2024.02.26
小学校からの学習の積み重ねを力説したい。 [代表:宮谷]
受験対策もまだまだ続きますが、この週末は学年末テスト対策授業でした。
学年末なので、すべての科目の試験が実施され、範囲も各学年の教科書を終わらせないといけないので膨大なボリュームです。
鶴川教室では、中学1年生の生徒さんの数学が課題となりました。※他の科目に問題があるという意味ではありません。
ここ3〜4ヶ月で多くの中学1年生の方がご入塾されましたが、共通した課題が”基礎計算”が出来なくなっているということでしたので、正負の数や文字式・方程式の復習が必要でした。分数や小数の計算を苦手とする生徒さんの場合は、それらの復習も必要だったので、なかなか学校の授業範囲に着手出来ない状況がありました。
しかし、学年末テストは難しいので、少しでも得点を取ってほしいなという思いから、テスト範囲の平面図形と立体図形の学習を、この2週間の通常授業とテスト対策授業で取り組んでみることにしました。
授業を進め、そして生徒さん達とコミュニケーションを取ると様々な課題がありました。まず、学校の授業については、ほぼ内容がわからないとのことで、耳を傾けて授業を受ける事自体を放棄してしまっている人が大変多いということです。
窓の外を見たり、違うことを想像したり、授業が過ぎ去るのを待っているとのことでした・・・。
今回のテスト範囲は、どの中学校も平面図形と立体図形です。おそらく復習という意味で、計算問題や比例・反比例も出題されるでしょう。文章題もあるかもしれません。
平面図形・・と言っても、かなり広範囲の知識を求められます。
線分など用語の知識、図形の移動、点・直線・平面のいち関係、おうぎ形の面積・弧の長さ・・。
立体図形も展開図、面積、体積、それらが柱体・錐体・球体と様々あります。
おうぎ形の面積は円周の公式は小学校の時に習っているはずですが、多くの小学生がその時良くわからないまま進学している特徴があります。
つまり、小学校の時は分からず苦手にしていた、中学校の授業は流してしまっているという状況にあり、すべて一から学ぶ必要がありました。
そういったスタート地点から学習を始めたので、当然様々なハードルがありました。
それでも根気強くテスト対策授業を受けてくれた生徒さんは、なんとか範囲を終わらせることが出来ました。
理解の定着・・までは行っていないかもしれませんが、「何も分からない。」状況からは脱したと思います。
生徒さんたちには、「塾で復習出来るからといって、学校の授業を流すのはやめようね。少しでも食らいついて授業を受けて下さい。」と伝えました。
今の中学校の図形問題は、昔と異なりかなり細かく・複雑なことも学習します。
そのための小学校の知識となります。いま苦手にされている方がいれば、絶対にきちんと復習して中学校の進学に備えて下さい。
また、すでに中学校の生徒さんは、計算・図形の復習には時間が掛かります。復習に掛ける時間を優先して用意して下さい。
なお、明日数学がテストの学校が多いです。なんとか成果が出れば良いなと願っています。
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