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【高槻第3ゼミ】英語って難しい?いや、他と比べるとまだまし 2024年5月31日

高槻第3ゼミナールの播磨です。

 

高槻第3中学校は6月18日からテストが始まります。一年生にとっては初めてのテストになりますね。

二年生はもうお手の物かもしれませんが、一年生にとってはドキドキの瞬間だと思います。

国語、数学、英語、理科、社会に加えて技術家庭・美術音楽……

 

覚えることが……覚えることが多い!

 

数学はプラス・マイナス・集合・素数・素因数分解・最大公約数・最小公倍数など

英語はアルファベットからbe動詞(am,is,are)・一般動詞・助動詞、そしてその平叙文・否定文・疑問文など

 

加えて理社や技家音美の暗記……

 

多すぎ!!!

 

と、投げ出したくなる気持ちも分かります。

 

普段は極力分かりやすいよう、簡単に教えることが塾の(一つの)目的ですから、こういう話はしませんが……

こういう話はいかがでしょうか

 

英語、ほかの言語と比べたら覚えるのまだ簡単説~~~~!!!

 

今からするのは、ただでさえ覚えることが多いと思っている英語が、実はまだ他の言語と比べればまだマシであるということをお伝えします。

英語は世界の共通言語として名を馳せていますが、もし歴史が一つ違ってほかの言語だったら……

我々の脳みそはもっと大変なことになっていたかもしれない、というお話をします。

 

中一で、いや、大人になってからも間違われまくる存在が英語にはあります。

それは冠詞と呼ばれる、the とか a/an です。

 

その場で共通認識として指せるもので「その(ひとつの)」の場合はthe

不特定多数ではあるが少なくともその中の「一つのもの」である場合はa/an

 

英語を習っていると、絶対にぶち当たる壁がこの二つ。逆にこれの違いが分かっている人は生粋の英語話者なのでしょう(きっと)。

みなさんも、既にぶち当たっているひとならわかると思いますし、そうでない方は今後その難しさが分かる日がいつか来ます。

それはそれとして、それだけ人を悩ませるこの二つの冠詞とよばれるもの。

 

実は

 

theは定冠詞

a/anは不定冠詞

 

という名前があります。

これは、英語だけのものではありません。

英語以外の、例えばフランス語やドイツ語にも存在するわけです。

 

ドイツ語の場合

定冠詞

名詞の種類 男性名詞 女性名詞 中性名詞 複数形
1格 der die das die
2格 des der des der
3格 dem der dem den
4格 den die das die

 

はい。はいじゃないが。

 

お、多すぎ~~~……

 

男性と女性でわかれる→フランス語とかでもそうだからわかる

中性名詞→?????

 

しかもこれ、英語だったらtheで済む話なんですね。

 

さらにいうと、定冠詞のついた名詞(ものの名前)にも変化があり

名詞の種類 男性弱変化名詞 男性弱変化+複数-en 男性弱変化+-s 弱変化+-s(中性)
1格 der Student der Herr der Name das Herz
2格 des Studenten der Herrn des Namens des Herzens
3格 dem Studenten der Herrn dem Namen dem Herzen
4格 den Studenten der Herrn den Namen das Herz
複数形 Studenten Herren Namen Herzen

 

たはは……

男性名詞だけなんすけどね……いや、それでも多いというか……

 

え!?

不定冠詞が残ってる!???

 

名詞の種類 男性名詞 女性名詞 中性名詞 複数形
1格 ein eine ein  
2格 eines einer eines  
3格 einem einer einem  
4格 einen eine ein  

 

とほほ……

一応これらは規則性があるので、覚えようと思ったら覚えられるのですが、今後それを念頭に置いて自然に使いこなせるまで……長すぎ!かかりすぎ!大変!!

 

そう思うと、英語って簡単じゃないですか?the と a/anだけで済むので。

 

そして、もっと言うと……

 

英語は常に時代で変化し続け、効率化される言語であるともいえます。

 

今こんなに簡単な英語が、大昔の英語だとどうなるのか。

もうそろそろ始まるとは思いますが、古文とかやっていると「昔の日本語、むずかし~~」となるわけですが。

英語も同じで、昔は今ほど単純ではなかったんですね。

有名な話、be動詞は昔、めちゃくちゃでした(規則性はあるものの)

 

活用 人称・数 sindon bēon wesan
不定詞 sindon bēon wesan
  一人称単数 eom beo wese
直説法現在 二人称単数 eart bist wesst
  三人称単数 is bið wes(t)
  複数 sind(on) bēoē wesað
  一人称および三人称単数 wæs
直説法過去 二人称単数 wære
  複数 wæron
仮定法現在 単数 bēo wese
  複数 bēo   wesen
仮定法過去 単数  – waere
  複数  – waeren
命令 単数 bēo wes
  複数 bēoð wesað
現在分詞 bēonde wesende
過去分詞 gebēon

 

be-am-is-are-was-were-beenで済む現代の英語と違ってこんなにも変化が……

昔はこれほどまでに複雑に変化していたわけです。それが、現代になれば簡単になり、更に言うと……

 

三人称単数現在形の変化も、フォーマルな場ではないかぎり口頭ではなくなってきたそうです。

三単現のsと言えば、たとえばHe speak s のsのことですが、これも古英語の名残でしかなく、現代において口頭では省略されることもままあるそうです。

常に効率的に、簡単になり続けている英語、という話でした。

 

以上、これを見ても英語がまだめんどくさくなるようであれば、日本語はよりめんどくさいという話もあります。

我々は自然に話してはいますが、外国人からすればより難しい言語なのです。

それはまた来週に……。

 

高槻第3ゼミナール 072-668-6626

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