2024.08.13
今週は戦争の悲惨さについて学ぶ大切な1週間! [代表:宮谷]
本日8月6日は、広島に原子爆弾が投下された日です。
9日が長崎。日本で戦争の悲惨さについて学ぶ、一番大切な1週間です。
私は小学校の社会の授業で学ぶ前に、中沢啓治先生の漫画「はだしのゲン」でその悲惨さを学びました。
「はだしのゲン」自体は、映画版も小学校で上映されました。確か6年生の時だったと思います。
あまりにも衝撃的なシーンが多く、上映が終わったあと多くの生徒が号泣していました。
出所:丸木美術館
自分はすでに漫画でその多くのシーンを読んでいたため、始めての同級生と比べるとそれほど衝撃は受けませんでしたが、改めて「戦争は絶対やってはいけないもの」と痛感したものです。
特に、主人公ゲンのお父さんや弟が家の下敷きになって亡くなるシーンや、その後の放射能によるゲンやゲンのお母さんの被爆症状、戦争孤児達が犯罪をしていかないと生きていけないシーンは、未だに目に焼き付いています。
そのはだしのゲンも、被爆地広島を始め、徐々に歴史教育で使われなくなっているのが悲しいところです。
もう一つ、私が小中学生の時に影響を受けたのが、手塚治虫先生の「アドルフに告ぐ」です。
こちらは、20世紀の最大の悪夢である、アドルフ・ヒットラーを題材としたフィクションです。アーリア人以外の人種をすべて憎み、ユダヤ人を弾圧・虐殺した独裁者がじつはユダヤ人だったら?という内容なのですが、この作品によりユダヤ人の迫害・大量虐殺を知りました。
https://tezukaosamu.net/jp/manga/14.html
ユダヤ人の大量虐殺については、ホロコーストと呼ばれています。
何と、当時ヨーロッパにいたユダヤ人の2/3(600万人)が犠牲となりました。
詳細はwikipediaに詳しく書いています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88
ホロコーストを題材として扱った映画には、
ライフ・イズ・ビューティフル、戦場のピアニスト、シンドラーのリスト、プライベート・ライアンなど多数あります。
この夏休み、小学校高学年以上の生徒さんであれば、こういった映画を通じて戦争の悲惨さを学んでみてもよいと思います。※映画により視聴年齢制限がありますので、その点は各ご家庭でご配慮下さい。
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