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『子どもたちに非論理的な質問をして意識をちょっと変えてみよう!』

◇中学生にとって、勉強で一番大切な期間は、
実は、この9月から12月です。
中学生の数学嫌い、英語嫌いを決定させるのは、
中学1年生のこの時期なのです。この9月から
12月の期間に70%前後の生徒が、数学や
英語を嫌いになってしまいます。そして、
どの学年も学習内容の難易度が高くなって、
学力差が一挙に開く時期なのです。


◇この大切な時期に、皆さんのお子さんが、
勉強もしないでダラダラしていたら、皆さんは
どうするでしょうか。このメルマガを読んで
くださっている皆さんなら、Iメッセージを活用して、
自分の気持ちを伝えてみるというもの一つの手です。

「あなたが、この大切な時期に一生懸命
勉強しているのを見るのが、私は好きなんだけど」

「あなたが勉強をしないでダラダラテレビを見ていると
私、なんかイライラしちゃうんだけど…」

◇さらに今回は、人を動機づけるための非論理的な
質問について考えてみたいと思います。

◇皆さんは、お説教をする時、理路整然とした
発言をしていませんか?

「なんで勉強しないの?この大切な時期に勉強しないと、
高校に入れないわよ。」

「テストで良い点数を取らなければ、
内申点(学校の成績)も取れないし、あなたが望む高校へも
行かれなし、今やらなくちゃいけないのわかるでしょ!」

「良い結果を出したいのなら、良い原因を作らないと
いけないのよ。だから、勉強しなきゃ!」


◇実は、このような理路整然としたお説教は、
やる気を引き出すのには効果がないのです。
それよりは、非論理的な質問をする方が、
やる気を引き出す場合が多いのです。
例えばこんな質問をしてみてください。

「全く勉強をしたくないのを1。勉強を今からすぐにでも始めたい、
やる気満々の状態が10として、今あなたはどのくらい勉強したい?
1から10の間で答えてみて。」

◇この質問に対してお子さんが数値を答えたら、
このような質問をするのです。

「どうして、もっと低い数字を答えなかったの?」

◇子どもが、2と答えたとしたら、なんで1と
答えなかったのかを聞いてみてください。
理由を子どもが探すうちに、勉強をする答えを出すのです。
子どもたちは勉強をやらないと固い決意をしているわけではないのです。
ちょっとした質問で刺激してみることです。
ちなみにこの質問、全く論理的ではありません。
この数字に根拠なんてないのですから。


◇正攻法で攻めるだけではなく、たまにはこんな質問をして、
子どもたちの意識をちょっと変えてみてください。


『子どもたちに非論理的な質問をして意識をちょっと変えてみよう!』

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