2024.07.02
学習する目的をきちんと伝えて指導したい! [代表:宮谷]
6月最後の週末です。近隣に青いあじさいがとても綺麗に咲いているご家庭がありました。心癒されました。
夏期講習のご提案書は保護者様のお手元に届いておりますでしょうか?
生徒さんの鞄の中に入れっぱなしのケースも多いので、ご確認頂ければ幸いです。
7/5(金)までのお申し込みが5%OFFの早割となります。すでに多数お申し込み頂いております。
さて、数学(算数)や英語の難しさは本blogで度々述べてきましたが、数学や英語ばかりに目がいって見逃されがちな科目が国語です。
国語と言っても、文法・漢字・物語文・説明文(論説文)・古典・漢文と範囲が多岐に渡ります。
学校の国語の授業で気をつけなければいけないのが、先生の嗜好が大きく影響するということです。
上記の単元を1年掛けてまんべんなく実施する先生もいれば、一部の分野に寄ってしまう傾向の先生もいます。中学校のテスト範囲表を見ると、テスト範囲が全然異なるケースが多いです。
中には古典や漢文は全く実施せず!みたいな場合もあります。
国語は分野が幅広くあるので、それぞれの分野を学習する意味を生徒さんたちにきちんと伝える必要があります。
一番出題量が多い「物語文」は様々な場面や会話から「自分と相手の状況を理解して、話すべき・伝えるべき言葉を選ぶ力」が身に付きます。
難しいのが文法です。「正しく日本語を使えるようになるため」というのは多くの生徒が理解できますが、一つひとつの内容が難しいため、途中で嫌になる生徒が多いです。
例えば、中学校で学ぶ文法で「形容動詞」という品詞がありますが、子供からしてみると「形容詞と動詞がくっついたの?なんのこっちゃ?」で有名な品詞です。
実際には動詞では無いのですが、明治時代に「性質は形容詞と同じだけど、動詞と活用の形が同じなので形容動詞」と名付けたのが始まりです。
こういった背景の説明無く、「暖かだ」は形容動詞なので覚えておくように!と習っても、生徒が関心を持つ分けも無いし、理解するわけがありません。
あまり細かい説明をすると逆に分かりづらい!「とにかく覚えれば良いんだ!」という人もいますが、今子供達の周りには動画やゲームなど楽しく刺激的な情報やコンテンツが沢山あるので、乱暴な指導では子供達は積極的に学ぶことは無いでしょう。
そういう意味でも、教室で国語や理科・社会を勉強してもう時は、なるべく生徒さんが関心を持ってくれるよう、何のために勉強するのか、日常生活との接点は?など、色々工夫して説明するよう心がけています。
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