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学校の先生に、伝えていただきたいこと [代表:宮谷]

最近、国の学習指導要領が難化していることにより、学校の授業についていけるお子さんと、そうでないお子さんとの学力差がますます広がっているように感じます。

勉強が不調な人のイラスト(男性)

しかし、授業についていけないお子さんに対し、学校側が取れるサポートには限りがあります。

学校の教室の後ろのイラスト(背景素材)

例えば、算数・数学・英語など一部の教科では「少人数クラス」が設けられている場合もありますが、実際には先生の人手が足りず、設置できない学校も少なくありません。また、同じ学校でも学年によって対応が異なる場合もあります。

 

加えて、少人数クラスとはいえ、「個別対応」というほどの手厚さがあるわけではなく、授業内容が少し易しかったり、繰り返し回数が少し多かったりする程度にとどまるのが実情です。


そんな中、先日ある生徒さんから相談がありました。

 

「学校に行きたくない」とのことでした。

 

この生徒さんは、学校の授業内容が分からなくなったことをきっかけに、お友達の紹介でセルモに入塾されました。今は過去のつまずきに向き合いながら、順を追って課題を一つずつ克服している最中です。授業中はとても集中して頑張っています。

詳しく話を聞いてみると、学校の先生からの言葉がつらく感じられたようで、「そんな問題も分からないのか」と言われたように受け取っていたようです。

 

もちろん、先生が本当にそう言ったかどうかは分かりません。もしかすると先生は「これはできるようになろうね」と励ましのつもりだったのかもしれません。しかし、自信を失っているお子さんにとっては、ネガティブな言葉として受け取られてしまうことがあります。

 

実は、私たちも同じような経験があります。励ましのつもりでかけた言葉が、逆に傷つけてしまったというケースです。

ネガティブな人のイラスト

この生徒さんは、「保護者には話している」と言っていましたが、念のためご家庭にご連絡を差し上げたところ、保護者の方はその話をご存じなかったとのことでした。

 

こうした“すれ違い”は、決して珍しいことではありません。生徒さんが何かの拍子にそれに近いことを話していたとしても、保護者の方にとっては深刻な悩みとして受け取れなかったのかもしれません。

 

大切なのは、今現在、お子さんが「つらい思いをしている」という事実です。

 

私は保護者の方に、学校の先生に対して次のようにお伝えいただくことをお勧めしました。


「子どもに学習上の課題があることは保護者としても認識しています。現在は塾に通い、一つずつ復習に取り組んでいます。少し時間がかかるかもしれませんが、今は集中して頑張っているので、どうか温かく見守ってください。」


そして生徒さんには、次のように声をかけました。


「確かに分からなくなった単元はあるけれど、今ちゃんと一つずつ復習しているから大丈夫。気にしすぎず、自分を信じて頑張っていこうね。夏休みにはまとまった時間で復習もできるから、そこでまた力をつけよう。」


その後、生徒さんは集中して学習に取り組み、帰りには元気に挨拶をして帰っていきました。少し気持ちが晴れたのかもしれません。

 

このような相談は日常的にありますが、大切なのは「早めに対応すること」だと考えています。感情的にならず、事実を冷静に確認し、適切なサポートに繋げていくことが重要です。

男性の先生に相談をしている女子生徒のイラスト

なお、冒頭でも触れましたが、今の学校教育は先生方にとっても非常に厳しい環境になっています。

 

授業時間は変わらない中で、体験学習や道徳教育の比重が増え、主要教科に割ける時間が減っています。そのため、家庭での学習や、私たちのような塾での補助が無ければ、すべての内容を消化するのは難しくなっているのが現実です。

 

だからこそ、「誰かのせい」にするのではなく、学校・家庭・塾が連携し、お子さんの成長をあたたかく支えていく姿勢が大切だと感じています

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