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都立推薦入試の作文テーマ [教室長:松本]

先週の金曜日と土曜日に都立高校の推薦入試が実施されました。

 

ほとんどの生徒は金曜日だけでしたが、一部の生徒は土曜日に面接やスポーツ推薦に臨みました。二日間に渡って実施されたのは町田工科高等学校や松が谷高等学校などです。

 

町田工科高等学校は金曜日にタイピングや集団討論が行われ、松が谷高等学校は作文が実施されました。

 

帰ってきた受験生にご協力いただき、内容をまとめましたので、ご参考にしていただければ幸いです。詳細をメールで教えてくださった保護者様にも感謝いたします!

さて、松が谷高等学校のお題は吉野源三郎さんの小説「君たちはどう生きるのか」の抜粋をもとに「人類の問題の解決策を発見するために、どのような学びをしたいか」を文中の言葉を用いて記述するものでした。

 

作文には2種類あります。それは「感想文」と「意見文」です。正直、後者の意見文は小論文との区別が難しいと思います。ただし、一般的に表やデータなどの客観的なデータをもとに書くのが小論文ですので、今回の松が谷高等学校のお題はやはり作文になるのでしょう。慶応大学の環境情報学部や総合政策学部の小論文に似ている気もしますが、今後はこういったお題にも対策が必要かもしれません。

一方、山崎高等学校の作文は模範的な内容でした。

「中学校生活でがんばったことを自身の経験・体験をもとに具体的に挙げ、それを高校生活でどう活かしていくか、あなたの考えを五四〇字以上 六〇〇字以内で書きなさい。」

 

また、小川高等学校も「小川から大海へ」とはどのようなことだと考えるか、それをふまえて、高校生活をどのように過ごしていきたいか?でした。

 

上記の内容は面接練習で練習してきましたので、「書けた」という生徒が多かったです。このようなテーマがしっかり書けるかどうか、内容が充実しているかどうか、生徒の人物像を考察するには無難なテーマです。

しかし本音を言いますと、作文でその生徒を判断するには情報不足だと思います。生徒の「3年間の歩み」をたった600文字で判断することは不可能です。面接もだいたい10分前後です。

 

だからこそ調査書(内申点)の配点が何よりも大きいのです。面接や作文練習をしていた受験生を見てきた下級生の皆さんは、そのことをしっかり意識して残りの中学生活を送ってください。

 

合格発表は今週の金曜日です。

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