解けるようになった生徒さんが多いです。全体の平均点も底上げされています。満点が取れる人も出てきましたね。
しかし、計算問題以外はまだまだ課題が大きいです。先週から今週に掛けて、計算以外の問題の学習に自宅で取り組んだ生徒さんはほとんどいませんでした。
高確率(円周角と作図は100%)出題されるのが分かっているのに学習しないのはありえないことです。この分野はとにかく経験値を上げていく必要があります。
そういう意味では、まだまだ受験生としての意識が足りない部分かと思いますので、各ご家庭でもこの分野の学習への取り組みを促して下さい。生徒さん達にも、24日(日)に取り組むべき部分としてお伝えしています。
②都立過去問・英語大問2
前回は令和5年度を実施しましたが、令和6年度に着手する時間が足りなかったので、今回へ持ち越しとなりました。
日本に来た留学生と、その友達の会話文の問題です。会話に関係する地図やリストが資料としてあり、留学生が帰宅後にEメールを送ってくるなど、出題形式はほぼ固定されています。
つまり、読解の仕方や解き方のコツを掴めば、少なくとも選択問題は比較的容易に解答出来る問題です。自由記述の英作文は少し難易度が高いので、次回対策を取る予定です。
結果的には、数学と比べ全体として改善が進んでいません。数学は4回実施しましたが、英語はまだ2回目なので仕方ない面もありますが、指導した読解のコツをたくさん実践し、経験値を上げていく必要があります。
英語は大問3、大問4と2つの長文が控えています。大問2をまずはクリアしないと、次に進めないので頑張っていきましょう。
③都立過去問・国語大問3
国語は今回が初ですが(前回時間の都合で実施出来ず)、著作権の関係で令和6年度が実施出来ないので、令和5年・令和4年度分を実施しました。
国語は平均点が高いのが特徴です。
毎年平均70-75点となるので、
・漢字の読み書き(20点)、大問3の物語文(25点)、大問4の説明文(30点、記述文あり)はパーフェクト(合計75点)を目指すことが目標になります。
大問5は古典の解説会話文になるので、少し難しいからです。
さて、国語は実施前に詳細に解き方を解説しました。大問3は全て選択問題なので、消去法のコツを使えば概ね間違いなく解けるはずです。
選択肢の選別の仕方、本文の読み方等を説明して実施したところ、25点満点を取れる生徒さんが沢山出ました。参加した生徒さんの約半数が満点です。
一方で、こうやってコツを掴めば満点を取れるので、逆に言うと15点や20点の生徒さんは厳しくなります。
平均点が高い科目は、本当に1問の出来・不出来が影響しますので、しっかり精度を高めていきたいところです。
④漢字・英単語練習
今年の受験生の大きな課題です。小学生の頃から、漢字や英単語の学習を避けてきた生徒さんは、大きなハンディキャップを背負っています。
基礎英単語や漢字を覚えていない生徒さんが沢山います。
きちんと練習してきた生徒さんと比べて、大きなGAPになっています。特に漢字の読み書きは、③で書いた様に高精度に対応出来る必要があります。
これから引き続き合宿勉強会、そして冬期講習でも取り組んでいきますが、自宅でも復習や予習に時間を割いて下さい。
⑤進捗管理表のチェック
過去問や教材の進捗管理を写真のように行っています。
こういった進捗管理が初めての生徒さんもいますので、まずはリストに項目を書き込む、演習や復習が終わったらそれぞれシールを貼る、といった作業に慣れてもらう必要があります。
油断すると項目の書き忘れ、シールの貼り忘れが発生するので、こまめにチェックしていく必要があります。昨日は全員分の写真を撮影しました。各教室にフィードバックします。
それと残念なのは、前回から1週間ありましたが、自宅で取り組むべき教材に着手出来ている生徒さんが少ないことです。
受験マインドの醸成がまだまだ出来ていないこと、話を聞くと、スマホでゲームや動画に夢中になってしまっているので、そろそろ次のフェーズに移行して欲しいことを伝えました。
各ご家庭からも、「この時期に及んで深夜までゲームをしていて…。」とお話を伺っています。このあたりはご家庭で端末をお預かりして頂くしか解決方法はありません。
次回は11月30日(土)で、場所・時間も同じです。
今日24日(日)はしっかり学習時間を割きましょう。
・23日実施した過去問や英単語・漢字の復習、各テキストの学習、どんどん進めていってください。
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