我が子の反抗期への対処法 ◎EDIX春田校
こんにちは。
保護者面談をしていると中学生の保護者様の多くが我が子の反抗期の対処に苦慮されていることがわかります。
もしかしたら、これを読んでいるあなたもその1人なのかもしれませんね。
多くのケースがありますが、一番多いのは親の一言に対する反抗。
「勉強しなさい。」
「勉強したら?」
「勉強しなくて大丈夫?」
上記3つは言葉こそ違えど、言っていることは同じです。
2つめと3つめは「?」がついているものの、これは質問ではなく詰問。
相手の反応を期待して投げかけているのですよね?
わかりにくいですか?
「将来、どんな仕事がしたいの?」
これは質問。
回答は無限と言ってもよいほどあります。
「何時までスマホをいじってるの?」
これは質問のようで詰問。
きっと、さっさとスマホを触るのをやめて勉強しろという意味ですよね。
よって子供が「8時」や「9時」という回答をしようものなら、間髪入れず「いい加減にしなさい!」という言葉を投げかけるのではないでしょうか(笑)。
最近、反抗期の悩み相談を受けた保護者様のお子様は成績優秀で、通知表もほぼオール5です。
ただ、親の目の前で勉強せずに遊んでばかりいるとイライラしたり、心配したりするのは親心、と、つい先日のブログでも書かせていただきました。
ただ、塾で指導をしていると、集中力の高い生徒たちはその場で覚えてしまうので、家で復習しなくても、授業内で理解し、覚え、テストで高得点をとれてしまうのです。
私からのアドバイスは
「もっと我が子を信じて見守ってやればいい。
親が過干渉だから自我の目覚めた子どもは反発するものです。
自分で考えさせ、行動させ、それで我が子が失敗したとき、その時初めて親がそっと声をかければいいのです。」
というものでした。
確かに、今の日本では「学歴は関係ない」と言われつつも、特に秀でた身体能力がなかったり、自分で起業しない限り、高学歴者が優遇されます。
今、特に目標や夢がないならそれでいいのです。
ただ、自分で考えながら人生を歩んでいく中で、いつか目標や夢ができたとき、「手遅れ」にならぬよう選択肢を広げておくに越したことはありません。
中学生ともなると、もはや「かわいい。かわいい。」の時期は終わっていて、親の着せ替え人形ではなく自分で服も選びたがる時期です。
そのように自我の目覚めた子どもの反抗期への対処法は、スルーあるのみ。
命令するから反発する。
その反発に感情的になったら親の負けです。
怒鳴ったり、力に訴えるしかない親は我が子に完敗です。
子どもの言葉(時として屁理屈)に論破されて言い返す言葉がないということです。
本来、子どもと健全な関係を築き、会話をしっかりと行えば、大声を上げる必要などないのです。
怒鳴られて育った子は怒鳴る人間に育ってしまうかもしれません。
提案型、応援型で我が子の背中をそっと押すくらいがちょうどよいのかもしれませんね。
我が子の将来を真に憂うならば、小さな挫折をたくさん味わわせて強い個に育てればよいでしょう。
小さな挫折を克服した達成感の積み重ねが、やがて大きな自信へとつながります。
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