2024年度第1回英検レビュー【準2級/2級】
2024年度第1回英検(6月1日実施分)について、過去問と難易度を比較しました。今回は準2級・2級編です。
著作権の関係で具体的な問題内容について記述できませんが、2024年度第2回に向けて過去問に取り組んでいる方の参考になれば幸いです。
今回も分析したのは英会話担当の金原。中高生を準1級・2級合格に導く当教室自慢の講師です。
<準2級>
【リーディング】
従来通りの難易度。
【ライティング(意見論述)】
2つ目の理由が見つけにくいテーマ。
「実験」は小学生には難しかったかもしれません。
【ライティング(Eメール)】
サンプルとは若干の違いあり。
Eメールの内容が理解しにくいものでした。
【リスニング】
傾向に変化あり。
最後まで内容を聞き、Questionを聞いてからでないと解けない問題が多々ありました。
【今年度からのリニューアル内容】
・問題数の削減(37問→29問)
大問1 短文の語句空所補充 →5問削除(熟語・文法問題など)
大問3B 長文の語句空所補充→3問削除(設問No.28-30)
・英作文の出題を1題から2題に増加
(既存の「意見論述」の出題に加え「Eメール」問題を出題)
・筆記試験の時間延長(75分→80分)
<2級>
【リーディング】
従来通りの難易度。
文章に使用されている単語も難しいものはありませんでした。
【ライティング(意見論述)】
2つの理由を書き分けるのが難しいテーマ。
使用する単語は難しくなかったかもしれませんが、理由2つをクリアーに書き分けるのが難しいテーマだったと思います。
【ライティング(Eメール)】
サンプル通り。
【リスニング】
傾向に変化あり。
難易度は変わっていませんが、最後まで内容を聞き、Questionを聞かないと答えられない問題が多々ありました。
【今年度からのリニューアル内容】
・問題数の削減(38問→31問)
大問1 短文の語句空所補充→3問削除(文法問題など)
大問3B 長文の内容一致選択→4問削除(設問No.30-33)
・英作文の出題を1題から2題に増加
(既存の「意見論述」の出題に加え「要約」問題を出題)
・筆記試験の時間は変更なし(85分)
<まとめ>
【準2級・2級】
ポイントは、傾向に変化が見られるリスニングと、テーマによりスコアが左右されるライティング。
レッスン内ではこの2点に力を入れています。
(リスニング)
答えと判断するためのキーとなる単語を聞き取るトレーニングをします。
(ライティング)
過去問の演習に加え、予想問題を出題。一人ずつ、満点に近づくための添削指導をしています。