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【受験対策】第9/10回 受験生日帰り合宿勉強会レポート

2月10日(土)・11日(日)に実施した、受験生の日帰合宿勉強会のレポートとなります。

今回で11月から実施してきた合宿勉強会も今回で終了です。

 

最後まで一所懸命取り組んだ生徒さん達、大変お疲れ様でした!

おそらくどの生徒さんも、「やばい、入試10日前なのに勉強が足りない!」と感じたはずです。

 

特に、都立高校を目指す生徒さんは科目も多く、そのボリュームに「もっと早く勉強しておくべきだった。」と毎年多くの生徒さんが反省されます。

 

さらに、ボリュームだけでなく難易度も高いので、単に基礎学習の量をこなすだけでは駄目で、受験レベルの問題の経験を多くこなす必要があったことも理解出来たはずです。

昨日で合宿は終了ですが、試験までは1週間プラスαあることを伝えました。

 

年明けから合宿勉強会では、英語・国語・社会の過去問を進めてきました。

 

回数を重ねると理解出来ますが、都立高校の試験問題は、出題方式や出題傾向など解き方のコツがあります。

 

改めて、そのコツを振り返ります。

(英語)

英語は日本人とその友達の留学生の会話文が大問で2つ(大問2,3)あります。長文を見た瞬間に身構える生徒さんが多いですが、まずは設問内容をしっかり確認し、その前後だけ読むようにして下さい。

 

難しい英単語は注釈に日本語訳があるので、それらは先に書き込んでおきましょう。また、there is(are)、alsoなど学校の定期テストではあまり出ないけど、都立特有の表現も共通しています。毎回迷う熟語や英単語は、辞書で調べて一覧を作っておきましょう。

 

テストが始まったら、段落番号を最初に振っておくのも必要ですね。設問と、本文を何度も照合する時に、段落番号を振っておくと見返しやすくなります。

 

そういった作業を事前に繰り返しておくことで、ほとんどが選択問題ですから、明らかに違う答えを4択から2つ消去出来るはずです。消去後に、もう一度問題の指図や本文を確認することで、正解は導けるはずです。

 

また、大問4の長文も文量はありますが、設問を先に確認すれば、すべての長文を読む必要はありません。そういったコツを理解した上で、文量は多いけど、恐れず冷静にアプローチして下さい。

(国語)

国語は何度も申し上げたように、平均点が高いので、確実に得点していきましょう。

 

まず、漢字で得点が取れていない人は、もう一度合宿で配布した漢字テキストの出題ランクSを解き直して下さい。都立の漢字の読み書き問題は、基本問題しか出ません。よって、ランクSは短期間で復習出来るので、もう一度取り組んでおきましょう。

 

また、字が汚い・乱雑としてきされた生徒さんは、本当に意識して丁寧に書きましょう。何度も言いますが、採点するのは皆さんではなく、高校側の先生です。皆さんの普段の字を見ていないので、配慮して採点はしてくれません。大きく・濃く・はっきりと・留め跳ね注意で筆記して下さい。

 

国語の物語文・論説文は、4択の選択問題ですが、選択肢をきちんと読むと、明らかに本文に書いていないこと含まれた選択肢が多く、消去法で答えを絞ることが出来ます。特に、論説文は大人が読んでも「何を言っているか分かりづらい。」問題が多いです。そういう意味では、英語の長文同様に諦めがちな生徒さんが多いですが、対応方法は英語の長文と同じです。

 

設問で指定された前後だけをまずは読むようにしましょう(設問1だけは最初から読まないと、話の流れが分かりませんが)。読む文量を減らせば、心理的な負担を減らすことも出来ます。

 

いずれにせよ、国語は高得点を取らないと受験を突破できない科目ですので、気持ちをしっかり持って取り組んで下さい。

(社会)

合宿で取り組んだ科目で一番ハードルが高いのが社会です。社会は歴史・地理・公民という、全く違う分野が3つ入っているからです。

 

しかし、都立の入試問題は出題形式や出題内容がある程度固定されているので(今後の試験が同じという保証はありませんが)、直前の学習はある程度内容を絞って勉強しても良いでしょう。※受験勉強初期から絞って勉強すれば良いというわけではありません。

 

歴史は飛鳥時代から室町時代、江戸・明治時代が出やすい、飛鳥時代から室町時代は主要な天皇や武士、寺院の名前、制定された法律の名前や内容がポイントです。江戸・明治は複合的な情報を組み合わせた問題が多く、世界の歴史と連動させた知識が必要なので、教科書を今一度良く読み込む、江戸・明治の年代と、世界のできごとの年代を突き合わせして把握しましょう。特に江戸時代が始まった1603年がキーです。

 

日本地理は都道府県名・県庁所在地とその特徴(気候、農業・漁業・工業など産業全般)を今一度把握する、世界地理は気候帯と雨温図、公民は権利・法律関係と、過去問題の解説を受けた生徒さんは「あれ、毎年ドイツは出てくるよね。」「あれ、アメリカのコーンベルトなど農業地帯と、サンベルトとそれ以外の気候の特徴を把握したおかないといけないよね・・。」「時差の計算は絶対だよね。」「公民分野は文章を読むと、明らかに誤答となる選択肢が多く、落ち着いて解けば解けるよね。」と理解出来たはずです。

いずれにせよ、保護者様におかれましては、生徒さん達が高度な学習に取り組んでいることをご理解頂き、最後まで暖かくご支援をお願いします。

 

また、これから受験を控える中学1年生・2年生の保護者さんは、基礎学習の早期着手、学習時間の確保及び生活習慣の改善)に取り組んで下さい。何度も述べていますが、スマホ中毒の生徒さん達の改善は容易ではありません。

 

昨日も、過去問題実施中にスマホを触り続けた生徒さんに注意申し上げました。本番であれば確実に失格です。それほど、お子さんたちのスマホ中毒は深刻ということになります。

 

さて、今週はラスト1週間の追い上げを各教室で行っていきますが、自宅でも学習時間を確保して下さい。夕方寝てから夜起きて取り組むと言っていた生徒さんがいましたが、朝まで寝るのがオチなので、それはやめておくように伝えています。健康管理にも十分な配慮をお願いします。

 

また17日の学年末テスト対策授業は、受験生の皆さんは過去問題を実施しますので、まだ申し込みが済んでいない生徒さんはお早めにお申し込み下さい。

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