【城南ゼミ】イマドキ高校生の頭の中はこうなっている!
福岡市 城南区 の 個別指導学習塾ドリーム・チーム 城南ゼミナール です。
保険会社のジブラルタ生命さんが、ユニークな調査を行っているのをご存じでしょうか?
「高校生の意識に関する調査」というリサーチで、高校生の悩みやトレンド、興味関心、学習への考え方などをまとめたもので、毎年の恒例になっています。
その最新結果(2023年版)が、昨年末に公表されました。
<高校生の意識に関する調査2023>
https://command-ex.com/L3926/b1964/67401
調査の対象は多岐にわたっており、今年は結婚願望について尋ねた質問のほか、「蛙化現象」を経験の有無を尋ねるなど、時流をふまえたユニークな調査もあります。
(ちなみに、男子の15.5%、女子の30.0%が蛙化現象の経験ありだそうです)
もちろんこれらは「高校生のイマ」を知るにはかなり興味深い調査結果ですね。
さて、中でも私が印象深かったのは
「先生から言われて最もうれしかったコトバ」は何ですか、という質問です。
ここで言う「先生」とは学校の先生のことですが、塾の先生に置き換えても同じことが言えると思います。
みなさんは、1位に輝いた言葉は何だと思われますか?
正解は、
「頑張ったね・頑張っているね」(496票)。
2位の「すごいね」が180票ですから、実に倍以上の差をつけてぶっちぎりの1位です。
ここから分かるのは、成果そのものよりも、自分が「頑張った」という過程に対する評価を褒められるのを喜んでいることでしょう。
言い換えると、そういう自分を「見てくれていた」のが嬉しいのだと思います。
これを塾で考えると、「テストで100点を取ったから褒める」ことも悪くないですが、たとえ結果は85点だったとしても、100点を目指して頑張ったことを認めてあげるのが大切なのでしょうね。
コーチングを学んでいる方からすれば当たり前のアプローチに思われるかもしれませんが、こうして高校生本人の口から直接聞くと、ますます信憑性が高まります。
ただ、「頑張ったね・頑張っているね」は男女別でもそれぞれ1位ですが、より詳しく見てみると、男女では傾向に差があるようです。
496票の内訳は、男子が180票、女子が316票と、女子のほうが圧倒的多数でこの言葉を支持していました。
また、男子では「頭がいいね」が8位に入っているのに対し、女子ではトップ10圏外。
逆に女子は「頼りにしているよ・頼りになるね」が8位に入ってきています。
一般に、男子は能力を褒められることを、女子は自己有用感が満たされることを喜ぶと言いますが、このあたりも、まさにその通りの結果になっており興味深いです。
ふだんの小中学生の生徒さんへの声掛けにも、大いに活かせそうです・・・。