大学推薦入試「出願書類でよくある疑問」Part8「自由記述のアイデアが思いつかない...」|総合型選抜・推薦型選抜|KOSSUN教育ラボ
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こんにちは!
KOSSUN教育ラボ|総合型選抜(AO入試)推薦入試専門塾 副代表の西村です。
今回は大学推薦入試の「出願書類でよくある疑問Part8」の解説をします。
【出願書類でよくある疑問Part8】
「自由記述のアイデアが思いつかない・・・」
自由記述では、必ずしも「自分の頭の中だけ」で0から1を生み出す必要はありません。
アメリカ広告業界の重鎮であるジェームス・ウェブ・ヤングは、著書『アイデアのつくり方』の中で、「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせである」という名言を残しました。
自由記述は「人マネ」でいいのです。
ただし、正しくマネる必要があります。
自由記述の対策をしていると、受験生から「合格者の自由記述を参照したい」と相談されることがあります。
それが有効かどうかは、人によって異なると私は考えています。
私たちが塾生にアドバイスする際は、常に一人ひとりの性格や特徴を考えながら何をいうかを決めています。
KOSSUN教育ラボには、合格した塾生が作成した自由記述のサンプルが蓄積されています。
厳重に管理されており、持ち出しは「不可」となっていますが、教室内であれば自由に閲覧できるようになっています(受験生にとっては喉から手が出るほどほしい「お宝情報」でしょう。それが目当てで入塾を検討する人もいるくらいです)。
ですが、中には、合格者の自由記述を見ることで、その内容に引っ張られてしまう人もいます。
そのような人は決まって他人の意見に流されやすい性格です。
先に他の人が試してうまくいけば、自分も無条件にそれに飛びつこうとします。
「事例大好き人間」の思考は安易です。
「こう書けば受かる」といった「答え」を心のどこかでほしがっているのです。
ラクをしたいと思うこと自体は悪くないですが、深く考えることなくよい自由記述は作れません。
つまり、思考が停止してしまい、「合格者のものをマネておけば、まず間違いはないだろう」と、自分でものを考えなくなってしまうタイプです。
一方で、人によっては参照した方がよい場合もあります。
合格者の「考え方」をマネることができる人です。
合格者の発想に触れることで、自分の中の常識を打ち破り、自由度を上げることのできる人です。
「合格者の自由記述を見せてください」という前に、自分がどちらのタイプか、一度考えてみてください。
合格者の自由記述より、もっと参考にした方がいいのが「街の広告」です。
合格者の自由記述を見れば、「合格するための最低レベル」がどれくらいかはわかりますが、最高レベルの作品を追求することが目的なら、プロの作品に触れるべきです。
受験生はあくまでもアマチュアであり、「プロ」ではありません。
プロの作品は圧倒的に優れている上、合格者の自由記述よりも身近にあります。
「アイデアの宝庫」である街の広告からヒントを得ましょう。
通学途中の窓から眺めるだけでも構いません。
友達と渋谷や原宿といった都心の流行が集まる街にショッピングに行った際に、写真を撮って帰ってくるのもいいでしょう。
アンテナを張り巡らせて歩いていれば、必ずビビッとくるものがあるはずです。
その広告の何に惹かれたのか、自分の目でよく観察してみましょう。
多くの作品に触れれば触れるほど、あなたの感性、モノを見る目が養われます。
これぞまさに「生きた学び」といえます。
「自由記述は人マネでいい。街の広告からヒントを得よう」
次回は大学推薦入試の「出願書類でよくある疑問Part9」を解説します。
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