2024.10.08
不足している学習の見極め、対策時間の確保! [代表:宮谷]
9月・10月第1週は小学生の方の体験学習・ご入塾が多かったです。
先週から、中学校の方のお問合せが始まりました。定期テストが終わりましたからね。
小学生の方は、新学年が半年経過し、保護者さんが改めてお子様の学習状況に不安を感じられ、改善を決意されたということです。
以前から本blogでは何度も申し上げている通り、国が定めた学習指導要領は、今の学校の授業時間ではとてもやりきれません。
学校の先生の責任ではなく、制度設計の問題と考えます。制度は急に変わることは無いので、学習時間を確保して対処するしかありません。
しかし、学校の授業時間を増やそうにも人員の問題が立ちはだかるので現実的には難しく、各ご家庭が何かしらの手段・方法で補うしか有りません。
改めて現状の小学校の科目別の課題を記載しておきます。
算数 : 各単元の前半部分しか取り組む時間が無く、後半部分は省略・流されがち → 学年が進むと影響が出ます。中学校の数学は、小学校の算数をすべて習得した前提で始まりますので、中学校で多くの生徒さんがつまずきます。
国語 : 特に文法や語彙の学習が省略されがち → 文法が分からないことは、中学校の国語の学習への影響が大きいです。また、英語を学習する際も、文法用語が分からないことの影響は大きいです。語彙の学習は語彙力に直結します。中学生になっても辞書引き出来ない生徒が大勢いる現状があります。
英語 : アルファベットの大文字・小文字の区分、基礎文法の理解、小学生英単語の暗記、これらが身につかないまま中学校へ進学している現状 →小学校では習得のための時間、授業が圧倒的に不足しています。暗記作業は原則行わないので、中学校進学までに各自で覚えきる必要があります。
理科・社会 : 基礎用語を暗記していない → 学校の授業時間が圧倒的に不足しており、覚えているかどうかのテストはほとんど行われません。特に、社会の地理や歴史の基礎用語の未習得は影響が大きく、都道府県名や基本的な時代名も覚えていない場合が多いです。
このように、内容・中身に対して授業時間・勉強時間が圧倒的に不足していること、また本来学習すべき中身・内容が学校から周知徹的出来ておらず、習得できていなくてもご家庭では気づきづらいです。
お子さんたちには時間はあります。ゲームや動画は1日何時間もやっています。その時間の半分でも、それぞれ不足している学習時間に充てることが出来れば、課題は順番に解消するはずです。
そういう意味でも、「何が足りていないのか?」「いつ、どの時間をその対策に充てるのか?」そのあたりを客観的に見極め、対策を進めていく必要があります。
我が家もSwitchの作動時間に今週から制限を掛けます。また、ipadも一定時間以降に使えなく設定しました。
子供達の不足している内容はこの仕事をしているので把握出来ています(笑)。あとは、それをどう実行するか、夕方・夜働いているので、そこが一番の課題です。週末にきちんと一緒に学習する時間を確保するところから、始めたいと思います。
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