【渋ゼミ】成績がいい、ということ 2023年10月5日
みなさんこんにちは!
渋ゼミの塾長です!!
今日もとあるセリフを紹介します!
「いくら成績が良くても、それはパーツの集合体にすぎません。
私はそういうパーツではなく、思考を生み出すシステムが知りたいのです」
これは以前紹介した「氷菓」という作品のセリフです。
元が小説ということもあり、言葉遣いや表現がしっかりした作品でもあるので、興味ある方は是非読んでみてくださいね。
さて、ここ最近は「成績」について考えることがよくあります。
生徒や保護者様から「成績が…!」という相談を受けますが、私が大事にしていることは
「成績をとった先」にあります。
例えば
「5教科で450点だけど、何も思考しない」
「5教科で200点だけど、新しいことに対して自ら考える」
この2人がいた場合、私は後者のほうが素晴らしいと思っています。
もちろん、450点がとれるのは素晴らしいです。
でも、点が高いことだけではなく、その知識を使って何かを思考することの方が素晴らしいと考えています。
生徒は「簡単に覚えられる方法」を探そうとします。
しかし、そんな方法は存在しません。
ただ、自分にとって効率のいい方法はあるかもしれません。
それを見つけるには「様々な勉強方法」を試して、勉強方法の知識を持つこと。
それらの経験や知識を使って、自分にとって効率のいい方法を考える必要があります。
料理が1つ作れるようになったからといって、いきなり自己アレンジはしないはずです。
様々な料理をレシピ通りに練習し、何回も試行錯誤して料理の知識や効率のいい方法を学んでいきます。
それらを使って自分なりにアレンジするんです。
何事も近道はありません。
まずは「数をこなす」「量をこなす」
量が足りない生徒は「勉強の方法」が蓄積されません。
成績は良くても、壁に当たったときに乗り越える方法が分かりません。
私は「成績が良い生徒」こそ「その知識を無駄にしない」ために「様々な勉強方法を知っておく」必要があると考えています。
お子様が「ただ知識を持つパーツ」ではなく「パーツを組み立ててシステムを生み出せる」ようにしたい。
それが私の学習方針であり、それが出来るようになれば自ずと勉強も楽しくなります。